2016.11.4

大阪府商工労働部との連携事業「ものづくり中小企業と大学生の求人求職ミスマッチ解消」➅ 株式会社ヨネキンを訪問しました(経済学部三木ゼミ2年生)

大阪府商工労働部との連携事業「ものづくり中小企業と大学生の求人求職ミスマッチ解消」➅
株式会社ヨネキンを訪問しました(経済学部三木ゼミ2年生)

 2016年10月26日(水)、経済学部の三木ゼミ2年生は、和泉市にある株式会社ヨネキンを訪問し、常務取締役の佐々木光さん、総務課の西田俊輔さん、営業若手社員の横山さん、池田さんにお話をうかがいました。
 株式会社ヨネキンは1899(明治32)年創業、創業117年にわたる豊富な経験を生かしたプレスブレーキによる特殊寸法・形状の折曲げ製品の加工技術に加え、冷間ロールフォーミングなどの最新鋭設備による自動成型製品の加工技術も有しています。又、特許製品もあり、自社一貫生産システムのもと、主として戸建て住宅用部材としての屋根と外壁用金属製部材から各種金属成型品まで、お客さまのニーズにお応えする高品質で経済的な製品を届けています。平成27年(2015年)には大阪中小企業顕彰事業実行委員会(注1)が実施する「大阪ものづくり優良企業賞」「審査委員特別賞」に選ばれるなど、大阪を代表するものづくり企業です。
 経済学部三木ゼミは、グローバル人材を育成する「グローバルキャリアプロジェクトゼミ」であると同時に、民間企業出身の教員が指導するという特色を活かし、企業/行政/地域との接点をできるだけ多く持つようにしています。三木ゼミ2年生は今年度、大阪府商工労働部の連携協定に基づく事業の1つとして「ものづくり中小企業と大学生の求人求職ミスマッチ解消」という課題に取組んでいます。今回はその活動の一環として訪問しました。

(注1) 大阪中小企業顕彰事業実行委員会:
大阪府、大阪府商工会議所連合会、大阪府商工会連合会、公益財団法人大阪産業振興機構、地方独立行政法人大阪府立産業技術総合研究所で構成
以下に今回の訪問見学で得られた、学生たちの気付き(一部)を紹介します。

経済学部2年生 武村 勇汰 さん

 10月26日私たちは、大阪府和泉市にある「株式会社ヨネキン」を訪問しました。今回訪問するにあたり、ホームページを拝見しました、家の中の金属製の部品を主に扱っておられる会社なのだと始めは思いました。
 到着後、早速会社概要の説明を営業部の池田さんからお伺いした時に、家の金属製の部品だけではなく、オリジナルの製品なども製造されており、室外機のカバーなどがありました。これを見たときはオシャレで可愛らしいなと感じましたし、実際に触ってみるととても軽くて設置にも楽だろうなと感じました。また、玄関先のポーチ柱の外装、これは塗装をされていなくて、すべて塩ビを覆った鋼板だと聞いた時は驚きました。一見塗装されているようにしか見えないのに、プリントしたものでここまで出来るのだなと感心しました。
 工場を見学させて頂いた際には、必ず従業員の方々が私たちに向けて挨拶して下さいました。今までの中小企業訪問の中であんなに挨拶をされた事があまりなかったので一番雰囲気が良いなと感じました。また、家の淵の部分の鉄を機械で折り曲げる作業をされている様子を見て、すごくリズムよく速いテンポで、なおかつ0.35ミリに合わせる技術を短時間で仕上げているのを見て「速いな〜」と感じました。また、私の父もこの様な鉄などを扱う仕事をしているので作業を見て私の父もあんな風に仕事をしているのだと考えると改めて偉大さが伝わりました。工場内で驚いた事は、基本的に機械と人で鋼板を折り曲げたりしますが、人の手を借りずにロボットだけが作業し、部品を製造するロボットに驚きました。まだ簡単な作業しかできないとおっしゃっていましたが、これが本格的に稼働すると人件費の削減などが期待できより効率よく作業が出来るだろうと感じました。
 また、社員の方達の関係も良く工場内でも営業の方と工場の方が仲良く話されている姿を見て違う部署なのに良い関係が保たれていて素敵な会社だと感じました。
 今回ヨネキンさんに訪問して、私達が住んでいる家の淵の部分や中の部分はほとんどヨネキンさんが製造されていて、オリジナルの製品も展開されているのでまだまだ発展していく企業だと感じました。

