現地を訪れることで新たな魅力に気づく大切さを学びました
今年度の森重ゼミ3年生は佐賀県唐津市を調査対象地に選定し、9月17~19日の3日間、現地調査を実施しました。前回は1~2日目の調査の様子をゼミ生が報告しましたので、今回は2~3日目の調査の様子をお伝えします。
今回の現地調査の前半は天候に恵まれませんでしたが、後半は天候も回復し、3日目に訪れた鏡山展望台で見た虹の松原やいろは島展望台から見たいろは島など、美しい景観を眺めることができました。佐賀県の観光資源についてあまり知らないゼミ生でしたが、今回の現地調査を通して多くの魅力に気づき、現地を訪れることの大切さを学んだと思います。今後は現地調査で集めた素材を活用し、唐津市の魅力を発信する動画作成に取り組んでいく予定です。(森重昌之)
今回の現地調査の前半は天候に恵まれませんでしたが、後半は天候も回復し、3日目に訪れた鏡山展望台で見た虹の松原やいろは島展望台から見たいろは島など、美しい景観を眺めることができました。佐賀県の観光資源についてあまり知らないゼミ生でしたが、今回の現地調査を通して多くの魅力に気づき、現地を訪れることの大切さを学んだと思います。今後は現地調査で集めた素材を活用し、唐津市の魅力を発信する動画作成に取り組んでいく予定です。(森重昌之)
当日の現地調査の様子
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七ツ釜
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唐津のジェットコースターの道
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加部島珈琲焙煎所での様子
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犬頭の棚田から見た鷹島肥前大橋
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鏡山展望台から見た虹の松原
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鏡山展望台での調査の様子
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参加した学生の報告
青と緑のベストマッチング・七ツ釜
国際観光学部3年 三砂加那子
9月17日(水)から19日(金)にかけて、男子学生7人、女子学生2人、先生1人の森重ゼミで佐賀県唐津市へフィールドワークに行きました。今回のフィールドワークの目的は、47都道府県認知度ランキングで最下位(46~47位)になっている佐賀県の魅力(スポット・グルメなど)を見つけて、「こんなスポット・グルメがあるんだ」と知ってもらいたいという目的で、現地調査を行いました。
1日目と2日目の午前中は、雨が降ったりやんだりと天気に恵まれず、自然の写真や動画を撮ろうとしても、なかなか色が映えなかったので、撮る角度や時間帯・向きなど、とても悩みました。しかし、雨が降った影響で暑さをあまり感じなかったので、その点は良かったと思っています。
このタイトルにもある七ツ釜は、2日目の13時頃に行きました。天気もようやく恵まれ、晴れました。ホテルからに自動車で約25分で行くことができました。道中、真っ直ぐな道がほとんどで、私以外の運転ができるゼミ生は「すごく走りやすい」と言っていました。私は運転ができないですが、真っ直ぐな道が多かったからか乗り心地がとても良かったです。目的地周辺に駐車場があり、観光客や地元の方がたくさん来るのか、とても広くて大きい駐車場だったので驚きました。駐車場からは徒歩で10分弱歩きました。駐車場には、七ツ釜周辺のスポットまで載せられた大きな地図と看板がありました。それがなくても、途中3、4ヶ所ほど案内の看板があったので、迷わずに向かうことができました。山道がジブリに出てくるような雰囲気だったので、ワクワクしました。山道を抜けると、真緑の野原が広がっていて、異世界にいるような雰囲気を感じることができました。ここから、少しずつ七ツ釜が見えてきて、歩いていると季節が関係しているからかもしれませんが、小さなバッタが一気に飛び交ってビックリしました。虫が苦手な人は9~11月は避けた方が良いかもしれません。
