経済学部まちづくりパッケージでは、フィールドワーク実習1において、2021年7月3日(土)に大和郡山市でまちあるきを実施しました。このまちあるきでは、櫻井ゼミと豆本ゼミの2回生の合計43名が参加しました。当日は、4~5名の10グループに分けと集合時間の分散によってコロナ感染防止に努めました。
 大和郡山市は、中心市街地が豊臣秀長ゆかりの大和郡山城の城下町の町並みが保存されており、江戸時代から続く養殖の金魚がマスコットとしてまちづくりに貢献しています。そうした大和郡山市で、城跡を中心に開催されていた謎解きと、中心部にある柳町商店街で実施されている「ご金魚帳」によるスタンプラリーの2つをミッションとして課し、まちあるきを行いました。また、大和郡山城天守閣跡と郡山八幡神社で記念写真、まちあるきで気になった場所や店などの撮影を学生達自身でしてもらいました。
 謎解きは、難しいと感じていた学生が多かったですが、そのため「グループの結束が強まった」というメリットもあったようです。一方で、当日の気温と湿度が極めて高く過ごしにくい気候であったため、「休憩する場所の情報が欲しかった」という意見もありました。
 「ご金魚帳」スタンプラリーでは、「スタンプラリーを通じて商店街やまちの人との交流ができた」という意見があり、特に指示していませんでしたが、地域の方と話しをした学生が多かったようです。
 まちあるき全体の活動に対しては、それぞれのグループが思い思いの昼食を食べたり、デザートのスムージーを食べたりと学習のためだけでなく楽しめたようです。また、学生達は、地域のことを考えるきっかけや今後の各自の学修の目標への参考になったようです。
(今回の調査では、阪南大学学会の補助を受けて実施しました)。