経済学部2年生 荒木 凛太郎 さん

 10月26日、今回私たち三木ゼミは、株式会社ヨネキンを訪問しました。
 私の家は一軒家で、普段何も思わず暮らしています。雨、風から私を守ってくれている家は、すごくありがたいことです。その雨、風から守ってくれている部品をつくっているのが、今日訪問したヨネキンでした。壁や屋根の淵に取り付けられており、太陽光関連部材や、SWAYなどの商品があり、なかでも私が一番気になったものは、SMAYでした。正直外観とか気にならないのかな? と話を聞いて思っていたらSMAYのお話が出てきて、色柄は、木柄、ステンシルバーと基本のブラック、グレー、ブラウン、アイボリー、ホワイトの全8色で、オシャレでびっくりしました。お客のさまざまな好みによって、要望にぴったりフィットする外観提案の幅が大きく広がっていいなと思いました。 
 業界売り上げNo.1シェアというヨネキンさんの、長年の実績、最新鋭の設備、自社一貫生産システムといった強みに興味を持ちました。長年の実績により、メガバンクから無担保、無保証、低利で融資されており、信頼ある会社だと思いました。創業117年の歴史があり、この不景気と呼ばれる時代で安定した経営で利益を出し続けているのは、全然知識がない私でも、素直に驚きました。この不景気で新築着工件数が、減少していて、しかしそれをモノともせず、異業種に参戦する計画を考えたり、一件あたりの売り上げを伸ばしたり、打開策を考えたりしており、そういったことが、業界売り上げNo.1シェアの実績に繋がっていると思いました。その反面、危機に直面しても打開策を提案して取り組む姿勢が、私には欠けている部分なので、見習いたいと思いました。
 最新鋭の設備では、お客様のニーズに応えることができ、高品質で経済的な商品を作りだしているそうです。工場見学をさせていただいた時、広い空間に様々な設備があって、小さい子供のように釘付けになって、見てしまいました。最後に自社一貫生産システムでは、商品1本から何万本まで生産することができることが強みだそうです。このことをお聞きして、私が将来、家を建てて住むとしたら、ヨネキンさんの商品を付けたいと思うほど魅力的に感じました。技術面だけでなく、デザイン性も重視することで需要が増えているのだと思いました。

経済学部2年生 田中 瑠羽 さん

 三木ゼミ企業訪問、今回は大阪府和泉市にあるヨネキンさんを訪問しました。
 ヨネキンさんは、板金加工を得意とする会社です。板金加工の会社というのは少なくなく、ライバルの多い分野ですが「オンリーワンではないがナンバーワンの会社」の決め台詞の通り、ヨネキンさんは他を押しのけてシェアの20%を占めてNo.1という驚異的な実績を持っています。No.2の会社でも10%以下という数字らしく、いかにヨネキンさんが強い会社かがうかがえます。ビジネスに模倣よりも個性やアイデアが求められている中、創業百年余りの長い歴史の中で堅実に実績を積み立て、業界内での確固たる地位と周囲からの厚い信頼があるのは他の会社には無い、なかなか得られない強みであると思います。
 会社の大まかな説明を受けた後、工場内を案内していただきました。鉄製階段を下りると、映画やゲームで見た様ないかにも工場といった空間が広がっています。しかし、汚れていたりほこりが積もっていたりはしていません。空気の通り道もありますし、窓とライトがしっかり光を確保しています。工場ですが息苦しさや暗い雰囲気はありません。ここは映画とは違います。挨拶も徹底しており、私たちと目が合うたびに「こんにちは」とにっこり挨拶をしていただきました。思わずこちらもにっこりです。通りかかった作業者の方にも、連絡に来た他部署の方にも、さわやかに挨拶を交わしていました。そこに義務感は感じられず、ごく自然な挨拶です。工場内の作業を続けていく上で苦になる要素が徹底的に排除されていました。
 それと設定をした後は勝手に人の動きを再現して作業を行うという最新鋭ロボットアームが面白かったです。どう見ても無機物なのに生き物のような動きをする光景は新鮮でした。
 その後の若手社員さんとの懇談会。土日祝は基本休み、一番忙しい時期に土曜出勤があるくらい、残業もほぼなく、あったとしても負担が大きくなりすぎない様残業時間もしっかりマネジメント、年に一度の社員旅行、グアム、趣味に費やすのに十分な休みと給与。いろいろ聞かせていただきました。しっかり稼いで、それを社員にも還元して、また元気に働いてもらいしっかり稼ぐという好循環が起きている印象です。
 総括して考えてみると、本当に中小企業かという程タフで地力のある会社だとわかりました。社員への待遇が非常に良いこと、必要であればロボットアームの様な最新鋭の設備も用意、材料を買った後は全て自社で管理、製造を行うという製造方針、誰もが名前を知っている家を建てる会社との親密な繋がり。若い人も多い。会社に余裕がないと作りえない環境です。大企業ではないが、中小企業というには大きすぎる会社、ヨネキンさんでした。

