2016.10.26

大阪府商工労働部との連携事業「ものづくり中小企業と大学生の求人求職ミスマッチ解消」⑤ 株式会社マーベックスを訪問しました

大阪府商工労働部との連携事業「ものづくり中小企業と大学生の求人求職ミスマッチ解消」⑤
株式会社マーベックスを訪問しました(経済学部三木ゼミ2年生)

 2016年10月12日(水)、経済学部の三木ゼミ2年生は、東大阪市にある株式会社マーベックスを訪問し、専務取締役の本田祐樹さん及び若手社員にお話をうかがいました。
 株式会社マーベックスは平成13年(2001年)創業、快適、健康で環境にも優れた住空間を創るシステムやサービスを提供しています。主力製品の「澄家(すみか)Ecoシリーズ」は住宅の床下に設置するダクト式全熱交換型換気システムで、現在では業界最高レベルの90%の熱交換性能を有し、特に夏と冬における空調機器の冷暖房の省エネルギー効果を高め、ユーザーの高い評価を得ています。平成26年(2014年)には大阪中小企業顕彰事業実行委員会(注1)が実施する「大阪ものづくり優良企業賞」「知的財産部門賞」に選ばれるなど、大阪を代表するものづくり企業です。
 経済学部三木ゼミは、グローバル人材を育成する「グローバルキャリアプロジェクトゼミ」であると同時に、民間企業出身の教員が指導するという特色を活かし、企業/行政/地域との接点をできるだけ多く持つようにしています。三木ゼミ2年生は今年度、大阪府商工労働部の連携協定に基づく事業の1つとして「ものづくり中小企業と大学生の求人求職ミスマッチ解消」という課題に取組んでいます。今回はその活動の一環として訪問しました。
(注1) 大阪中小企業顕彰事業実行委員会:
大阪府、大阪府商工会議所連合会、大阪府商工会連合会、公益財団法人大阪産業振興機構、地方独立行政法人大阪府立産業技術総合研究所で構成

 以下に今回の訪問見学で得られた、学生たちの気付き(一部)を紹介します。

経済学部2年生 佐野 宏太 さん

 2016年10月12日に私たち三木ゼミは、東大阪市の「株式会社マーベックス」を訪問しました。早速、本田専務に会社説明をしていただきました。
 まず、私たちは何気なく呼吸していますが、そこで、吸う・吐くを繰り返している室内の空気は綺麗だと思うかと問われました。今まであまり深く考えたことのない質問でした。窓から光が射し込んできた範囲に多くのホコリが舞っている光景を見たことがあると思います。あれは光が当たっているからその範囲に舞っているホコリが見えているのであって、実は、見えていないだけで同じように部屋中にはホコリが舞っているのです。これを聞いた時は驚きました。もう一つ驚いたことが、家の隅でよく見かけるホコリの塊はほとんどが服の繊維が落ちて集まったものらしいのです。
 1日で摂取する空気の量はおよそ20kgで、1日に摂取する全体の85%が空気で、残りが水と食物です。このように人間は毎日多くの空気を摂取していて、この量の空気が汚いと考えると恐ろしいです。
 室内の空気が汚れる理由としては「換気をしないこと」が最大の原因です。空気が汚れている状況というものがあり、私も昔から感じていたことなのですが、友達やおばあちゃんの家に行った時の人の家の独特なにおいがする時は、換気が不十分であることが原因です。また勉強中の眠気、運転中に睡魔が襲ってくる時は、室内の酸素が不足し炭酸ガスが増加するために起こります。
 このように換気を怠ってしまうと引き起こされる病気が喘息です。ここ10年で成人喘息の発症率は増加しています。やはり、主な理由はホコリなのです。
 そして、マーベックスさんでは室内の空気を換気する商品を手掛けています。会社として空気の質にかなりこだわっており、足元からホコリを取り除くために床下に設置するタイプの換気システムなどを工務店さんなどに販売しています。省エネ・高性能フィルター・室内汚染空気の除去・メンテナンス性の4つを兼ね備えています。熱交換といって換気の際に捨てられてしまう室内の暖かさや涼しさを再利用し空気を入れ替えているため、省エネで環境にも優しいのです。
 私はマーベックスさんで空気のお話や換気の重要性についてのお話を聞いて、空気が人間にもたらす影響は大きいのだと知ることができました。

