産学連携先:株式会社 藤原電子工業

 今回のフィールドワークでは、中小企業で尚且つ製造業という分野に焦点をあててのぞみました。主に5つ+αという形の課題をグループで解決していき、質疑応答と体験を通してグループワークを行いました。全体の構成として、会社紹介、産業用ロボットの紹介、工場見学、グループワークの4つを行いました。会社紹介では、藤原電子工業の創業当時のお話や加工技術について、働く上で大切なことを学びましだ。
 課題の答えになる部分も多々見られたため、目とヒアリングを繰り返しました。産業用ロボットの紹介では、ロボット産業に踏み入れた背景を聞いていくとは別に、実際にロボットを操作しました。その後に実施した工場見学では4人の方から5S、加工技術などについての案内と説明を受けました。実際の研究室や制作中の様子を拝見しました。板を割る体験や課題以外にも気になることを質問し、働いて実際に感じているものなども聞くことができました。そして最後にグループワークをしてフィードバックを行いました。そこでは藤原社長から実際にヒアリングを行い課題解決に努めました。(経済学部2年 西田光伸)

学生活動状況報告

 私の父は溶接などを主とした製造業で働いています。幼少の頃に何度か父の職場に訪れたことがあり、油の匂いや鉄の匂いが今でも鮮明に覚えています。このことから私は、製造業の工場内は綺麗なイメージを持っていませんでした。しかし、今回の藤原電子工業のフィールドワークでそのイメージが払拭されました。藤原電子工業では5S活動(整理・整頓・清掃・清潔・躾)を徹底しており、工場内は綺麗に保たれていました。例えば、工具や作業に使用する木の板などを、次に使用するときにわかりやすいように収納されており、作業がしやすいよう整理整頓がされていました。また、社内の行動四原則として「1.大きな声で 2.きびきび行動 3.自分から挨拶 4.明るい笑顔」を決まりとしており、工場内を案内してくださった社員さんや働いている社員さんを見ていると、とても明るい人が多く、とてもいい職場であると感じました。
経済学部 井上 響介


 私は、工場などで働くには高校や大学、専門学校は工業系の学校を卒業していなければ働くことができないと思っていました。しかし、藤原社長のお話を聞き、その思い込みはほとんど関係なく、工業系の学校を卒業していなくても、工業業界で働くことができるということを知りました。
 私たちが普段使っているゲームのコントローラーや携帯電話などの中の部品一つ一つは、今回フィールドワークをした藤原電子工業などのような工場で製造されて、その部品がたくさん集まり、他にもいくつかの工場を経て、はじめて一つのゲームのコントローラーや携帯電話などができているということを知りました。このことから、たとえ小さな部品一つでもそれを製造する工場がなければ、私たちが利用している電子機器は存在しないことに気付きました。
 この先、就職活動を始めていく上で、「自分は経済学部だからあの業界にはいけない」と決めつけずに、今回のフィールドワークで知ったこのことを活かし、頑張っていきたいと思います。
経済学部 上田 樹


 藤原電子工業でのフィールドワークで感じたことは、工場のイメージは室内の気温が暑く、あまりきれいなイメージではなかったのですが、実際に自分の足で行って見てみると、工場の気温は全く暑くなく、また、藤原電子工業ではバリやほこりが出ないため、作業場がとてもきれいでびっくりしました。さらに工具もきれいに整頓されていて、どこに何があるか一目でわかるようになっており、私が想像していたのと違うかったため非常にびっくりしました。工場見学などの作業場に行くという機会が今まであまりなく、今回のフィールドワークが非常に良い経験になりました。機械や工程で使われる専門用語などの難しい言葉があったのですが、従業員の方々が詳しく教えて下さり、非常にわかりやすく勉強になりました。このように企業に訪問して見学させていただくという機会はめったにないと思うので非常に良い経験になりました。将来就職する職種の選択肢が広がったので良かったです。
経済学部 片岡 優菜


