2015.8.30

MKタクシー社員研修に参加しました

MKタクシー社員研修に参加しました

 2015年8月17日(月)、経済学部の三木ゼミ3年生は、京都のMKタクシー上賀茂営業所を訪問し、MKタクシー社員研修に参加しました。
 三木ゼミは、グローバル人材を育成する「グローバルキャリアプロジェクトゼミ」であると同時に、民間企業出身の教員が指導するという特色を活かし、企業/行政/地域との接点をできるだけ多く持つようにしています。

MKタクシー社員研修とは

 昭和 35 年創業以来「お客様第一主義」を貫き、挨拶の徹底や丁寧なドアサービスでお客様の信頼を積み重ねてきたMKタクシーの社員教育を、教習センターの教官の指導でMKタクシーの新入社員と同様に体験し、大きな声を出す挨拶や言葉遣い、サービスマナーを学ぶものです。
【当日のプログラム】
07:30 MKの朝礼見学
08:20 館内見学
09:20 MKの歴史
10:20 教習所長講義
11:00 声出し体験
12:00 終了

自身の目標に対して確固たる決意とやる気の向上に繋がる研修でした 3年生 松本 光司

 私は2015年8月17日(月)に、MKタクシー社員研修(体験)に参加しました。参加前から、人材育成に重きを置いていて挨拶等をしっかりできるように声出しの訓練をしている会社であると聞いていたので、かなり緊張していました。
 研修の前日に梅田交通株式会社代表取締役社長の古知愛一郎さんがブリーフィングを兼ねた夕食会を開いてくださいました。普段から企業訪問等を積極的に行っているため、自分の中では社会人慣れしている方だと思っていたのですが、古知社長の数々の修羅場を潜り抜けてこられたオーラのようなものを目の当たりにし、かなり緊張してしまいました。
 当日は珊瑚タクシーグループの山根社長及び運転手の方々と一緒に研修体験を行いました。最初に朝礼を見学させていただきました。ラジオ体操や軽めの英語のレッスンも行われていて、私が持っていたタクシー会社の印象とは大きく違っていました。また、出車時にたくさんの種類のタクシーを見ることができました。様々なタクシーがある中、特に印象に残ったものがバリアフリータクシーです。少し大きめのボックスカーになっていて、後ろに車いすのお客様も乗せることができるようになっていました。乗せるまでの作業は手動で行うため、ドライバーにとっては多少の労力は必要ですが、その部分をサービスの一つだと考えれば、少子高齢化へまっただ中の日本にとって、必要とされていくタクシーなのではないかと感じました。
 次に新人教育の一つである声出しを実際に見学させていただきました。その日の新人教育は5人が参加していて、一番下の年齢の方は23歳、一番上の年齢の方は57歳と幅広い年齢層の中すべてのドライバーに同じ訓練を実施していました。またその日はいませんでしたが、女性ドライバーの方も同じ訓練を受けているそうです。訓練の様はとても迫力があり、厳しい様子でした。社訓や心がけ等を大声で繰り返し叫ぶことに何の意味があるのだろうと、研修前に思っていましたが、教えていただいたときにものすごく納得することができました。その理由としてはMKタクシーにはタクシー経験者よりもはるかに多くの、元々別の職業をしていた方が入社されるため、元々の自分が積み重ねてきた経歴やプライドといった邪魔になる部分を捨て去り、サービス精神を徹底的に刷り込むために繰り返し大声を出し続けるという訓練をしています。一生懸命に声を張り上げている様子を見て、高校生の時にただひたすら無我夢中に部活動に取り組んでいた当時の気持ちが思い起こさせられました。歳を重ねるにつれて計画性をもって無難に行動するようになるのは必然ですが、ただひたすらがむしゃらにあがくことも時には大切なのだと気付かされました。
 その後、MKタクシーの歴史と大きく成長することができた背景を知ることができました。動画(テレビ番組の録画)で創業者である青木定雄氏の、常に社員と接するために自家用車は持たずタクシーで通勤していたことや、ガレージを歩き回り社員全員に挨拶をして回っていたこと、同業社や運輸省さえも敵にまわしてでもMKの意志を貫き通す姿には、本当に胸が熱くなりました。MKタクシーの理念や精神などが理解できた後、実際に声出し体験に参加させていただきました。先にも述べたように、研修前は声出しに何の意味があるのかと思っていましたが、研修に参加していた皆様も私と同じようにやる気満々で「やってやろう!」という気持ちでいっぱいであったことだと思います。天候の都合上、短時間でしたが自分が普段いかに声を出していないかということと、大声を出すことで自分という人間がアピールできているのではないかという気持ちにさせられました。他人に迷惑になるほど声を張り上げる必要はないかもしれませんが、大きな声ではきはきと会話することは非常に大切なことだと実感しました。
 今回の研修では、想像以上に得られたことが多く、簡単に言葉で言い表すことができませんが、MKタクシーの素晴らしさと社会人がいかに学生とは段違いであるかを特に思い知らされました。学生のうちに社会人と遜色ない技量を身に付けるべきであるという目標を掲げている私にとっては、この上なく自身の未熟さに気づかされる機会となりました。しかし、数日後から一カ月間ベトナムで行われるインターンシップに参加します。声出しをしたことにより自分をリセットできていると思うので、このインターンシップで様々経験をゼロから積み重ね自身の成長に繋げていきたいです。

