2015.1.26

毎日新聞社記者 小国綾子様よりご講演をいただきました

毎日新聞社記者 小国綾子様よりご講演をいただきました(経済学部三木ゼミ2年生+経済学部 特講L2 グローバルビジネス論)

 2015年1月21日(水)、経済学部の三木ゼミ2年生は、毎日新聞社記者の小国綾子様にあべのハルカスキャンパスまでお越しいただき、「アメリカで体験したCultural Bumps」というタイトルでご講演をいただきました(Cultural Bumps:異文化衝突)。
 三木ゼミは、グローバル人材を育成する「グローバルキャリアプロジェクトゼミ」であると同時に、民間企業出身の教員が指導するという特色を活かし、企業/行政/地域との接点をできるだけ多く持つようにしています。
 今回は講師をわざわざ東京からお招きしたため、三木ゼミ生だけではなく、三木が担当する「グローバルビジネス論」受講生もご講演に同席させていただきました。

小国綾子様 ご略歴

 大阪出身。90年毎日新聞社に入社。長野支局、社会部、夕刊編集部などを経て、07年秋に退社し、米国メリーランド州に。米国滞在中は、週刊ポストに「ニッポンあ・ちゃ・ちゃ」を連載。11年に帰国し、毎日新聞社に再就職。
 著書は、「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)▽「アメリカなう。」(小学館)▽「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(2013年度ミズノスポーツライター賞優秀賞)▽「?が!に変わるとき 新聞記者、ワクワクする」など。

小国綾子様 ご講演の内容(大項目のみ)

・機会平等と結果平等
・日本の「公平」はアメリカの「不公平」?
・選択の自由と競争社会
・リーダーシップはお得?
・鼻先にニンジン、はOKか。
・多様性が誇り
・「アメリカ人になる国」

今回のご講演で得られた、学生たちの気付き(一部)を紹介します。

匿名希望 さん(経済学部3年)
 今回の小国さんのご講演で最も印象に残ったのは「小国さんの考え方」です。小国さんの人生談を聞き、色々なことに挑戦し、その挑戦したことに全く後悔していないところがすごいと思いました。将来どのようになるかわからないことに挑戦することは不安がたくさんあるけれど、挑戦することを続け、挑戦したことにより良い人生経験をしてきた小国さんのお話だからこそ、とても僕の心の中に残りました。
 この先の長い人生では、良いこともあればつらいこともたくさんあると思います。その中で、自分の人生で選択した道については後悔なく生きていけるようにしたいです。今回のご講演で最も印象に残った、小国さんの挑戦していく姿勢を尊敬し、これからの将来を過ごしていきたいと思いました。

匿名希望 さん(経済学部3年)
 今回の小国さんのご講演は、自分にとって大きな財産になると感じました。
 アメリカでの体験で、文化の違いによるぶつかり等をすごく正確にお話して下さいました。私は文化の違いの怖さのようなものに敏感で、テレビ等で紹介されている内容にすごく興味がありますが、実際にそのような体験をした人の話を聞いたことが今までなかったので、今回のご講演は非常に興味を持って聞いていました。
 小国さんのお話で、アメリカでの考え方(野球チームの話、ビンゴゲームの話)等をお聞きし、アメリカはやっぱり実力主義の国で弱い者には厳しいのだ、と最初は感じました。しかし、小国さんのお話の本質は「アメリカは自分の道を選択できるところだ」ということに後で気が付きました。それに気付いた後は、今までと違う観点からお話を聞くことができました。そして、ご講演の最後には最初とは全く違う思いになりました。
 小国さんが「Cultural Bumpsはチャンス!」とおっしゃった時には、最初の自分は「そんなことはないだろう」と思っていたと思います。しかし、最後には「なるほど、その通りだ」と思っていました。これは自分自身すごく考え方を変えることができたと思うし、あり得ないくらいの体験をさせていただいたと思いました。
 小国さんのご講演を聞いた今の自分は、このお話を聞く前の自分ではできていなかった物事の「見方」ができるようになり、今回のご講演で得たものは素晴らしい自分の財産になりました。

原田 凌耶 さん(経済学部2年)
 毎日新聞社記者の小国綾子さんのお話を聞き、Cultural Bumpsについて色々なことを学びました。
 日本とアメリカの違いを分かりやすく体験談に沿って話していただきましたが、私はその中でも日本とアメリカで一番違うと思ったのは「多様性」でした。この多様性は、アメリカにとっての強みであり、日本にとっては弱み、そして日本人に足りないものだと思いました。
 アメリカでは子供の頃から異文化と身近に接することがあり、それが当たり前です。子供の頃から競争が激しい代わりに選択肢がたくさんある。日本とは違うことだらけな印象を受けました。
 そんなCultural Bumpsを聞いた中での私の個人的な感想ですが、日本人には身近に多様性・異文化との接触があまりにも少ないため、例えば最近だと日本に住む中国人が増えたことで、身近になった中国人の価値観や文化を受け入れられず反感を持つ人が多いと思います。しかしアメリカでは小さい頃から異文化を受け入れているので、中国の文化も受け入れることができます。こういうところが日本とアメリカの多様性の違いであると感じました。そして日本では平等が当たり前であり、だからこそ自分の身近なところで平等が崩れた時、反発したりイジメが起きたりして、自分と同じく平等にしようとする。こういったところが日本人とアメリカ人の違いだと思いました。
 でも私たちにもCultural Bumpsと対面するチャンスはあると思います。小国さんがおっしゃったように、そのチャンスを受け入れるか、受け入れないかで自分の人生を変える選択肢になり、自分の財産にもなると思いました。

匿名希望 さん(経済学部3年)
 アメリカの子供たちは、自らプレジデントになりたがるが、日本の子供たちはリーダーをやっても得が無いからやりたがらないし、周りの人からは疎まれる。そこで私が思ったのは「だから日本の首相は叩かれるのかな」ということでした。
 私は昔からアメリカへの憧れがあり、今回のご講演を聞きなぜ自分がアメリカへの憧れがあるのかの整理がついた気がします。アメリカでは競争が当たり前で、日本ではズルだと思われることも「機転が利く」と思われ、他人と違うことをしても疎まれない。こんなに個性の育つ国を私は知らないし、確実に日本よりは育つと思います。日本で育った人しか私の周りにはいないし、この話を周りの人にしてもわかってもらえない。今回そのわだかまりが取れたような気がしました。今年の夏休み、ゼミの先生にお願いしてアメリカに連れて行ってもらおうと思います。自分の可能性を広げることができるかもしれないご講義で、本当に良かったです。ありがとうございました。