 藤原電子工業さんの工場に行ってみてまず初めに驚いたのが、加工工場とは思えないほどのキレイさです。家の近くにある工場は、外から見ても中から見ても小汚く感じていて、それが私の中の普通であったから余計に衝撃でした。
 5S活動といった、整理整頓などを徹底的に実行しているからこそ、他の工場よりも良いものが出来上がると感じました。また、工場は機械がたくさんあるので、取り扱いを間違えば大事故に繋がるけど、機械の周りにある物であったり使っている工具であったりとほったらかしにせずにきちんと管理することにより大事故を避けているんだと気づきました。物を置く時も高さ制限を設けることで、管理がしやすかったり危険を避けれるのでとても素晴らしいと感じました。
 私もあともう少しで社会人になり、仕事をしていく上で重要になると学んだことは聞く一方ではなく、分からないことがあれば聞き返すというコミュニケーション能力がとても重要になってくると考えました。報連相は常識になり、自分の言いたいことを正確に伝える力をつけることが、とても大切になると学べました。
 今回の藤原電子工業でのフィールドワークは、とてもいい経験になりました。
経済学部 杉原 武


 実際に工場見学をする機会はあまりなく、とても貴重な経験をすることができました。事前学習の時点では、様々な事業に取り組み開発をしている会社だから従業員は100人くらいはいるのではないかと予想していました。しかし、実際には社員数は25人で、1つの機械に約1人ずつ担当しており、一人一人の存在がとても重要だと感じました。また、無駄やミスをなくすために5Sも徹底されており、作業がスムーズにできる環境が整えられていました。広い工場ではないですが、整頓されているため見通しが良いという印象を受けました。
 また、藤原社長はとてもお人柄がよく、行動力もあり、会社を今後も成長させていきたいという気持ちがとても伝わってきました。自分は行動に移す前にいろいろ考えてしまい、諦めてしまうことが多いです。そのため、社長のとりあえずやってみよう精神がとてもかっこよく思えました。自分も考えつつも行動する勇気や決断力をつけていきたいと考えました。また、自己管理能力、コミュニケーション力、リーダーシップ力といった能力の向上も目指したいと思いました。
 今回のFWは中小ものづくり企業について学んだだけでなく、自分の課題にも気付くことができ、とても良い経験になりました。
経済学部 寺口 遥華

参加学生一覧

田口 海陽、橋中 咲季、河原 湧太、田村 奈知佳、永田 名保恵、西本 美由紀、奥田 涼介、中島 杜和、西田 光伸、岩崎 美友、新明 拓海、西林 龍生、井上 響介、上田 樹、片岡 優菜、杉原 武、寺口 遥華、福井 萌絵、増本 栞汰、三浦 光大、大浦 朋華、松本 竜将、村川 武

ゼミ集合写真

  • ※写真撮影時のみマスクを外しています

連携団体担当者からのコメント

株式会社 藤原電子工業
代表取締役社長 藤原 義春 様

 フィールドワークでご来社頂いた先生・学生の皆様に御礼申し上げます。
 多くの学生は製造工場の見学は初めてで、尚且つ近くで作業風景を見る機会は無いと思います。
 今回、弊社を教材にして中小企業の強みと課題を抽出する内容で社員の案内より課題発見を行い、私からも追加の課題テーマを提案いたしました。
 学生は熱心に話を聞き質問も沢山され学ぶ姿勢が高く素晴らしい発表をされました。
 将来の就活に向けて今回のフィールドワークの授業を活かして中小企業に関心が持たれることを期待しています。

教員のコメント

経済学部 櫻井靖久 准教授

 コロナの感染が落ち着かない中で、受け入れていただきました藤原電子工業社長および従業員の方には厚く御礼申し上げます。
 中小ものづくり企業は、普段は目にすることはない中で、実際に現場を見たり従業員の方にお話を伺ったりと、今まで経験したことがないフィールドワークだったと思います、学生たちも興味を持って様々な考えを思い巡らしたことと思います。また、藤原社長みずから学生たちとグループワークをしていただき、社会での必要とされる人材とは何かから、自社のこれからの展望を学生と一緒に考えていただきました。得がたい経験となったでしょう。
 これからは、これまで知らないことや、経験したことがなかったことにも想像をめぐらして、いろいろとチャレンジできるように成長してもらいたいと思います。