七ツ釜は海に近いので、風が気持ちよくリフレッシュできるスポットになると思いました。なだらかな坂を下っていくと、目的地の七ツ釜に到着です。はじめに思ったことは、タイトルにもあるように野原の緑色と海の青色がマッチしていて、とても綺麗で感動しました。はじめに述べたように、雨や曇りだと明るさがないので、自然の写真や動画を撮ろうとしても、なかなか色が映えず、撮る角度や時間帯・向きなどにとても悩みましたが、どこを切り取っても絵になると言っても過言ではないくらい、写真や動画が映えてシャッターが止まりませんでした。海もただの青色だけではなく、エメラルドグリーンのような色もあり、海外にいるような気分になりました。映える写真を撮るには、太陽の光・自然の光が必要だと思いました。1つの画角に緑と青が入るのは七ツ釜の魅力だと感じました。私たち以外にも、若い男の子たち、外国人、カップルがいました。それも、驚きでした。良い魅力を見つけることができました。
1日目と2日目の午前中は、雨が降ったりやんだりと天気に恵まれず、自然の写真や動画を撮ろうとしても、なかなか色が映えなかったので、撮る角度や時間帯・向きなど、とても悩みました。しかし、雨が降った影響で暑さをあまり感じなかったので、その点は良かったと思っています。
このタイトルにもある七ツ釜は、2日目の13時頃に行きました。天気もようやく恵まれ、晴れました。ホテルからに自動車で約25分で行くことができました。道中、真っ直ぐな道がほとんどで、私以外の運転ができるゼミ生は「すごく走りやすい」と言っていました。私は運転ができないですが、真っ直ぐな道が多かったからか乗り心地がとても良かったです。目的地周辺に駐車場があり、観光客や地元の方がたくさん来るのか、とても広くて大きい駐車場だったので驚きました。駐車場からは徒歩で10分弱歩きました。駐車場には、七ツ釜周辺のスポットまで載せられた大きな地図と看板がありました。それがなくても、途中3、4ヶ所ほど案内の看板があったので、迷わずに向かうことができました。山道がジブリに出てくるような雰囲気だったので、ワクワクしました。山道を抜けると、真緑の野原が広がっていて、異世界にいるような雰囲気を感じることができました。ここから、少しずつ七ツ釜が見えてきて、歩いていると季節が関係しているからかもしれませんが、小さなバッタが一気に飛び交ってビックリしました。虫が苦手な人は9~11月は避けた方が良いかもしれません。
七ツ釜は海に近いので、風が気持ちよくリフレッシュできるスポットになると思いました。なだらかな坂を下っていくと、目的地の七ツ釜に到着です。はじめに思ったことは、タイトルにもあるように野原の緑色と海の青色がマッチしていて、とても綺麗で感動しました。はじめに述べたように、雨や曇りだと明るさがないので、自然の写真や動画を撮ろうとしても、なかなか色が映えず、撮る角度や時間帯・向きなどにとても悩みましたが、どこを切り取っても絵になると言っても過言ではないくらい、写真や動画が映えてシャッターが止まりませんでした。海もただの青色だけではなく、エメラルドグリーンのような色もあり、海外にいるような気分になりました。映える写真を撮るには、太陽の光・自然の光が必要だと思いました。1つの画角に緑と青が入るのは七ツ釜の魅力だと感じました。私たち以外にも、若い男の子たち、外国人、カップルがいました。それも、驚きでした。良い魅力を見つけることができました。
風の見える丘と珈琲で感じる旅の醍醐味
国際観光学部3年 中山航太
ゼミのフィールドワークで佐賀県唐津市へ行きました。まず、唐津市へ行くことになった理由は、ゼミ生がそれぞれの調査候補地を出し合い、お互いにプレゼンをしていく中で、佐賀県が魅力度ランキングで最下位といった話が出ました。また、私たちゼミ生も佐賀県のことを詳しく知っている人がおらず、何があるかもまったくわからない状態でした。そこで、フィールドワークの目的として、佐賀県唐津市の魅力を現地で探し、実際に足を運んで見たものを映像や写真に収め、PR動画をつくることで、SNSなどに掲載し、若い年代の人びとに唐津から佐賀の魅力を知ってもらうことにしました。そこから、唐津市へ現地調査に行く前の準備として、どのような場所があるのか、唐津市は何を観光資源としているのか、またどのようなPRをしているのかなどについて調べました。ここで私たちが苦戦したのが、PR動画をどのような構成で撮るのか、どのようなことを伝える動画を撮るのかといったことでした。その中で、話し合いで出たポイントとして、「観光資源そのものを映像で残すのではなく、さらに動画に印象を持たせるために、そこに行くまでの道のりにある飲食店や寄り道スポットなどをも含めて動画にプロセスとして魅力を伝える」といったものでした。
