産学連携先:アミング潮江商店街振興組合

 2022年度の櫻井ゼミで実施した活動はアミちゃんカーニバルです。夏、秋、冬の三回ありました。
一つ、一つ課題が違い、最後の冬では櫻井ゼミがメインでやらせていただいて凄く良い経験になりました。私は最後の冬、体調不良で参加できず心残りはあるのですが雨の中、皆さんが頑張っていただいたおかげで最後もなんだかんだ良いイベントになったと聞いて良かったと思います。
 経験した事は主に子供と触れ合う事と、イベントの裏側の仕事などが自分にとっては良い経験になったと思います。子供とあのように触れ合うことは初めてだったのでどのように接するか、親御さんとの接し方、イベントスタッフなどの接客業をしないと体験できない事だと思います。良い経験でした。
 イベントの裏側は、その日を成功させるために全員で何日もかけて準備していたのは良い思い出になったと思います。冬の店舗では私が輪投げのリーダーやらせていただいたのですが、本番に休んでしまったことは輪投げメンバーには特に迷惑をかけたと思うので残念です。
 
(経済学部3年 西林 龍生)
 アミング潮江商店街で一年を通して、夏祭り、ハロウィン、そしてクリスマスと夏から冬にかけて三回のイベントの企画・運営を行ないました。私は夏、秋では出店したゲーム店舗の1つである、スマートボールの運営、そして冬には全体管理として本部を担当しました。
 それぞれ事前準備としてゲーム店舗で必要な景品の買い出し、クリスマスイベントではクイズラリー・各ゲーム店舗・全体の企画内容紹介のポップ作成、その他備品の確認を取り組みました。
 そしてイベントを通して、多くの方と話す機会がありました。特にハロウィンイベントでは、ゼミ生全員コスプレをして運営をおこなったこともあり、沢山の子供達と関わり「楽しかったからまた来る!」と言っていただくことがありました。その子供達が実際に冬にも来ていただき、声を掛けてきてくれることも多々ありました。またその時にも「次のイベントはいつ?」などと声を掛けていただいたので、このイベントを通して多くの方に楽しんでもらえたのではないかと実感しました。

(経済学部3年 中島 杜和)

学生活動状況報告

  このFWでたくさんの人たちとの関わりを持つことができてよかったです。初めてアミング潮江商店街を訪れた時はただの商店街と思っていましたが、今では暖かくフレンドリーな人たちが暮らしている街の商店街、1番好きな商店街です。このFWですごく心に残っているのが3回目のクリスマスイベントです。クリスマスイベントの打ち合わせで尼崎に訪れ、会議をしました。そのクリスマスイベントで各屋台にあみちゃんを貼り、隠れミッキーを探すのと同様、隠れアミちゃんを探せをしたら盛り上がるんじゃないかという提案が挙げられました。その提案が出された時、私はハロウィンイベントの時に子供達が描いてくれたアミちゃんのクリスマス衣装の入賞した8人の絵を飾れば子供達も嬉しいのでははないかと堀さんに言いました。堀さんや他の人たちは、「それはいい案だね。」と賛成してくれました。実際、いろいろな衣装のアミちゃんを飾るのはややこしくなるだろうとなり、なくなりましたが、その時私が出した意見に賛成してくれたことがすごく嬉しかったです。いままで意見を出して通ったことはありますが、学生ではない現地の方に私の意見を賛成していただいたことが何よりも自信になりました。就職し、仕事に就いても自分の意見は必ず発言するようにしようと思った出来事でした。他にも、今までこれほど多く子供達と関わる機会がなかったので、子供と話すのが好きなんだと改めて確認させられました。射的のスタッフの時に、子供達が私と一緒に盛り上がってくれたのが1番思い出に残っています。もし機会があるなら、またこういったFWを行いたいです。
経済学部 岩崎 美友


