産学連携先:アミング潮江商店街振興組合

私はゼミ長ということもあり、イベントの会議なども参加していました。まだ私たちは大学生ということもあり、お店の利益や集客などをあまり考えずに、提案をしたり、実行しようとしましたが、やはり先方も商売で自分たちのイベントと先方の考えを合わせるのがとても難しかったです。特に子供向けのイベントにしようとすると、大人はお金をあまり使わないし、大人向けにしようとすると子供が楽しくなくなってしまうという点が非常に難しかったです。夏のイベントはお客さんも多く、私たちのゼミにもかなりの利益が出て成功しました。ハロウィンのイベントは希望者だけということもあり、数人で準備や当日のスケジュール、片付けを行わないといけなく、先生も同行しないので、とても不安でしたが、みんなの協力もあり、成功に終われたのはよかったです。冬のクリスマスイベントは1から私たちで考えないといけなく、たくさんの案が出ましたが、商店街の方々の意見となかなか合わず、会議が長引きました。なんとか意見がまとまって実行できたのはよかったですが、寒いということもあり、あまりお客さんが来ず、赤字に終わってしまったのは悔やまれます。
(経済学部3年 大林 凌弓)


サマーカーニバルでは前週から自分たちが出店する綿菓子・ポップコーンの販売に向けて準備を行いました。同じチームの子には様々なポップコーンの味の作成レシピを調べてもらったり、綿菓子の基本的な巻き方、作り方を調べてもらったり当日に向けゼミ内でも練習を行いました。当日は男性のチームの方がテントを立ててくれ、私たちは機材の電源や試運転などを担当しました。綿菓子の機会の不具合で、ポップコーン1本で運営しないといけなくなる所だったので少しヒヤヒヤしましたが、販売開始前に無事に動いてくれたので1日頑張ろうと改めて感じることが出来たことをとても覚えています。販売開始してから30分も経たないうちにお客さんが続々来ていただけて、綿菓子は何年経っても屋台で人気なのだと感じました。綿菓子の機械が1個だけなのもあり、お客さんを沢山待たせしてしまいましたが、商品を受け取って貰った後、「ありがとう」「とても楽しみにしていた」と言って下さり、最後まで頑張ろうと思うことが出来ました。販売開始から閉店まで繁盛していて、交代で綿菓子を運営でき、達成感をゼミの仲間と共有出来たと感じています。途中で雨がパラパラ降ってきて、お客さんは綿菓子が溶けてしまうことが不安そうでした。きちんとした屋台の運営は初めてだったので最後まで運営出来て良い経験に繋がりました。
(経済学部3年 平松 華歩)


この一年を通じて、アミング潮江商店街を活性化させようという思いで活動してきました。まず現地に出向いて、アミング潮江商店街が抱える問題を調査しました。その結果を踏まえて、自分たちなりの解決策を全員で提案し合い、発表しました。次に商店街で行われるサマーカーニバルに参加し、活性化に努めました。このイベントでは、自分たちで店を出し集客することによって活性化させることを目的として行いました。具体的には、ポップコーンやスーパーボールすくいなどの子供を対象にした店を出しました。自分たちで考え店を出し運営していくという貴重な経験となりました。冬にはクリスマスのイベントに参加しました。事前に商店街に関係者の方の前で自分たちが考えているイベントの内容とそれによって見込まれる結果について発表しました。そこでは厳しい指摘もあり、学生の私たちとの熱量の差を感じ、商店街の問題は甘くないと実感しました。このイベントでは、クリスマスツリーを来た人に飾り付けてもらうというコンセプトのもと、店同士が協力し開催しました。あいにくの雨ということもあり思った通りに行かないこともありましたが何とか成功できたのではないかと考えています。この一年間、初めてのことをたくさん行いましたが、自分たちで考え実行する難しさと楽しさを経験することができました。
(経済学部3年 米田 敬吾)

学生活動状況報告

■経済学部3年 山本 南
尼崎市のアミング潮江商店街の一年を通じて自分自身非常に成長したと感じました。潮江商店街の方々と関わっていく中で、皆さん非常に優しく温かく私たちを受け容れてくださったと感じています。私たちがどのようなイベントを出すか悩んでいる際にも、気さくになんでも聞いていいよと言ってくださったおかげで心が安定して非常に楽しくイベントにも取り組むことができました。アミング潮江商店街の方々には本当に心から感謝したいです。サマーカーニバルやクリスマスマーケットに来てくださった方々、子供たちなど、みんな元気で朗らかで、イベントを催している私たちもとても元気をもらったなと感じました。様々な人たちと関わることでよりその人たちのことを知ろうと思うことができましたし、コミュニケーションが非常に重要であることを改めて感じることができた一年でした。この経験を通して、人と人との関わりの重要さ、一緒に同じ目標に向かって取り組むことの大切さを改めて学びました。

■経済学部3年 山本 晃暉
尼崎市のアミング潮江商店街で一年を通じて、私が感じた事はまず幅広いお客さんの多さでした。沢山のお客さんに来て頂き、そしてお話させて頂き、とても楽しかったです。それが素晴らしい経験になったと思います。小学生も多く来て頂き、私は塾講師のアルバイトをしているので、小学生とはお話するのは得意で会話が弾みとても楽しいと思える経験となりました。そしてそれが自分のコミュニケーションの向上となりました。近頃では面接もあり、尼崎で活かしたコミュニケーション能力を面接でも発揮していきたいと考えています。相手を尊重すること、相手の意見や感情を尊重し、理解しようとする姿勢を持つことが重要である事を学びました。相手の意見に耳を傾け、その意見を否定せず受け入れることができれば、円滑なコミュニケーションができるようになります。他には、聴く力を持つこと、相手の話に真剣に耳を傾けることが大切です。自分の意見や話を押し付けず、相手の話をじっくりと聴くことで、相手が自分を尊重してくれると感じることができます。このような事を沢山尼崎市のアミング潮江商店街では学ばせてもらいました。
 