フィールドワークの2日目午後に、唐津市にある杉ノ原牧場に向かいました。ここは、唐津市の加部島の先端にあり、三方を海に囲まれた放牧場で、草原では牛が放し飼いにされている場所です。しかし、この場所へクルマを走らせている途中、牧場まで残り数百メートルまでとなったところで道路工事が行われており、全面通行止めで迂回路もない状況になってしまいました。そこで現地に行けなくなった私たちは、道中に通り過ぎた途中に目に入り、どのような場所だろうと気になっていた「風の見える丘公園」へ向かいました。
この場所は加部島の丘の上にある公園で、丘の上にあるのでとても景色が良く、呼子の街並みや海、さらに加部島へ渡るための大きな呼子大橋も一緒に展望できる、非常に景色の良い場所でした。風の見える丘と言うだけあって、丘の上は風通しもよく、夏でも涼しく快適でした。また、公園の真ん中にある施設の中には、公園のシンボルである白い風車のしくみが解説されたボードや風車の内部の模型など、学びになるものがあったほか、「加部島珈琲焙煎所 風の見えるカフェ」という店もありました。このような場所でコーヒーやドリンクを販売している店があるとは思わず、とても意外でした。眺めの良い場所で飲むコーヒーやドリンクは普段の生活で飲むものより特別なものに感じました。ここでの体験や見たものは予定にはなかったもので、予想外の新しい発見にフィールドワークの醍醐味のようなものを感じました。
今後は唐津市で撮影した動画や写真を、動画の長さや音楽、つなげ方などを試行錯誤して編集し、PR動画として唐津市の魅力を伝えられるものをつくりたいと考えています。唐津の人びとは、大阪から来た私たちゼミ生を店や観光地でも暖かく対応していただいた印象がありました。大人数での移動だったので迷惑をおかけすることもありましたが、真摯に対応してくださり、現地の方々の優しさにも触れられました。今回のフィールドワークでかかわっていただいた現地の方々に感謝を申し上げます。
フィールドワークの2日目午後に、唐津市にある杉ノ原牧場に向かいました。ここは、唐津市の加部島の先端にあり、三方を海に囲まれた放牧場で、草原では牛が放し飼いにされている場所です。しかし、この場所へクルマを走らせている途中、牧場まで残り数百メートルまでとなったところで道路工事が行われており、全面通行止めで迂回路もない状況になってしまいました。そこで現地に行けなくなった私たちは、道中に通り過ぎた途中に目に入り、どのような場所だろうと気になっていた「風の見える丘公園」へ向かいました。
この場所は加部島の丘の上にある公園で、丘の上にあるのでとても景色が良く、呼子の街並みや海、さらに加部島へ渡るための大きな呼子大橋も一緒に展望できる、非常に景色の良い場所でした。風の見える丘と言うだけあって、丘の上は風通しもよく、夏でも涼しく快適でした。また、公園の真ん中にある施設の中には、公園のシンボルである白い風車のしくみが解説されたボードや風車の内部の模型など、学びになるものがあったほか、「加部島珈琲焙煎所 風の見えるカフェ」という店もありました。このような場所でコーヒーやドリンクを販売している店があるとは思わず、とても意外でした。眺めの良い場所で飲むコーヒーやドリンクは普段の生活で飲むものより特別なものに感じました。ここでの体験や見たものは予定にはなかったもので、予想外の新しい発見にフィールドワークの醍醐味のようなものを感じました。
今後は唐津市で撮影した動画や写真を、動画の長さや音楽、つなげ方などを試行錯誤して編集し、PR動画として唐津市の魅力を伝えられるものをつくりたいと考えています。唐津の人びとは、大阪から来た私たちゼミ生を店や観光地でも暖かく対応していただいた印象がありました。大人数での移動だったので迷惑をおかけすることもありましたが、真摯に対応してくださり、現地の方々の優しさにも触れられました。今回のフィールドワークでかかわっていただいた現地の方々に感謝を申し上げます。
