経済学部「海外フィールドワーク実習(B)」でカンボジア研修を実施しました

 経済学部の開講科目「海外フィールドワーク実習(B)」では、夏休みの期間を使って6日間カンボジアの農村部と都市部を訪れ、「食」をテーマに様々なことを学びました。
 農村部ではタケオ州スヴァイ村を訪れました。スヴァイ村では、村人に日常の食事、保存食、収入などについてインタビューを行いました。食事は米を主食として魚と野菜が中心で、肉は月に1〜2回程度でした。村には冷蔵庫がなく、買ったものはその日のうちに食べるスタイルでした。保存食はプラホックという魚を塩漬けにして発酵させた保存食がありました。
 都市部ではプノンペンにある日系のスーパーマーケットや外食チェーン店、そして地元の市場を訪れました。外食チェーンは現地の人々の味覚に合わせたお店もあれば、日本の味のままで商品を提供しているお店も見受けられました。また、カンボジアではコールドチェーンが整っていないため、食材の仕入れが容易ではないということでした。地元の市場では、ほとんどの食材が現地のものでしたが、日本と異なり魚や肉が常温で置かれていて、驚きました。
 農村部と都市部の大きな違いは、飲料水と肉を食べる頻度です。農村部では、飲料水は雨水を使用していました。都市部は水道が通っているので、水道水を使用していました。
 肉は、農村部ではほとんど食べませんが、都市部では屋台などでも売られていたので、食べる機会が比較的多いようです。
 カンボジアに進出している日系企業は、日本では大手企業ですが、現地は必ずしも日本と同じ環境ではありません。現地の経済状況や、生活のニーズに合わせるといった様々な困難やリスクがあるように思われます。その中でも進出していく日系企業が多いことは、カンボジアが発展していっていることを感じさせました。
 カンボジアでの経験はとても意義のあるものでした。実際に途上国で起きている問題を自分達の目で確かめることができたのは非常に良い経験であると同時に、私たちの生活は日本の様々な政策や企業の努力によって成り立っているものだと強く感じました。

参加学生の声

(1)私はカンボジアに行って日本との大きな違いに驚かされました。それは衛生面に関しての意識の違いです。日本では考えられないようなことがカンボジアでは普通なのです。特に驚いたのは、市場で見た肉の常温保存でした。おそらく日本人がそれを食べると確実に何らかの病気に感染するでしょう。
 カンボジアという国に行き、現地の様子を自分自身で体感することにより我々の住む日本の環境がどれだけ恵まれているかを実感することができました。今、我々が恵まれた生活を送れていることに感謝し、この生活が当たり前のものではないということを今一度考えなおすことができました。この海外研修は自分にとってとても意味のあるものだったと思っています。

(2)今回の研修を受けて一番印象に残った事は農村部では雨水をそのまま飲み水にしていましたが、村に学校があり学校では雨水をろ過する装置がありました。これが村全体に普及したら感染症などが減少するのかと思いました。
 カンボジアと日本では食や生活は違い不自由な事がありますが、それでもみんな笑顔で明るく良い国だと思いました。