■経済学部3年 森本 夏樹
私は今回のアミング潮江商店街で一年を通して、最初持っていた「シャッターが降りているシャッター商店街で新しくお店を出展する人はいない」そんな印象でしたが、実際にアミング潮江商店街を通じて、シャッター商店街という面では一部そうでしたが、新しくお店を出展したという飲食店は思った以上に栄えているのだと感じました。そして、イベントを通じてお客さんはたくさん来てくれるということがわかりました。さらに天候の大切さを実感しました。夏と冬にイベントを開催して、夏は晴れ、冬は雨でした。お客さんの数も晴れと雨ではかなり違ったと感じました。アミング潮江商店街でのイベントへの出展や運営をお手伝いさせてもらって、お店を運営する難しさや、イベントを開催する大変さややりがいを感じることができてよかったです。この経験をこれから始まる就職活動や今後のゼミで生かしていけるように精一杯頑張ろうと思います。
 

参加学生一覧

前田 将輝、 山本 龍星、 横田 千那、 清水 颯、 仁科 祥希、 藤本 千穂、 河原 広大、 三木 優誠、 朝田 博貴、 泉谷 隼也、 川北 瑠々、 金剛瀬 萌、 才木 美空、 林 俊輔、 藤井 愛海、 松島 豪太郎、 森本 夏樹、 山本 晃暉、 山本 南、 米田 敬吾、 大林 凌弓、 平松 華歩、 森山 瑞稀

連携先コメント

アミング潮江商店街振興組合
アドバイザー 堀 登志子 様

阪南大学櫻井ゼミの皆さんが関わってくださってから、2023年で五年目となりました。やっとコロナがあけ、人々は以前と異なった生活習慣を過ごすようになりました。外食と内食の間に中食が入り、それまで2軒3軒と遅くまで飲み歩く習慣は少なくなり、客単価も落ちるようになってきました。衣料品を流行に合わせて購入するのではなく、自分の欲しいものを購入する、さらにレンタルや古着を利用することも増えてきました。コロナさえ明ければと忍んできた店舗は、賑わいを取り戻せた店と、客足が戻らずコロナ時の負担がのしかかり閉店に追い込まれた店に、明暗を分けつつあります。特に飲食店は、働き手が不足し、営業時間を削らざるを得ない状況になっている店もあります。
アミング潮江商店街も例外ではありません。原材料費・運送費の高騰や、バイトが集まらないことでの店主のワンオペなど、コロナ前とは異なる状況が生まれてきています。刻一刻と変わる環境にさらされる中、個店の集まりである商店街も同様です。それでも生き残っていくために戦う個店を支えるために、まちに必要とされることでの経済活性を模索しています。
そんな状況に立ち向かうのに、強い応援団となってくださっているのが、阪南大学櫻井ゼミの皆さんです。コロナ前から今まで、変わらず、商店街を訪れ、さまざまな提案をしてきてくださいました。学年が変わると学生さんも変わるのですが、なぜか先輩たちの軌跡をしっかり受け継いで、一歩ずつステップアップしていってくださっています。その姿に商店街メンバーも学んでいきます。
どんな時も、商店街を学びの場に訪れてくれている貴大学の学生さんたちの姿は、店主たちの気持ちを少しずつ変えていきました。最初は「学生が何を学びにくるんだろう」と遠巻きにしていました。夏祭りを手伝ってもらうのもどうして良いかわからず、遠巻きでした。それが毎年、春の下見で、グループに分かれて店を訪問し試食したり店主をヒアリング。夏には夏祭りに出店、秋には「活性化プラン」を提案してくださり、冬にはプランをイベントで実現してくださる。そんな繰り返しの中で、だんだん「自分達の仲間」のように学生さんたちを意識し始めます。そして学生さんたちが商店街のことをきちんと考えて提案してくださる案を、きちんと受け止め、感謝の気持ちを覚え、共に手を取り合う仲間と期待を重ねるようになっていきます。この姿勢は店の姿勢を変え、商店街の空気を変えていきます。自分達の組織以外のメンバーとも楽しもう、彼らを頼ろうと、これから商店街に求められている協働の姿勢を作り上げるようになっていきます。
これからも単なる来街促進ではなく、個店の資質を上げ、商店街がコミュニティの場として持続していけるように、どうかよろしくお願いいたします。
最後になりましたが、五年間にわたり、一方ならぬお世話になっている櫻井先生。そしてこの機会を設けてくださっている阪南大学さん。本当にありがとうございます。篤くお礼を申し上げます。

教員コメント

経済学部
櫻井 靖久 准教授

今年度は、コロナによる制限もなくなり、全てのことが本格的に活動再開した中での実施でした。そのため、商店街の人通りも多くなり、イベントへの来場者数もとても多かったと思います。この学年の学生達は、こうしたたくさんの人が訪れる場所での活動は初めてだったのではないでしょうか。そうした中で、自分達で企画を考え実行できたことは、彼らの今後にとってよい経験となったと思います。こうした場を提供してくださった、アミング潮江商店街振興組合の方々には厚く御礼申し上げます。