学生の力で知名度・魅力を上げることはできるのか
国際観光学部3年 數野伊織
私たちは、「唐津から佐賀の知名度を上げる」という目的で、2泊3日で佐賀県唐津市においてフィールドワークを行いました。
私たちのゼミでは、フィールドワークで行く場所を自分たちで話し合って決めています。私たちの学年は、北海道浦河町や長崎県島原市、福井県鯖江市など、多くの候補地の中から、佐賀県唐津市でフィールドワークを行うことに決まりました。佐賀県は福岡県と長崎県の間に位置しており、武雄温泉や伊万里焼、吉野ケ里遺跡など、観光資源が数多くあります。しかし、2024年の「都道府県魅力度ランキング」では47都道府県中、最下位でした。そこで、私たちは「佐賀県にはまだ世間には見つかっていない魅力があるのではないか」、「どのようにしたら唐津市から佐賀県の魅力を多くの人に発信することができるのか」について考えました。そして、私たちにとって身近なSNSで、唐津市・佐賀県の魅力ある風景の動画を撮影・作成し、多くの人に魅力を発信できるのではないかと考えました。
まず、現地調査の前に、自分たちならこの場所に行ってみたいと思う世界各地の風景の動画をInstagramやTik TokなどのSNSから見つけ、共有し、共有した動画から真似できる部分を見つけ、大学の構内でグループに分かれて写真や動画の撮影の練習をしました。また、共有した動画や写真から、自分たちならどの動画・画像でその場所に行きたくなるか話し合いました。
現地調査の3日目に、日本三大松原である虹ノ松原を一望できる鏡山展望台といろは島展望台、「cafe Luna」に訪れました。
鏡山展望台は、1961年に昭和天皇がご訪問され、その場所で昭和天皇が詠まれた「はるかなる 壱岐は霞みて 見えねども 渚美し こ乃松浦潟」が石碑に記されています。詩の中に「壱岐は霞みて」とある通り、うっすらと壱岐を見ることができ、韓国まで見えるのではないかと感じながら、約60年前と同じ風景を堪能しました。唐津市街も望むことができました。
次に訪れたのは、唐津市内から30分ほどのいろは島展望台です。いろは島展望台は、有名な展望台ではないですが、いろは島周辺に点在する島々を一望することができ、どこか三重県伊勢志摩の島々や瀬戸内海の島々に似ている風景が広がっていました。
最後に訪れたのは、唐津駅の近くにあるcafe Lunaです。cafe Lunaは、パキスタンというパスタの上にカレーをのせた料理が人気です。私は食べませんでしたが、とても美味しそうな料理でした。
この2泊3日の唐津市での現地調査を通して、唐津市にはまだ見つかっていない魅力のある観光スポットが多くあることがわかりました。しかし、3日間で訪れた観光地の中には、観光客が少ないことや経年劣化の影響で整備されていない観光地も多くありました。
私は、福岡県と長崎県に挟まれている影響によって、都道府県魅力度ランキングが最下位だったのではないか、佐賀県の魅力がうまく伝わっていないのではないかと考えました。佐賀県、特に唐津市は、九州の玄関口である博多駅や福岡空港から電車で乗り換え1回か、乗り換えをしなくても訪れることができます。また、佐賀県の県庁所在地である佐賀市には、博多から特急に乗って1本で訪れることもできます。このように、福岡県から訪れやすい佐賀県の魅力度ランキングが最下位の原因は3つあると考えました。
1つ目は、福岡県から長崎県への通り道であるためこと、2つ目は、観光地が分散していること、3つ目は、分散していることによって観光地間のクルマ移動を強いられることです。3つ目は、詳しく観光客に聞き取り調査をして行動分析をしなければわかりませんが、1つ目と2つ目は、ランキング最下位の一因ではないかと推測します。
今後、佐賀県の魅力を上げていくには、自治体の努力が必要不可欠であるのは確かです。しかし、自治体の力で魅力を上げていくには限界があります。その限界を私たち観光客が超えられるのではないかと、今回の現地調査で感じました。
