産学連携先:株式会社スタジオグッドフラット

 このキャリアゼミは、経済学部中西ゼミ、松村ゼミ、定藤ゼミで取り組んでいます。鹿児島県いちき串木野市の取組をテーマに、鹿児島県外の学生目線でこの取組を学び、県外人や若者にとって魅力的なイベントやPR方法などを議論することにより、学生の社会人基礎力を要請することを目指しています。
 いちき串木野市は平成22年より「食のまちづくり」に取り組んでおり、市民や関係機関・団体等と一体となり、焼酎、マグロなどの特産物、農産物と独自のカフェ文化をはぐくみながら「食のまちいちき串木野」を盛り上げています。
 今回は、いちき串木野市役所にて、市の特徴や特産品についてご説明を受け、まちづくりの企画・プロデュースに取り組まれている市村氏から公共性の議論やまちづくりについてのお話を伺いました。
 今後は、いちき串木野市の魅力を大阪でPRすべく、特産品を使った新商品開発や販売に取り組む予定です。
      

学生活動状況報告

■経済学部3年 尾崎 仁哉
 現在キャリアゼミでは、いちき串木野市の名物である串木野マグロラーメンと台湾の食べ物であるパーコー麺を組み合わせたマグロパーコー麺の開発と販売を目標に進めています。
 串木野マグロラーメンとは、かつて遠洋マグロ漁船日本一として栄えた、いちき串木野市の復活を願う飲食業組合の融資によって共同開発され、2004年に販売スタートした商品です。串木野マグロラーメン味はまぐろの頭とにんにく・しょうが・長葱などの野菜類を強弱の火でじっくりと時間をかけて煮込んだまぐろスープと鰹・昆布などからとった白だしをブレンドし、秘伝の醤油ダレとあわせた醤油味です。
 キャリアゼミで開発しているマグロパーコー麺は、ベースは串木野マグロラーメンを使用し、トッピングにパーコー麺の特徴である、豚肉を一口サイズに揚げたものと、オリジナルでスライス玉ねぎを使用しています。
 マグロパーコー麺の開発は完成に近づいているので、これからは販売に向けて取り組んでいきます。

■経済学部2年 松尾 心陽
 私は2023年1217日でのコスプレイベントで鹿児島県いちき串木野市コラボ企画として阪南大学を開催地にパンケーキの販売を行いました。パンケーキはいちき串木野市で名産とされている柑橘類、サワーポメロのピールを使ったパンケーキで、一枚250円と設定して販売しました。
 このイベントはコラボ先である鹿児島県いちき串木野市の知名度・そしてパンケーキの材料にも用いたサワーポメロの知名度を広めるための取り組みでした。
 思うように販売はできませんでしたが、その原因はお皿やフォークの必要なパンケーキは食べ歩きに不適だからと分析しました。今後は屋台で買ってすぐ食べられる形の商品開発に取り組みたいと思います。



     

連携先コメント

株式会社スタジオグッドフラット
市村 良平 様

 いちき串木野市は、食を特色としたまちづくりを進めるため、令和4年に第2期となる「食のまちづくり基本計画」を策定し、計画に沿った事業実施を官民が連携して進めています。平成23年から計画されていた第1期の計画に比べて、第2期の計画ではいちき串木野市のシティプロモーションとシビックプライドの形成が新たな目的として盛り込まれ、あらためて地域の資源や課題を整理し、資源が活かされ、課題が解決され、よりよい未来となるように計画されています。
 お越しいただいた学生の皆さんには、事業の概要をはじめ、進められているキャッチフレーズの制作過程や官民が意見を交わす場としてのパートナーシップ会議の運営についてもお伝えさせていただきました。「食」とひと言で言っても、経済、観光、健康増進、教育、環境など様々な領域に跨り、それらを総合的に見ながら関係調整を行い、事業を広範囲に展開している現場の空気が伝わっていると幸いです。
 視察後には、いちき串木野市の特産品(サワーポメロ、マグロラーメンなど)を使った新商品開発と販売に取り組まれたとお聞きし、皆さんの発想力と行動力に驚かされました。

教員コメント

経済学部
定藤 博子 准教授

 鹿児島県いちき串木野市はマグロ、サワーポメロをはじめとした特産物、おしゃれなカフェや独自のカフェ文化といった魅力をまちづくり、シビックプライドの醸成にも活かす先進的な取組をされておられます。
学生は、実際にいちき串木野市で市役所の方から取組について伺い、市村さんから講義を受けたのち、現地を視察することで、農業からまちづくり、そして、魅力の発信に至るまで、体験し、知り、考えることができたと思います。農業を起点にモノの流れについて知ることで、学生の視野も広がりました。
 ご協力いただきました株式会社スタジオグッドフラット市村 良平様、いちき串木野市役所、そして、いちき串木野市の関係者の皆様に深く感謝申し上げます。