阪南大学国際学部国際観光学科の重谷陽一准教授の著書『非対称競争下における競争戦略:寡占市場でLCCはいかに生き残ったのか』(図書出版 文理閣/2025年2月発行)が、
このたび「日本交通学会賞(著書の部)」を受賞しました。
本書は、阪南大学の学術シリーズ「阪南大学叢書」の一冊として刊行されたもので、日本の国内線旅客航空市場という寡占的な環境のもとで、
LCC(格安航空会社)がどのような競争戦略を展開し、生き残りを図ってきたのかを、競争戦略論および産業組織論の視点から実証的に検証した研究成果です。
今回の受賞は、航空・交通分野における競争メカニズムの理解を深めるとともに、学術的な貢献のみならず、交通・観光産業における実務的課題の解決にも寄与するものとして評価されました。
なお、本書の出版にあたっては阪南大学出版助成を受けており、大学の研究支援体制が優れた成果として結実した形となりました。