経済学部2年生 森永 弘佳 さん

 10月26日に「ものづくり中小企業と大学生の求人ミスマッチ解消」5社目の訪問であるヨネキンを訪問しました。ヨネキンでは薄板塗装鋼板の切断・折り曲げ・穴あけ・抜き打ちを行なっており、大手メーカーから自営まで幅広く取引をしている会社です。
 薄板塗装鋼板の加工といってもたくさんの種類があります。ヨネキンでは鋼板水切をはじめ、ソーラーパネルを取り付け部品や仮設住宅関連部材、鋼板を用いてデザイン性のある戸建用の部品を主に製造しています。鋼板水切とは戸建の家の壁や屋根、床下などに使われている部品で雨を防いだり通気性を良くしたりするために取り付けられます。従来の鋼板水切はシルバーや黒といった一般的な色の商品が多くかったのですが、最近はデザイン性のある商品をつくるために色のバリエーションも増えています。そのため戸建の家に使われる部品だけでなく家のイメージにあった色を使った室外機や玄関前にある柱なども製造しています。また、これからも人口が減り戸建の家も減っていく事が考えられるのでソーラーパネルの分野などにも展開していっています。
 また、only1ではなくNo.1を目指しているヨネキンは業界売り上げNo.1、「住宅用鋼板水切」という分野で最大手です。その理由として考えられるのは自社生産一貫システムを行なっている事で顧客ニーズに合わせた生産体制、多品種・小ロット・大量生産する事ができます。お客様の要求から商品がお客様に届くまで対応する事ができます。他にも最新鋭の設備が整っているのでお客様からの様々な開発依頼に対応する事ができます。このような対応ができるのは中小企業だからこそできる事だと思います。会社同士でやり取りするだけでなく、お客様とやり取りする事ができるので、お客さまの声が直に聞ける事ができ、改善していく事ができることはとてもいいことだと思いました。
 私の実家は屋根に携わる仕事をしています。倉庫や作業所にはたくさんの部品が置いてあるのをよく見ました。ネジなど誰もが見て使い方が分かる部品から専門の人しかわからない部品までたくさんあります。今回ヨネキンを訪問し展示室に行った時にこれ見たことあるなぁと思った部品がありました。そして、あ! あの時見た部品はこんな風に使われてるんだ! とわかりました。また、実家の家を思い出しながら、こんな形の部品ついてるなぁと思いながら展示室でお話を伺いました。分かった途端話を聞くのも工場で製造されている部品を見るのも楽しくなりました。
 今回ヨネキンを訪問して1番考えさせられたのは、今後どのように展開していくかです。だんだんと戸建の家が減ってきている中どのようにしていくのか、新たな分野にもどのようにして展開していくのか。このように展開して事業を発展させて大きくしていく、大企業に負けないように様々な方法を打っていくということが中小企業ならではの事ではないかと思いました。

経済学部2年生 佐野 宏太 さん

 2016年10月26日に私たち三木ゼミは「株式会社ヨネキン」を訪問しました。
 到着すると早速、模擬会社説明会が始まったのですが、私はいつもよりも緊張していました。若手社員のお二人のご説明やお話を聞いていて伝わってきたことがあります。会社の説明をする時や営業の仕事の話をする時、楽しそうに話して下さりとても充実しているのだろうなと感じました。特に、中小企業の魅力についてお話をいただきました。中小企業だと若手社員のうちに大きな仕事を任せてもらえる。それによって自分が売り上げを伸ばしてやるという目標ができ、また責任感が芽生えるそうです。それを達成することにやりがいを感じておられました。前任の方が10年間続けてきた大きな得意先との仕事を任され、絶対に売り上げを落とさない、負けない、と強い気持ちを言葉に表しておられました。自分の意志や考えを言葉に表すことで、より意識を高めて自分の目標をブレないようにしているように感じました。また、製造から販売までの工程をすべて経験できることも、中小企業ならではの強みだとおっしゃっており、お客様のご要望の商品を作りお客様に販売して、お客様に笑顔で「ありがとう」と言われることもやりがいの一つだそうです。会社内ではチームワークがいいらしく、仕事が終わっていない時などは先輩方が手伝ってくれたりもするそうです。また、社員旅行などもあるそうで、プライベートでも仲が良さそうでした。
 今回の企業訪問で私の中にあった中小企業に対する偏見がなくなりました。会社は名前ではなく、自分にあった会社を探すこと。そして、いかに自分自身で目標をもって仕事に打ち込み、どれだけ情熱を注いで取り組むかで充実度は変わるのだと感じました。今回、若手社員の方々からは、私たちが知りたかった中小企業の本音を聞くことができました。これからの就職活動に役に立つと思います。ありがとうございました。

ご参考