 2022年の活動を通じて尼崎について詳しく知ることができ、アミング潮江商店街について詳しく知ることができました。また地域の方と話す機会があり、コミュニケーション能力を高めることができました。どうすれば子供たちに楽しんでもらえるか、またどうやったら地域の人たちがアミング潮江商店街にたくさん来てくれるのかを考えて工夫してイベントを行うことができたと思います。今までにこのような取り組みを行ったことが無かったので今回の尼崎の活動は非常に良い経験になったと思います。商店街の人たちと意見を出し合っていいイベントを行うことができたと思います。今まではあまり意見を自分から言うのが苦手でしたがこのゼミの活動を通して沢山意見を出し合うことができたと思います。また機会があればこのような取り組みに参加しより良いものを作っていきたいと思いました。
経済学部 片岡 優菜

ゼミ集合写真

参加学生一覧

田口 海陽、橋中 咲季、河原 湧太、田村 奈知佳、永田 名保恵、西本 美由紀、奥田 涼介、中島 杜和、西田 光伸、岩崎 美友、新明 拓海、西林 龍生、井上 響介、上田 樹、片岡 優菜、杉原 武、寺口 遥華、福井 萌絵、増本 栞汰、三浦 光大、大浦 朋華、松本 竜将、村川 武

連携先コメント

アミング潮江商店街振興組合
堀 登志子 様

 2022年、アミング潮江商店街にとって阪南大学櫻井ゼミの皆さんは大きな功績を残してくださいました。今年で4年目。そのうちの2年間はコロナ下にありました。当商店街は、昔ながらのアーケード商店街から、再開発で低層型マンションの階下に並ぶ開放型商店街として1999年再編成された商店街です。「地域に必要とされる商店街」になることを目指して様々な展開をしてまいりました。その中で、我々の持たない世界観・意識を持つ大学生の皆さんの存在は大きいものでした。
 ありがちな「若い人に社会を教える」といった姿勢ではなく、あくまでも共に「商店街を地域活性の場とする」ことを目的に、3年間タグを組ませていただいてまいりました。
 始めてきていただいた2019年、とにかく商店街イベントを活性化の手段を見つける検証の場にしていただこうと協力をお願いしました。7月のカーニバルは商店街を知ってもらう場、10月ハロウィンは子供が喜ぶ場をつくる検証、12月クリスマスは学生の皆さんの検証結果をもとに自ら企画実現してもらう場。この流れは2022年にも引き継がれています。学生さんたちは一年単位です。毎年変わっていきます。最初は、そんな条件で引き継がれるものはないのではないかという懸念もありました。ところが、最初は先生に言われないと動けなかった学生さんが、コロナ下の2020年には積極的に企画をたて、2021年にはクリスマス企画に的を射たプレゼンをしてくださって私たちにヒントをくださいました。そして2022年、春のフィールドワークの後、自ら体制を編成しリーダーをたて、チームごとの企画をまとめ上げ実施検証を重ねつつ、学生さんならではのアイデアで回を追うごとに楽しくなっていく3回のイベントでは、子どもたちが「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」と地域の人気者になっていきました。1年間の限られた時間の中で、商店街メンバーの目指している姿を体現してくださったのです。
 商店街振興組合は、古い体制が今の環境を受け入れられず、「世代交代」できない現実に苦しんでいるところがたくさんあります。そこに石を投げ込んでくださった阪南大学櫻井ゼミのみなさんの力に感謝です。少子高齢化社会で、まちの要となることでまちの活性の一翼を担っていこうとしているアミング潮江商店街にとって、みなさんの力は計り知れません。本当にありがたいことです。
 最後になりましたが ひとかたならぬ尽力をいただいている櫻井先生 本当にありがとうございます。またこの機会を続けてくださっている阪南大学さんに篤く御礼を申し上げます。

教員コメント

経済学部
櫻井 靖久 准教授

 今年度は、コロナ前と変わらない形ですべての活動に参加させていただきました。関係者各位には厚く御礼申し上げます。こうした中では、学生達はコロナ対策しつつ通常の活動を行うという難しい判断が求められました。しかし、自分達で考えたことを実践できたことで、問題が発生することなく完結できました。今回のフィールドワークでは、このことが最も学生達にとっての成長に寄与したのではないでしょうか。こうしたリスク管理をしつつ目標を達成するということは、これからの社会にもきっと役に立つでしょう。