今後は、各観光地で撮影した映像や写真をつなげてひとつの動画を作成する予定です。どのような動画が作成できるか分かりませんが、佐賀県唐津市の魅力が詰まった動画にできるように努力したいと思います。今回の現地調査でお邪魔したお店や観光地の皆さまには大変お世話になりました。ありがとうございました。
私たちのゼミでは、フィールドワークで行く場所を自分たちで話し合って決めています。私たちの学年は、北海道浦河町や長崎県島原市、福井県鯖江市など、多くの候補地の中から、佐賀県唐津市でフィールドワークを行うことに決まりました。佐賀県は福岡県と長崎県の間に位置しており、武雄温泉や伊万里焼、吉野ケ里遺跡など、観光資源が数多くあります。しかし、2024年の「都道府県魅力度ランキング」では47都道府県中、最下位でした。そこで、私たちは「佐賀県にはまだ世間には見つかっていない魅力があるのではないか」、「どのようにしたら唐津市から佐賀県の魅力を多くの人に発信することができるのか」について考えました。そして、私たちにとって身近なSNSで、唐津市・佐賀県の魅力ある風景の動画を撮影・作成し、多くの人に魅力を発信できるのではないかと考えました。
まず、現地調査の前に、自分たちならこの場所に行ってみたいと思う世界各地の風景の動画をInstagramやTik TokなどのSNSから見つけ、共有し、共有した動画から真似できる部分を見つけ、大学の構内でグループに分かれて写真や動画の撮影の練習をしました。また、共有した動画や写真から、自分たちならどの動画・画像でその場所に行きたくなるか話し合いました。
現地調査の3日目に、日本三大松原である虹ノ松原を一望できる鏡山展望台といろは島展望台、「cafe Luna」に訪れました。
鏡山展望台は、1961年に昭和天皇がご訪問され、その場所で昭和天皇が詠まれた「はるかなる 壱岐は霞みて 見えねども 渚美し こ乃松浦潟」が石碑に記されています。詩の中に「壱岐は霞みて」とある通り、うっすらと壱岐を見ることができ、韓国まで見えるのではないかと感じながら、約60年前と同じ風景を堪能しました。唐津市街も望むことができました。
次に訪れたのは、唐津市内から30分ほどのいろは島展望台です。いろは島展望台は、有名な展望台ではないですが、いろは島周辺に点在する島々を一望することができ、どこか三重県伊勢志摩の島々や瀬戸内海の島々に似ている風景が広がっていました。
最後に訪れたのは、唐津駅の近くにあるcafe Lunaです。cafe Lunaは、パキスタンというパスタの上にカレーをのせた料理が人気です。私は食べませんでしたが、とても美味しそうな料理でした。
この2泊3日の唐津市での現地調査を通して、唐津市にはまだ見つかっていない魅力のある観光スポットが多くあることがわかりました。しかし、3日間で訪れた観光地の中には、観光客が少ないことや経年劣化の影響で整備されていない観光地も多くありました。
私は、福岡県と長崎県に挟まれている影響によって、都道府県魅力度ランキングが最下位だったのではないか、佐賀県の魅力がうまく伝わっていないのではないかと考えました。佐賀県、特に唐津市は、九州の玄関口である博多駅や福岡空港から電車で乗り換え1回か、乗り換えをしなくても訪れることができます。また、佐賀県の県庁所在地である佐賀市には、博多から特急に乗って1本で訪れることもできます。このように、福岡県から訪れやすい佐賀県の魅力度ランキングが最下位の原因は3つあると考えました。
1つ目は、福岡県から長崎県への通り道であるためこと、2つ目は、観光地が分散していること、3つ目は、分散していることによって観光地間のクルマ移動を強いられることです。3つ目は、詳しく観光客に聞き取り調査をして行動分析をしなければわかりませんが、1つ目と2つ目は、ランキング最下位の一因ではないかと推測します。
今後、佐賀県の魅力を上げていくには、自治体の努力が必要不可欠であるのは確かです。しかし、自治体の力で魅力を上げていくには限界があります。その限界を私たち観光客が超えられるのではないかと、今回の現地調査で感じました。
今後は、各観光地で撮影した映像や写真をつなげてひとつの動画を作成する予定です。どのような動画が作成できるか分かりませんが、佐賀県唐津市の魅力が詰まった動画にできるように努力したいと思います。今回の現地調査でお邪魔したお店や観光地の皆さまには大変お世話になりました。ありがとうございました。