2023.11.13

食がつなぐ地域と社会~いちき串木野市の食をテーマにしたまちづくり(中間報告)

連携先:株式会社Good Flat

 このキャリアゼミは、経済学部中西ゼミ、松村ゼミ、定藤ゼミで取り組んでいます。鹿児島県いちき串木野市の取組をテーマに、鹿児島県外の学生目線でこの取組を学び、県外人や若者にとって魅力的なイベントやPR方法などについて様々な分野の知見を踏まえて議論することにより、学生の社会人基礎力を要請することを目指しています。
 いちき串木野市は平成22年より「食のまちづくり」に取り組んでおり、市民や関係機関・団体等と一体となり、「食のまちいちき串木野」を盛り上げています。いちき串木野市は焼酎、サワーポメロ、マグロなど、多くの特産物、農産物があると同時に、温泉とカフェの併設など、独自のカフェ文化が育まれています。
 今回は、いちき串木野市役所にて、市の特徴や特産品についてご説明を受け、まちづくりの企画・プロデュースに取り組まれている市村氏から公共性の議論やまちづくりについてのお話を伺いました。
 ランチは名物のマグロの漬け丼、その後、薩摩藩英国留学生記念館と給食センターを見学しました。豊かな農産物が市内で採れるものの、規格や衛生管理の面から、給食で提供する難しさを知ることができました。
 今後は、いちき串木野市の魅力を大阪でPRすべく、特産品を使った新商品開発や販売に取り組む予定です。

学生活動状況報告

経済学部2年 越智 梨瑛

 今夏に開催された鹿児島合宿では、鹿児島県内の複数の地域を訪れたが、特にいちき串木野市役所で担当者の方から伺った地域活性化への取り組みが印象に残っています。
いちき串木野市では地域活性化策の一つとして、地産地消をこれまで以上に推進していくことを目指しています。例えば、サワーポメロという鹿児島文旦は同市の名産であるが、サワーポメロ栽培が今後も持続的な産業として続いていくためには、収穫されたサワーポメロがきちんと消費されるマーケットの存在が不可欠であります。また持続可能な社会との関連では、地産地消によって運送等における環境負荷を軽減させることも大切な視点となります。
 合宿後に今回学んだことを自分なりに整理しているが、中西先生、定藤先生のゼミではサワーポメロの商品開発を試みるということでありました。私もこれに参加することを許可されたので、座学に加えてサワーポメロを使った商品開発を通じて、いちき串木野市への理解を深めていきたいと思っています。


経済学部2年 宮内 鷹

 今回の鹿児島合宿で一番印象に残ったのは、まず、人生で初めて牛を間近で見たことです。また、牛の競りの現場を見学できたことも今回の合宿で強く印象に残っています。牛一頭ずつがランク分けされ、ランクに応じて牛の価格が決定されていました。興味深かったのは、競りに際して、対象となる牛の不利益情報が相当詳細に開示されていた点であり、質問をしたところ、これは後日の紛争を防ぐための事前開示という説明を関係者から受けました。法的には契約不適合責任の問題を回避しようとする趣旨ではないかと考えました。
 合宿では、いちき串木野市役所も訪問し、農業による地域活性化の方策についてお話を伺う機会を得ました。いわゆる地産地消を進めるためには、いわゆる六次産業化も同時に推進することが必要と考えられます。やはり収穫した農作物に加えて、商品化することで農作物に付加価値をつけることが可能となり、消費者の購買意欲を刺激するし、さらにはブランド化という形で結実すれば、観光振興という形にも展開するのでは、と考えています。合宿参加者の多くが同市特産のサワーポメロを使った商品開発をするということなので、それも楽しみにしています。