産学連携先:株式会社 藤原電子工業

 6月は、藤原電子工業さんでフィールドワークをさせて頂きました。経験した事は、将来に役立つ事を沢山学びました。それは、どのような人が就活で有利なのか、そして、様々な仕事をこなして行く事が出来るマルチスキルが求められるということでした。更には、認知的スキル・非認知的スキルを学びました。藤原電子工業では、働いている人達がどのような動きをしているのか、中の機械はどのような仕組みなのかを見させてもらい、機械の仕組みはとても難関でしたが良い経験をさせて頂きました。
また、下請企業「下請部品メーカー」の事も学び、必要な時に必要な量だけ発注し、定時納入させていることです。そして、日本のものづくりの強さの源泉も知れ、高品質・低価格・短納期の強みも知る事ができました。これらをまとめ、就活・そして、就職後も活かして行きたいと考えます。難しい事を学び、そして将来に活かすこれは難しい事ではありますが、このような事を藤原電子工業では学ばせてもらえました。
(経済学部2年 山本 晃暉)


 10月のオープンファクトリーでは旭ポン酢と谷本フスマ工飾の二つの企業に訪れました。旭ポン酢ではポン酢のビン詰めから梱包の過程やポン酢の材料の味見をさせてもらいました。ほかにも味、瓶、王冠へのこだわりを学び、実際に旭ポン酢のラベルを自分で作るたいけんをさせてもらいました。普段使っているポン酢と味が違い果肉も入っていておいしかったです。
谷本フスマ工飾では襖を作る過程を見学でき、襖の文化を知ることができました。ほかにも小さいフスマを作らせてもらいました。私と同い年で就職して働いている子がいて、上手に襖を作っていて職人技を体験する経験をすることができました。どの中小企業も3kに当てはまるところはなかったので私が思っている中小企業の偏見がなくなりました。
(経済学部2年 森本 夏樹)

学生活動状況報告

 この一年間、吉野町について自分の記憶に残ってるのはフィールドワークで吉野町に行き、吉野町の問題や課題について触れて、その問題についてどうしたらいいのかの考えたことです。その中で1番問題に感じたのは、人口の減少についてです。人口の減少がなぜ起こるのか、自分は住みやすさが原因だと考えます。なぜなら、交通の弁が悪く、通信環境も万全でもない、そんな場所にいまの時代住みたいと思う人は少ないからです。
これを解決するには、まず環境の整備からするべきと考えました。しかし、環境の整備をするにはお金がかかります。それらのお金をどうするかは、吉野町にある産業から算出したり町の人に声をかけたりしてみんなで考えるのがいいと思います。
この吉野町の現状に一年向き合った結果自分も吉野町や他の町に興味を持ち問題に対してなにができるかを考えるようになりました。
経済学部 清水 颯


 どちらの会社も若い人から熟練の職人まで幅広い方々が活躍しており、会社の雰囲気も親睦会やボーリング大会など社員の事も考えられており、それらはとても良い取り組みであると学ぶことができました。自分の就職にも職場の雰囲気を感じることは、とても重要な事だと考えているので人柄や会社の取り組みでしっかり選ぶ事が重要だと再認識しました。大学へ入学してから中小企業のことを学んできましたが、実際工場見学をして見てみると特許を取ったアベルブラックやガラスという難しい物を輸送することの出来るコダマガラスさんなど中小企業でも大企業に負けない素晴らしいものを持っているのだと学ぶことができました。コロナ禍で倒産してしまう会社が多い中、BtoBからBtoCへ企業の方針を転換するなど様々な会社の取り組みを知ることができ、様々な中小企業が頑張っているのだと感じました。若い世代にも就職してもらう為の1取組としてこのファクトリズムはどんどん広めていって欲しいと思います。会社の方々皆さんが暖かく出迎えてくれたので緊張しましたが、大学生としてきちんと対応が出来たと思います。
経済学部 平松 華歩

ゼミ集合写真

参加学生一覧

河野 秀人、前田 将輝、山本 龍星、横田 千那、清水 颯、仁科 祥希、藤本 千穂、河原 広大、三木 優誠、朝田 博貴、泉谷 隼也、川北 瑠々、金剛瀬 萌、才木 美空、林 俊輔、藤井 愛海、松島 豪太郎、森本 夏樹、山本 晃暉、山本 南、米田 敬吾、大林 凌弓、平松 華歩、森山 瑞稀、岩本 懍、江川 昂希、下村 亜梨沙、中林 彩香、福井 彩乃、三浦 響、山田 幸香、丸山 京悟、井上 愛彩、綿谷 空、池本 拓実、谷山 知慶、堤中 悠基、松井 茉奈、森重 恒輝、森本 祐生、八鍬 有真、山原 夏美、前田 歩夢、井脇 凌馬、岩崎 優樹、小門 舜、久木 稜太、山本 翔大

連携先コメント

株式会社 藤原電子工業
代表取締役会長 藤原 義春 様

 ご来社頂いた先生方、学生の皆様に御礼申し上げます。
学生の皆さんは製造工場や作業風景を初めて見たのではないでしょうか。
工場内説明は新入社員が部署ごとの業務の説明をし、若い社員に自信を持たす良い社員教育になりました。
学生の皆さんも熱心に説明を聞き質問も沢山され学ぶ姿勢が高く素晴らしい発表をされました。
私からの課題テーマにも素晴らしい回答を頂き学ぶ姿勢の高さに感銘を受けました。
将来の就職に向けて中小企業や製造業に関心を持たれることを期待しています。

教員コメント

経済学部
櫻井 靖久 准教授

 経済学部の授業ではよく話題にでる中小製造業ですが、学生が実際に見る機会はほとんどなかったかと思います。今回、実際にそうしたものづくりの現場を自分の目でみて、働いている方のお話を聞けたことは、経済学の理解にともて役に立ったかと思います。特に、日本のこれまでの経済成長を支えてきた製造業の強みは、これから社会をになっていく皆さんにとって、何を目指せばよいかという指針にもなったと思います。これからも高い目標をもって学修することに、このフィールドワークは非常に役に立ったのではないかと思います。