経済学部2年生 田中 瑠羽 さん

 久しぶりの三木ゼミ企業訪問、今回は大阪府東大阪市にあるマーベックスさんを訪問しました。
 昔は、水は井戸や川から汲んできて使っていましたが、現代では衛生的な観点や味の違いから水をお金で買う事が多いです。自然にあるものが汚れてきていて、そのまま使おうにも様々な弊害があるからです。ですが、空気はどうでしょうか? ネタのためかそれとも本気か分かりませんが観光地で空気の缶詰なんかを買う事があったとしても、健康のためにわざわざ買い込んで部屋で開けまくる人はいませんよね。しかし今の日本の空気は排気ガスやら大陸からの汚染物質やらで汚れています。花粉も飛んでいます。特に都会の人達はそんな淀んだ空気の中で外にいる時も室内にいる時も毎日呼吸しているのです。アレルギーや肺の病気の種がそこら中に撒かれているのです。マーベックスさんは、そこに注目しました。空気を売り物にしました。
 よくある空気清浄機とは違いマーベックスさんのシステムは換気と空気清浄を同時に行います。外の空気を綺麗にして室内に取り込むのです。この際、熱交換システムにより真冬の冷たい空気を室内に取り込むことはありません。そして換気を行うわけなので室内の二酸化炭素濃度も下げられます。締め切った部屋の窓から顔を出した時の「スゥーッ」とした空気をいつでも味わえるのです。空気中の二酸化炭素の濃度による息苦しさや思考の鈍化、そして換気した際にどれだけ気分が良くなるかを体験しました。病院はもちろん年中エアコンをガンガンかけて窓を閉め切って授業をする自称進学校なんかは、宿題を増やすより換気をした方が偏差値が上がりそうです。
 そしてその空気の重要性を説くだけあって会社の中も息苦しさがありませんし、埃っぽさは全く感じませんでした。工房も機械を作るという埃っぽい油っぽいイメージとは全く逆で綺麗な所でした。狙ってか偶然かこの様な工場のある会社にも関わらず、会社のある付近はのどかな場所でした。付近にもいくつか他の会社がありますがよくある排気ガスが立ち込める工業地帯とは違います。建物の密度も低く、高いビルも無く、あちらこちらにそこそこ草木が生えているからでしょうか、住むにも働くにも良い場所といった印象です。
 これまで企業訪問で多くの発見や誤解への気づきがありましたが、今回の企業訪問は特に大きな発見がありました。これほど環境の整った中小があるなんて。会社の求める「住み良い」が会社そのものに強く反映されている素敵な企業でした。

経済学部2年生 二階堂 秋華 さん

 私は、主に換気をする商品を扱う会社マーベックスを訪問しました。最初の印象は、これまで訪れた中小企業と変わらない雰囲気だなと思いましたが、会社説明会が始まると、今までの中小企業より、説明内容に対して、興味がどんどん湧き出ました。換気というワードは、身近に存在するものですが、私たちは、きちんと換気していませんでした。ただただ、窓を開けたり、換気扇を回したりするだけでは、汚い空気と混じってしまいます。身近なワードということと、今までしていた換気とどう違うのかということが、私たちの興味を引き立てました。実際に私たちの換気不足により、部屋の中の空気にほこりが舞っていることがわかる動画を見せていただきました。そして、そのほこりを少なくするためにマーベックスが開発した、床下に外からの風と部屋の風が混じらないような空洞を作り、きれいな空気を送り込む換気システムを、目の前で見せていただきました。今までされていそうで、されていなかったその換気システムは、驚きでした。
 この換気システムに興味を示せたのは、身近だったという他に、将来この換気システムが、今後の家つくりを変えていくのではという背景が見えたからだと思います。オフィスの中も作業がしやすいように、一人一人のデスクに仕切りを作り、集中しやすいようにしたり、逆に仕切っているから、他の人が、何の作業をしているのか確認しにくくないように、オフィスの中にモニターを設置したり、作業がスムーズに行っているようでした。
 マーベックスは、まだまだ世間では、換気というものがきちんとできていない人ばかりなので、きちんと換気をすれば、喘息だって直すことができるし、何より過ごしやすい家を作り出すことができるということを、広めたいと望んでいます。そのためには、営業をもっと増やし、取引先をもっと増やすべきなのではないかと思いました。
 私は、今回の企業訪問は、今までの企業に比べて、商品に対する思いの強さが違うなと思いました。社員全員が、その換気システムに真剣に向き合い、良いものにしようとしているようでした。一番驚いたのは、会社のための勉強のために、書籍や参考書は会社が負担することでした。私も、将来就く会社では、そのような気持ちを大切にしようと思いました。

