本年度の経済学部大学入門演習では、全クラスで図書館ガイダンスを実施しました。
これは、図書館職員の方に、本学の図書館施設の利用法を説明していただくものです。

私が担当するDクラスではこの機会を活用し、学生の皆さんが経済学について興味のある本を検索し、それを借りることを課題としました。

始めに、入退館ゲートの通り方や資格講座カウンターの場所の説明を受け、2階の蔵書を見学しました。雑誌や映像資料などが閲覧できたり、蔵書検索以外でもパソコンを利用できたりすることは、学生にとっては新しい発見だったようです。
次に、図書館内のAVホールでパソコンを使用し、HInTから各自の図書館利用状況が確認できるマイライブラリについて説明を受けました。このサイトにより、自分がどの本を借りているのか、返却期限はいつかなどを確認することができます。
図書検索実習では、Dクラスで設定した「経済学に関する本」を各自で検索しました。その際には、経済学部のパッケージ名や専門に関わるキーワードを図書館職員の方からアドバイスいただき、各学生が検索した書籍を確認してもらうなど、専門的な立場から指導をいただきました。おかげで、学生は安心して各自が借りる書籍を絞り込むことができました。

その後、図書館3階の人文・自然科学や社会科学に関する一般図書の開架図書を案内いただき、請求記号による書棚での図書検索の方法を説明いただきました。各自で控えた請求記号から目的の書籍を手に入れた学生は、自動貸出機などで貸出手続きを行いました。
今回は、図書検索実習の際に、図書館職員の方に確認していただいたおかげで、目的の書籍が重なったり、書棚で見つからなかったりする学生がおらず、たいへんスムーズに書籍を借りることができました。

次週の「大学入門演習」では、各自が借りた本を紹介する発表会を実施し、学生の個性的な紹介から、多くの書籍の概要を知ることができました。これらの活動をきっかけに、学生により大学図書館が積極的に活用されることを期待します。