経済学部髙橋ゼミでは4月29日(火・祝)、大阪・関西万博のTEAM EXPOパビリオンに参加し、展示紹介とステージ発表に取り組みました。

髙橋ゼミではこれまで、地域経済と中小企業との関わりをテーマに、課題解決型の活動を通して学んでおり、2022年度からは、本学と包括連携協定を締結している大阪府八尾市の協力の下、近畿日本鉄道株式会社、近鉄バス株式会社と連携し、八尾市内を走る鉄道・バス路線の利用者を確保し、路線の安定的運営につなげていくことができるようにすることを目的に活動しています。鉄道やバスを使って出かけてもらうためのきっかけづくりとして、沿線の魅力をこれからの社会人・消費者世代の中心を担っていく学生が発掘し「リーフレット」や「マップ」にまとめ情報発信するとともに、それらを使った各種イベントを企画・実施してきました。
こうした活動について、学生が主体となる産学官連携のモデルケースとして紹介し、他の参加者や来場者との交流を通じてさらに深化させていくため、共創チャレンジ「地域公共交通の利用促進と観光・産業振興のあり方」としてTEAM EXPOパビリオンの参加を申請し、その後参加内定の通知をいただき、その後博覧会協会とのやり取りを通して参加に向けて準備をしてきました。

参加当日は天気に恵まれ、ゴールデンウィークの休日ということもあり、午前中から多くの来場者で賑わっていました。
TEAM EXPOパビリオンのあるフューチャーライフヴィレッジ(FLV)は、大屋根リングがある中心部から離れた位置にありますので、来場者がこちらまで流れてくるのか?という懸念がありましたが、実際は開始時間の10時以降、多くの来場者がこちらのエリアまで覗きに来てくれていました。
TEAM EXPOパビリオンは複数の建物からなっており、その1つの建物で展示参加しました。他の参加団体・企業の出展では、来場者の関心を引くためにさまざまな工夫がされている中、展示の運営に当たった学生たちも、展示物の見せ方や説明の仕方などをあれこれ工夫をしながら対応していました。
パビリオン全体の正面中央部の建物で出展させてもらえたこと、「なんで大学が?」という珍しさなどもあり、結果として想定よりも多くの来場者がブースに訪れ、学生たちの説明に耳を傾け、マップなどの成果物を手に取ってくれていました。
さらに、16時から30分間、学生たちによるステージ発表があり、満席で進めることができました。さらにステージ会場は密室型でなく開放型であったため、多くの通行者も「何をやっているのだろう」と足を止めてくれて、観覧していました。
発表では、①私たちの紹介、②大阪府八尾市のご紹介、③大阪府八尾市の魅力発掘・発信プロジェクト、④学生による「リーフレット」、「マップ」の制作、⑤学生による「リーフレット」、「マップ」の制作、⑥これまで制作された「リーフレット」、「マップ」、⑦関連イベントの実施の7点について、日本語と英語で紹介しました。
発表後、観覧者からの質問にお答えするとともに、担当教員の髙橋教授から、あらためて私たちの取組の意義と狙いについての説明があり、ステージ発表は終了しました。
その後も展示ブースでの紹介は21時まで続きました。当日までの準備は想定以上に大変でしたが、いざ実施してみると、学生たちは大きな達成感と充実感を持つことができ、大変貴重な機会になりました。これまでご支援ご協力いただきました方々に御礼申し上げます。この経験を糧に引き続きゼミ活動を推進していきます。