経済学部2年生 飯尾 梨紗 さん

 10月12日に私たちは株式会社マーベックスという会社を訪問しました。本社は東大阪に在り、仙台、東京、名古屋,九州に営業所を構えています。業務内容は住宅用設備の開発から製造、販売を行っており、従業員は年々増えており今では50人を超えています。
 社内に入りまず本田専務から会社の説明をしていただきました。パワーポイントを使い、まず私たちの住んでいる家の話から始まりました。室内には埃が多くあり、そのほとんどが日常での服の擦れででた繊維である。健康のために24時間換気が義務付けられているが埃やハウスダストは床下30cmにたまりやすく、従来の換気システムでは換気できかった。床下にマーベックスの換気システムを設置することでより綺麗な室内空気を作ることが出来る。さらに、換気の際、熱交換も兼ねているので外気を室内の温度に近づけて入れてくれ、エアコンをつけたまま換気をしても余分な電気代がかからない。などの説明を受け、この商品がとても魅力的に感じたと同時に私の知らなかった知識がたくさんあり、とても勉強になりました。この話を聞く限り会社説明といっても商品の説明がメインじゃないか? と感じると思うのですが、お話がとても面白くてこういう商品を販売しているんだ、もっとこの会社を知りたいな、と思うことができ、こういう会社の説明の仕方もあるのだなと、巧い会社説明だと私は思いました。
 その後工場にも案内していただきました。こちらも工場のイメージとはまた違っていて工場でよく見かける大きな機械はあまりなく、包装や、組み立ての作業をしていることが多かったです。精密機械を扱っていることもあり、埃や静電気で機械が壊れてしまわないように工場の一室に、小部屋が設けられおり、そこだけ雰囲気がさらに変わっていてとてもおもしろかったです。
 一通り工場を案内していただいた後、若手社員の方々だけにお話をする機会があり、そこで印象に残ったことは、皆とても責任感が強く自社の商品に誇りを持っており、今はこの会社は知名度が低いかもしれないけど、これからもっと大きくなっていくと思うと、おっしゃっていました。若手社員がここまでいうということに本当に感動して、とても素敵な会社だと感じました。

経済学部2年生 森永 弘佳 さん

 10月12日に「ものづくり中小企業と大学生の求人ミスマッチ解消」4社目の訪問先であるマーベックスへ訪問しました。マーベックスでは24時間全熱交型換気システムを製造販売している会社です。
 皆さんは一日にどのくらいの空気を体内に取り込んでいると思いますか? 実は私たちは一日に20kgの空気を体内に取り込んでいます。一日の食事の量が大体2kg。食事量の10倍もの空気を毎日取り込んでいるのです。食べ物や飲みのなど健康に対してこだわる人はたくさんいます。しかし、環境にも健康にも関係のある空気のこだわる人は多くはありません。しかし、マーベックスでは空気にこだわる人のために造られた商品があります。それは、最初に出てきた24時間全熱交型換気システムです。マーベックスで開発された24時間全熱交型換気システムは外気を床下に取り込み、床下の空間に空気が循環し、室内給気口・アンダーカットを通過してキレイな空気が各部屋に送り込まれ、各部屋の床下に設置された排気口から排気され熱回収されて外に排気される仕組みです。大体排気口は部屋の壁や天井についています。しかし、床上30cm以下のところにホコリやダニなどのアレルゲン物質が多く存在することからマーベックスでは床に排気口を設置することでより多くのアレルゲン物質を外に排気することができます。ホコリは衣類などの繊維物質から発生します。排気口が床下に設置できるのでクローゼットや押し入れに中にも設置することができます。また、外気と室内の空気を循環させる際、換気で捨てられてしまう室内の暖かさや涼しさを再利用(熱回収)するので、夏はエアコン、冬は暖房などを使用することで省エネ効果もあり、冬は室内の排気から水蒸気を回収して室内に戻すので室内の乾燥防止にもなります。このようにマーベックスの24時間全熱交型換気システムは環境にも私たち人にもいいということが分かります。
 マーベックスに訪問するまで生活環境の空気や換気について深く考えたことがありませんでした。しかし、汚れが目に見えないからこそこだわる必要があると思いました。環境問題で空気が汚くなっている世の中、ただ換気するだけではなくどのようにして、どのような方法で換気するのかということが大切なのではないかと思いました。換気の仕方を知ることで健康面にも影響があるのではないかと思います。また、マーベックスへ訪問するまでは住宅関係や換気など家に関することにあまり興味がありませんでした。しかし、今回訪問したことで住宅関係に興味を持ちました。マーベックスの方々が私たちに分かりやすく熱心に説明してくださったことで今までに自分にない分野に興味を持つことができました。住むことにこだわる、空気にこだわる、ことが環境開発が進む現在の住宅環境に住む人が考えていくことでないかと思います。この訪問を機に私もその一人になったと思います。

ご参考