産学連携先:吉野町協働のまち推進課

 吉野町でFWを行うにあたり、事前学修として吉野町がどんな町なのか、どういったことで困っているのかなど、インターネットを使用し調べました。その結果、吉野川や桜が有名で自然が豊富であることのほかに、少子高齢化による人口減少や、アクセスが不便などといった課題があることを知りました。
 実際に吉野町を訪れ上市地区をまちあるきし、笑屋や三奇楼などいくつかのチェックポイントを周りました。大師山寺では、お寺の方から上市の歴史について伺い、理解を深めることができました。まちあるきを通して、大師山寺からの景観や吉野川など、都会では感じることの出来ない自然に触れ合うことができました。
 そのあと事後学修として、“歴史的まちなみの保存と住みやすさの共存”についてグループワークを行いました。まちあるきをして感じたことや発見したことなどKJ法を用いて話し合いをし、古いまちなみの良さと住環境の共存の可能性について考えました。そして、上市の住環境の課題や共存するために古いまちなみをどう活かしていくべきかを考え、地元の方々にも発表を聴いていただきました。また、沢山お話も聞かせていただき、以前の上市は瀬戸物市や植木市などはつ市が盛大に開催されていたり、宿が多くあったりとてもにぎわっていたと仰っていました。また、その一方で現在は交通インフラを整備してほしいといった声が上がってました。
(経済学部2年 金剛瀨 萌)

学生活動状況報告

 まず、FWを通じて吉野町に携わることができ、吉野町の魅力や強みを知れてよかったです。具体的な例でいうと、大師山寺の住職さんがおっしゃっていた、吉野町の住人はとても暖かく、人をすぐ家に招き入れるそうです。都会では見られない、田舎特有の素晴らしい文化だなと聞いていて感じました。それは実際に感じることができました。歩いている住人さんに挨拶をすると心地よく返してくださったり、町役場にいらっしゃった方々もどこから来たの?と話しかけてくださったりととてもアットホームな印象を受けました。
 自然にも魅力を感じました。僕たちが街歩きをしていた時も川沿いでBBQをしている人がいてとても楽しそうでした。提案として、今流行りのキャンプをできるキャンプ場、なかでも一人キャンプ専用やほかのキャンプ場とは違う特色のある施設を建設すれば桜や紅葉を目当てに来る観光客と相まってにぎやかな吉野ができるのかなと感じました。いずれにせよ桜は何といっても強みだと思うので一人でも多くの人に吉野町の魅力を知ってほしいなと感じました。
経済学部 林 俊輔


 街歩きをし、感じたことは若者が目に止まるような店がなく、交通の便が悪いことでした。店がないということは地元で働くことができないということでもあります。そのため、若者が地元を離れ、過疎化が進んでいます。過疎化を食い止めるためにも、テレビで田舎に移住する特集などがよく放送されていますが、吉野町でもこのような企画をして空き家などに都会から移住をしてくれるような若者を増やす必要があのではないでしょうか。
 地元をもっとアピールするためにも、役場が吉野町出身の芸能人ゆりやんレトリィバァに観光大使を依頼し、吉野町の良さ、観光名所などを紹介してもらい、有名にしてもらえば人も集まるのではと思いました。観光名所を紹介してもらうのはもちろんのこと、地元の特産物なども紹介してもらっってもよいかもしれません。例えば、上市にある北岡本店のお酒の中にはTikTokでばずり入手困難になったものもありました。また、宮滝地方にある梅谷みそ醤油の宮滝ぽん酢もテレビでアイドルとお笑い芸人が絶賛していました。
 このようにメディアを利用したり、SNSを使い若者にインフルエンサーになってもらえば、興味をもった人々が注文し、ネット通販という方法で全国どこからでも手に入れることができるでしょう。吉野町を活性化させるために、色々な方法を駆使し、吉野の良さを存分にアピールするべきだと思います。
経済学部 前田 将輝

ゼミ集合写真

参加学生一覧

岡崎 陽太、保田 峻佑、河野 秀人、前田 将輝、山本 龍星、横田 千那、清水 颯、仁科 祥希、藤本 千穂、河原 広大、三木 優誠、朝田 博貴、泉谷 隼也、川北 瑠々、金剛瀬 萌、才木 美空、林 俊輔、藤井 愛海、松島 豪太郎、森本 夏樹、山本 晃暉、山本 南、米田 敬吾、大林 凌弓、平松 華歩、森山 瑞稀