今回のワークショップは大阪万博で開催されました。今までと違い外国の方が多く、説明するのも一苦労でした。
万博という規模の大きさもあり、朝から多くの人が体験しに来てくれました。ワークショップを体験してくれた人たちからは好評で、吉野杉を多くの人に知ってもらうことができました。

(経済学部3年 吉竹 斎)
万博のフィールドワークにて、吉野の割り箸の魅力を伝えるため、積極的にお客様への声かけを実施しました。
具体的には、来場者に対し、吉野杉の優れた耐久性や年輪の特長、お箸ができるまでの製造過程、安価な製品との品質的な違いを丁寧に説明しました。
この経験を通して、吉野が桜や葛だけでなく、日本の林業を支える吉野杉の産地でもある一面を、国内外の多くの人々に広く伝えることができました。

(経済学部3年 木下 小太朗)
今回私たちは、大阪万博内のフューチャーライフヴィレッジというブースで、吉野町の割り箸産業に関する展示や発表を行いました。
具体的には、端材として余った吉野杉と、一段階加工をした割り箸の一つ手前の段階である吉野杉の展示、そして吉野杉の元禄箸と、アスペン製法で作られた一般的な割り箸を比較し、違いを体感してもらいました。
また、来場者の方自身に実際に吉野杉を削ってもらい、割り箸を作り、お持ち帰りいただくといった展示を行いました。

学生活動状況報告

 ■経済学部3年 佐藤 晴花
万博を通じて、多くの人に吉野杉を知ってもらえることの喜びを感じました。特に子どもやご年配の方が楽しそうに体験してくれたのが印象的でした。また、人に説明することで自分自身も知識を深められたと思います。多くの来場者と接した経験は、貴重な経験となりました。

 ■経済学部3年 橋本 夏奈
海外のお客さんもいっぱいいるので、やっぱり英語を話せるのと話せないのとでは全然違うということがわかりました。お客さんもたくさん来てくれると思わなかったので、たくさんの方が来てくれてうれしかったです。
 
■経済学部3年 松元 美優
とても暑かったですが、横に扇風機が置いてあって、何とか耐えることができました。初めはお客さんが来ても200人ぐらいかなと思っていたのですが、割り箸を作る体験が予約いっぱいになるくらいお客さんが来てくれてびっくりしました。その日は最近で1番万博来場者数が多かったそうです。
始まってすぐ、小学生の集団が来てくれて割り箸をたくさん持って行ってくれました。それからお客さんが来てくれるようになって、皆さんに「吉野の割り箸ってちょっと高いんですよ」と言うと、嬉しそうに「それくれてありがとう」と割り箸をたくさん持って行ってくれました。
吉野に住んでいる人や木材の勉強をしている子も来て、自分たちより吉野の割り箸について詳しい人が来た時は下手なことは言えなかったです。興味を持ってくれる人がこんなにいるということに驚いたし、お客さんが絶えず来たことも驚きました。万博パワーはすごいなと感じました。
 
■経済学部3年 野依 美空
正直、最初は万博に行くこと自体あまり乗り気ではなかったし、割り箸で本当に人が来るのか不安でした。ですが、実際に行くと想像以上の来客数だったし、最後には楽しかったし、行って良かったなと感じることができました。
かなり多くてテンパることもありましたが、臨機応変にそれぞれの人に合った対応ができ、話すことに自信がつきました。改めて人と話すことが好きだと気づき、就職活動の方向性の確立へつながりました。
   

参加学生一覧

佐藤 晴花 橋本 夏奈 松元 美優 吉竹 斎 木下 小太朗 古川 諒太朗 中村 壮瑛 野依 美空