コロナ惨禍を乗り越え、我が国は観光立国への道を再び歩みはじめています。　
　堅調なインバウンド（訪日外国人旅行者）需要にも支えられ、観光事業者（旅行業、航空業、宿泊業、テーマパーク業、鉄道業他）は我が国の成長産業に位置付けられ、将来に渡る経済面への貢献が期待されています。Society5.0時代（「仮想空間＋現実空間」の融合社会）の到来を見据え、『観光型MaaS』（モビリティ・アズ・ア・サービス）による地域活性化、『JTB TaaS』（ツーリズム・アズ・ア・サ－ビス）によるトータルコンテンツプラットフォーム構想他、観光事業者は次世代へむけた新たな動きを見せはじめています。人工知能（AI）をはじめとする多様なテクノロジーの出現は、既存観光事業者の経営課題を解決（需要の創出・生産性の向上等）、更には、新たな社会的価値を創造する事業者への変容を導くものと考えています。
　「実践し、実践から学び直す『実学』」を教育指針に、全ては学生の成長（知的成長・社会的成長）のために、旅行・観光ビジネスの社会経験（16.5年間）を活かし、教育研究活動の進展に尽力していきます。デジタル社会・多文化共生社会の時代を生き抜く人材の輩出を通じ、国際文化観光都市圏・関西に貢献していきたいと考えています。