学生活動状況報告

今回の宮崎キャンプでは、複数球団の練習を比較しながら見学できたことで、組織や環境がパフォーマンスに与える影響を強く実感しました。
特に印象に残ったのは、西武や広島のキャンプで感じた施設面や練習精度の違いです。練習の細部や声かけ、準備の質には球団ごとの差があり、それが結果や順位に反映される可能性があることを現場で感じました。
また、蔭山さんから伺ったインターンとしての姿勢についての話も印象的でした。単に教えてもらう立場ではなく、自ら考え行動し、不足している部分を見つけて学ぶ姿勢が重要だという言葉は、競技を問わず通じる考え方だと感じました。
バスケットボール専攻の私にとっても、環境づくりや組織の在り方を考える大きな学びとなり、今後の活動に活かしていきたいと感じています。
総合情報学部2年 古橋 智也

野球の知識が十分ではない中での参加でしたが、プロのキャンプを間近で体感し、アナリストという仕事の魅力を強く感じました。
オリックスでは、アナリストの田中さんが選手と自然に関わりながら現場を支える姿が印象的で、分析以前に信頼関係や立ち居振る舞いが重要であることを実感しました。また、巨人でお話を伺った蔭山さんからは、現場の厳しさや学生時代に多くの挑戦と失敗を重ねる重要性を学びました。
さらに、資料作成について、「美味しい料理でも伝え方が悪ければ響かない」という例えから、分析内容以上に伝え方が成果を左右することを再認識しました。AIの活用についても、考えることを放棄せず、自分の思考を広げる道具として使う姿勢が大切だと感じています。
今回の経験を通して、相手が求める情報を的確に伝えられるアナリストを目指したいと強く思いました。
総合情報学部2年 岡田 侑真

今回の食事会とキャンプ見学を通して、野球アナリストとして必要な視点や技術を具体的に学ぶことができました。
藤井さんのお話から、スコアとデータは全くの別物であり、データとは映像や数値を組み合わせて要因や違いを可視化したものであるという考え方が強く印象に残っています。特に、選手目線で見やすい映像を作ることの重要性や、最初の印象次第で次から見てもらえなくなる可能性があるという指摘は、学生のうちから意識すべき点だと感じました。
また、田中さんからは、データとフォームを同じ比重で見る姿勢や、選手に答えを与えるのではなく考えさせる関わり方について学びました。
キャンプでは、球団ごとの練習効率や機器活用の違いも体感し、現場で信頼されるアナリストになるためには、技術力だけでなく、準備や生活管理まで含めた総合力が求められることを実感しました。
総合情報学部2年 安栗 佑希斗


 

連携先コメント

株式会社ダートフィッシュ・ジャパン
代表取締役社長 藤井 透 様

プロ野球の現場に触れ、求められる基準の高さを実感した経験であったことが伝わってきました。
準備の質や情報整理のあり方が、そのまま判断の質につながる世界であること、そして限られた時間の中で何を優先するのかを見極める思考の重要性が具体的に描かれていました。
分析が結果を並べる作業ではなく、意思決定を支える役割を担っていることに気づいた点は、今後の学びにおいて確かな指標となる経験だったのではないでしょうか。

教員コメント

総合情報学部 総合情報学科
黒部 一道 教授

後期のスポーツ情報戦略論にご登壇いただいたオリックス・バファローズでアナリストをされている田中裕己さんが普段どのような仕事をしているのか、その様子を視察するため、学生とともにキャンプを行っている宮崎市清武総合運動公園に行ってきました。

田中さんはブルペンで一軍投手のピッチング練習を担当しており、トラックマンのデータをもとに選手に助言を送っていました。WBCでも活躍が期待される宮城大弥投手とも綿密なやり取りをする姿も見られました。その日の夜には、総合情報学部の目玉授業であるスポーツ映像分析で使用している分析ソフト会社ダートフィッシュ・ジャパンの藤井社長も交えて、アナリストの仕事についてさまざまな角度からレクチャーをいただきました。
華やかなプロの世界は憧れだけでは到達できるものではありません。そのために必要な知識やスキルなど、積み重ねていかなければいけない経験があるということを学生は学べたのではないでしょうか。

一人でも多くの学生がアナリストの世界で活躍できるよう、総合情報学部では学内外での幅広い学びの場を通じてサポートしていきます。

総合情報学部 総合情報学科
上赤坂 佳孝 准教授

今回の宮崎キャンプでは、現地で活動するアナリストがブルペンで選手とどのようにコミュニケーションを取り、どのような立ち居振る舞いで現場を支えているのかを間近で見ることができました。

特に、WBCに選出された選手のブルペンでの様子を関係者席から見学できたことは、学生にとって将来を具体的に思い描くうえで大きな刺激になったに違いありません。改めて、このような貴重な機会をご配慮いただいたオリックス・バファローズのアナリストである田中さんに、心より感謝申し上げます。
また、学生と田中さん、Dartfish社の藤井社長が現地で食事を共にし、直接言葉を交わすという通常では考えられない貴重な機会を設けていただきました。この機会を実現してくださった黒部先生をはじめ、関係者の皆様に深く御礼申し上げます。

私自身も初めて野球のキャンプ地を視察しましたが、球団ごとに運営やトレーニングの雰囲気が大きく異なり、多くの学びがありました。
学生とともにプロの現場を体感できたことで、今年のプロ野球シーズンをより深く追いかけていきたいと感じています。

参加学生一覧