4月14日、経営学部 千島准教授は、株式会社アプティで「社会で起きている従来価値観の変化に新入社員としてどう対応するか」をテーマとする企業研修を行いました。

普段のゼミ授業で、自動車産業の変革期に創出できる「企業全体の組織力」や「組織固有の強み」を学習課題として取り上げており、アプティ社にフィードバックしながら議論や調査を共に行う関係性を築いています。

研修の前半は、世の中で新しい価値を創出した企業は情報を正しく読み取っている点を中心に確認・議論する時間となりました。途中のディスカッションでは、環境によって人間の性格や能力はなぜ変わるのかに着目し、個人の能力に制約や限界があるから組織には段取り・ルールがあること、これらの事例をもとに再確認しました。

研修の後半は、社会で起きている消費者価値観の変化がどのように起きるのかを仕組みとして理解する時間となり、これに対しアプティ社が従来から持つ強みを確認するとともに、それを変化させる方法を具体的に考える時間となりました。

阪南大学では、社会・企業との連携によって、互いの知を拡張させる取り組みを活発に進めています。今回は、企業研修を通じ関係する事業の変革に向き合う取り組みについて共に考える時間となりました。研修に参加した新入社員の方々は、研修で感じたことを配属された先で少しでも実践できるように、大学としてもサポートする方向で、引き続き連携を進めていきます。