お客様第一主義の重要さに気づくことができました 3年生 李 章徳

 今回、私たちは8月17日にMKタクシー上賀茂営業所を訪問し、社員研修(体験)に参加させていただきました。この研修体験を受けてMKタクシーの社員全員がお客様第一主義という経営理念を共有することがいかに大事であるのかを知ることが出来ました。
 MKタクシーはビジネス誌プレジデント2014年9月15日号の特集記事の接客高感度企業ランキングで3位に選ばれ、タクシー会社にもかかわらずANAなどサービスで名だたる企業と肩を並べて選ばれました。なぜここまでお客様から支持されるようになったのかは先ほども書いたとおり、お客様第一主義を貫いた結果ですが、当時はMKタクシーが出来て間もないころは挨拶をする習慣がまったくありませんでした。これを元MKの会長である青木定雄さん自らが朝早く、上賀茂営業に出向いて社員たちに次々とあいさつをして回るということを毎日続けて行い、従業員たちがやっと挨拶するようになったということを、ビデオを通して知りました。
 わたしはなぜ、そこまで挨拶にこだわるのか、お話をお聞きするまでまったくわかりませんでした。なぜなら、まったく行っていなかったことを一日や二日ならまだしも毎日休まず続けるなどはっきりとした信念がなければ、到底続けることなどできないからです。
 青木さんはお客様に親切にし、サービスを良くすれば、お客様は必ずMKを選んでくれる。選んでくれれば、それだけ売上が上がり、運転手が安定した生活が出来てサービスの質も向上するという信念を持っていたから続けられたということを知り、信念の重要さを感じました。また、新人研修の声だしを見学、体験してここまでやるからお客様と実際に接した時にしっかりとした接客が出来るのだということに気づくことが出来ました。
 タクシー業は接客業であり、経営者から従業員までの全員がMKという会社の名前を背負っているから一人でもお客様に対する接客を怠ればMKの社員全員がそのようなイメージで思われてしまうので、考え方を統一しなければいけない。そのために声を出してリセットさせる事が大事であることを教習所長のお話で知りました。また、全員が仕事に全力で取り組むことの重要さも学ぶことが出来ました。お客様が選んでくれるから私たちの売上も上がるのだというお客さま第一主義がいかに大事であるかをこの研修で鮮明に理解することが出来ました。
 最後になりましたが、今回この研修体験を手配してくださった梅田交通株式会社代表取締役社長の古知愛一郎さんと交通論壇社代表取締役社長の小北隆弘さんにはただただ感謝の気持ちでいっぱいです。この場を借りて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。