産官学連携先:株式会社スタジオグッドフラット

経済学部の定藤ゼミでは、櫻井ゼミ、中西ゼミと連携して、鹿児島県いちき串木野市の魅力発信プロジェクトを実施しています。いちき串木野市は山と海に挟まれた小さなまちですが、焼酎はもちろん、マグロやサワーポメロ、独自のカフェ文化が息づくまちです。「食のまちづくり」に取り組み、地産地消の給食の提供や特産のサワーポメロを生かしたお菓子が作られています。
今回は、阪南大学で行われた「こどもよこちょう」というイベントでの「サワーポメロわらび餅」販売について報告します。
   

学生活動状況報告

サワーポメロ×わらび餅
1.わらび餅を選んだ理由
こどもよこちょう実施日5月31日は、時期的に気温が高くなく以前やってたかき氷は売り上げが伸びないと予想し、回転寿司でも親子連れに人気のわらび餅と、サワーポメロを組み合わせることにしました。
2.サワーポメロについて
サワーポメロとは鹿児島県いちき串木野市の名産であり「文旦」の系統を受け継ぐ柑橘系の果物であり程よい甘みと酸味、爽やかな香りが共存する、地元で愛される果実です。
しかしサワーポメロは食べることのできる時期が一月下旬から五月頃と短く、生産量も多くはないため、他県にあまり流通しにくく知名度が低いことが見受けられます。
3.試作と価格設定
試作:市販のわらび餅にきな粉、砂糖、そしてサワーポメロジャムを合わせると、おいしかったです。
値段:経費が1750円でわらび餅が18個作成できたため、完売で利益ができ、キリもいい100円で価格を設定しました。
4.当日の様子
販売数
開始1時間で6個売れ、そのうち4個がジャム追加希望者。その後の1時間で9個売れ、8個がジャム希望者。そして13時ごろには残り3個も売れ完売。残り3個はジャム希望者であった為、18個中15個がジャム希望者でした。
〇サワーポメロジャムを追加されたお客様の反応
4人に感想を聞き「美味しい」、「苦味がちょうどいい」「柑橘系が好きなのでこれも好き」といった感想でした。好評でした。
5.振り返りと感想
全て完売する事が出来、赤字にならなかっただけでなく、お客様の反応も良くサワーポメロの良さを広めるきっかけに少しでもなれて良かった。次回は初期費用分500円が抑えられるのでわらび餅を3袋で販売し営業時間を延ばせると良いと思います。
 
経済学部4年 越智 大翔
 
1.サワーポメロについて
サワーポメロは、鹿児島県いちき串木野市の名産品の柑橘類です。
サワーポメロは果汁少なめですが、サクッとした食感と上品な甘みが特徴で、さっぱりとした甘みと心地良い歯ごたえがあり、ついもうひとつと手が伸びてしまう、あと引くおいしさがあります。
2.サワーポメロのジャムを使った理由
いちき串木野市に合宿に行った際、いちき串木野市の方に市役所で話を聞きました。そこで、サワーポメロのジャムを使った料理がなかなかないと聞いたので、自分たちで何か考えようと思いました。
最初は、パンケーキに入れましたが、焼き時間などが難しく、今回はわらび餅で試したところおいしくできました。
3.サワーポメロジャムのわらび餅の感想
試食会で試した際は、砂糖が足りず、ジャムをかけてもあまりおいしくありませんでした。しかし、砂糖を増やしたことにより、わらび餅自体が甘くなりサワーポメロジャムと合いおいしくなりました。
また、ジャムは、お好みでかけてくださいとお客さんに言いましたが、ほとんどのお客さんがジャムをかけてくれました。しかし、ジャムは小さいお子さんには不向きだと気づきました。次からは、すべてのお客さんにサワーポメロのおいしさを伝えることができるようにしたいです。
4.鹿児島合宿に行ったこと
私は2023年の鹿児島合宿でいちき串木野市に行きました。その際、サワーポメロだけでなくマグロを鹿児島で食べて美味しかったので、今後はマグロのメニューも考えてみたいです。また、焼酎が有名だと聞いたので、サワーポメロと焼酎を組み合わしてもいいなと思いました。
5.当日のことと反省
わらび餅を初めて試すので最初売れないのではと心配になりました。しかし、始まって3時間程度で売れてしまったので、次は、少し量を増やしたいと思いました。
試食の時より甘くしたことで年代問わず買っていただけて嬉しかったです。
販売数を考えるだけでなくもう少し味のレパートリーを増やしてもいいかなと思いました。

経済学部4年 宮地 勇成