2022.9.5

大学生と中小企業の効果的な人材マッチングに向けた調査研究活動(第2報)

このキャリアゼミのご紹介

 このキャリアゼミは、厚生労働省大阪労働局との連携により、経済学部髙橋ゼミ2回生が主体となって大学生と中小企業の効果的な人材マッチングに向けて調査研究に取り組むというものです。
 大阪・梅田にある大阪労働局所管の大阪新卒応援ハローワーク(以下、「新卒応援HW」という)を考察対象とし、第1に「新卒応援HWの魅力向上にかんする調査研究」として、①より多くの学生に利用してもらうための課題の抽出と改善、②大学1・2年生向けの支援活動の強化、③施設・サービスを広く学生に認知してもらうための広報活動の強化、第2に「大学生の持つ企業観・仕事観にかんする調査研究」として、求人を出す中小企業側においても、充実した採用活動につなげていくことができる企業づくりのために、学生が就職したいと思う企業にしていくために何か必要なのかについて把握できる機会を広く提供していくことを目的に調査研究活動を進めていくことになりました。

新卒応援HWでのフィールドワーク

 「第1報」でお伝えしました通り、これまでの事前学修を受けまして、2022年6月14日にゼミ生全員で大阪・梅田の新卒応援HWに訪問し、フィールドワークを実施してきました。HWの職員の方々や大阪労働局からも職員の方々に多数参加いただきました。
 最初に新卒応援HWについて、HW職員の福田様にご説明いただき、質疑応答の後、実際に施設内容を確認するため、新卒応援HWの他、同建物内にある大阪わかものハローワークと大阪外国人雇用サービスセンターを含めて3か所を職員の方からの案内を受けながら、特徴的だと感じたところを中心にメモを取って回りました。
 以上を受けまして、とくに第1課題である「新卒応援HWの魅力向上にかんする調査研究」を今後推進していくための論点を整理するため、グループディスカッションを実施しました。テーマは「大阪新卒応援ハローワークで特徴的(売りになる)と思ったところは何か」、「大学2回生の立場から、このようなサービス・設備等があったらいいなと思うことは何か」の2つです。ディスカッション中は、ゲストの方々にも見回っていただき、より良い議論につなげていくためのアドバイスを適宜いただきながら進めることができました。その後、各グループからディスカッション結果について、さまざまな特徴点や課題、さらには具体的なアイデア等の報告があり、それを受けまして職員の福田様と大阪労働局の杉田様から有益なコメントと、今後調査研究活動を推進していくために実際に取り組んでいってもらいたいことなどのお話をいただきました。
 今回のフィールドワークを通して得られた論点を整理し、いよいよ各グループが課題解決に向けた提案と実践に取り組んでいきます。経過は、続報としてこのホームページでご紹介していきます。