2014.11.21

大和ハウス工業株式会社 総合技術研究所を訪問見学しました

大和ハウス工業株式会社 総合技術研究所を訪問見学しました(経済学部三木ゼミ2年生)

 2014年11月12日(水)、経済学部の三木ゼミ2年生は、奈良市にある「大和ハウス工業株式会社 総合技術研究所」(以下「大和ハウス総合技術研究所」と略)を訪問見学しました。
 三木ゼミは、グローバル人材を育成する「グローバルキャリアプロジェクトゼミ」であると同時に、民間企業出身の教員が指導するという特色を活かし、企業/行政/地域との接点をできるだけ多く持つようにしています。今回は2014年度第9回校外学習となります。

大和ハウス総合技術研究所とは

大和ハウス総合技術研究所は、「環境共生」を研究開発の基本テーマとして掲げ1994年に設立されました。人・街・暮らしのより良い未来をつくるため、明日の社会に不可欠なこと<アスフカケツノ【注】>をキーワードに、さまざまな研究活動を進め、新たな価値の創造に挑戦し続けています。
 【注】アスフカケツノ:安全・安心(ア)、スピード・ストック(ス)、福祉(フ)、環境(カ)、健康(ケ)、通信(ツ)、農業(ノ)の頭文字をとったもの
 大和ハウス総合技術研究所では、取り組みを広く知ってもらうための見学コースを用意しており、世界の住宅のミニチュア展示や、大和ハウス工業の原点ミゼットハウス等を展示している「D’ミュージアム」、断熱、防音、免震などの、住まいづくりに関する先進技術を見て、触れて、体験できる「テクノギャラリー」、建築の工業化に懸けた創業者・石橋信夫氏の夢と志に触れることのできる「石橋信夫記念館」を見学することができます。

【ご参考】

学生の感想

免震技術の高さに驚かされました/ 2年生 松本光司

 私たちは今回、大和ハウス総合技術研究所を訪問しました。中には、世界の様々な家の展示や、大和ハウス工業の免震住宅、外張り断熱通気外壁、快適防音室などの技術を実体験できるコーナー、また創業者の志や歴史を知ることができる石橋信夫記念館がありました。
 世界の様々な家が展示されたコーナーでは、私たちが中学の時に習ったモンゴルの伝統的な家であるパオ(ゲル)が展示されてあり、中に入ることができました。当時、教科書で見た印象では、中は狭く暮らすにしては居心地が悪そうだと感じていましたが、実際は想像以上に広々としていて過ごしやすそうでした。パオは組み立て式で現地の人だと30分程で折りたたみと組み立てができるそうです。そんな伝統的な家でも、現在では先進技術の衛星放送受信機やソーラー発電が導入されていて、自分が思い描いていた遊牧民の暮らしと随分違って近代化しているようでした。その他にも、屋根が茅で作られている日本の昔の家が展示されてあり、この家の中にも入ることができました。私の中では冬場の寒さを凌ぐために色々工夫がなされていると勝手に印象付けてしまっていたのですが、実際は「夏場を如何に涼しく過ごすか」に適応して作られているとのことでした。少し薄暗く、居間の真ん中に囲炉裏がある感じがすごく趣深く、私は好きなのですが現代の人では暑さ寒さに到底耐えられず暮らしていけないとのことで、少し残念に思いました。

 体験の中では、他にも阪神淡路大震災と同じ震度6と、大和ハウス工業の免震技術を導入するとその震度6の揺れがどれだけ軽減されるかを体験することができました。差は歴然で、後者の揺れは、毎日通学している電車の揺れよりも少ないように感じました。耐震技術としてはトリプルコンバイドシステムというものを導入しており、これを導入していた大和ハウス工業の住宅は、阪神淡路大震災での倒壊被害報告が0件だったそうです。免震技術がここまで進んでいるとは知らず、本当に驚かされました。
 そんな数々の体験をする中、見学の中で最も印象に残ったことが二つありました。一つ目はミゼットハウスの存在でした。当時の金額で11万円の、たったの3時間で建つ家で、子供の勉強部屋として大流行したそうです。小さいながらも3時間という短時間で組み立てることができる家というその発想に驚かされました。二つ目は地盤の緩さの違いによって、家の下に杭を打ち込んでいることでした。今まで家の下に杭を打ち込んで固定しているなど思ったことがなかったので、地盤の緩い土地ではそのような工夫がなされているということに感動しました。今ではどの企業でも取り扱っている技術らしいのですが、大和ハウス工業のものは排土量が少なく環境に優しいため注目されています。
 私が生を授かったのは1994年10月で、あの阪神淡路大震災が起こった1995年1月17日に近く、当時の記憶を覚えているわけではないですが、地震というものは身近なものであると感じています。私たちの暮らしの安全・安心、家族での憩いの場を提供してくれるのが家であると学ぶことができたので、私自身が家を購入する時はそのようなことを第一に考え、良い生活をしていけるようにしたいです。

優れた技術、歴史から重要なことに気づくことができました / 2年生 李 章徳

 今回、私は11月12日に奈良県にある大和ハウス総合技術研究所を訪れました。私がこの場所に来たのはこれが初めてだったのですが、訪問を通して将来の家は大和ハウスに頼んでみたいと思えるほど優れた技術を体験することができ、歴史を通してどのようにして今の大和ハウスとなっていったのかを知ることができました。
 私たちは最初に「D’ミュージアム」を見学しました。世界のさまざまな国の独特な住居がリアルに再現されている「世界の環境共生住宅」のコーナーでは、実際に一部の住宅内に入ることができました。昔の日本の住宅は夏をいかに涼しく暮らすかを考えて作られた家なので、夏は涼しいのですが、冬はものすごく寒いということを知り、冬をここで生活するなど考えられないと感じました。モンゴルの住宅ではすぐに移動することができるように簡単なつくりになっていることをわかりましたが、住宅を取り外して組み立てるまでの時間が30分しかかからないことを知り感銘を受けました。次の展示コーナーでは大和ハウスの創業商品であるパイプハウス(倉庫)からミゼットハウスへ、またミゼットハウスが原点となり、現在の姿へと徐々に進化していったということを学ぶことができました。
 また、「テクノギャラリー」では免震システムを体験したり、大和ハウス独自の「外張り断熱通気外壁」を体感したりしました。免震システムの体験では普通だと物が倒れるぐらいの揺れがまったく無くなり、緩やかな横揺れといった感じで免震技術を取り入れるだけでこんなに違うのかとはっきりとわかるくらい揺れが少なく、我が家にもぜひ取り入れたいと思いました。防音室では普通の住宅だと音漏れするピアノの演奏などでも外に音はほとんど聞こえなくなるので、ピアノを弾く人、演奏好きにはぴったりな部屋だと思いました。
 私はこうして世界のさまざまな国の住居から大和ハウスの現在の住宅、そしてその技術を見学・体験してみましたが、何事にも積み重ねがあるということを知ることができました。パイプハウスからミゼットハウス、ミゼットハウスが原点となり、さまざまな住宅へと、そして大和ハウスはその順序をこつこつと積み上げて行くとともに時代のニーズによって変化させていくことによって、今現在にいたることに気づくことができました。以前までシンデレラストーリーのような一発逆転はあるのだと思っていましたが、そんな考えは甘かったということに気づくとともに積み重ねの大切さを身にしみて感じることができました。
 大和ハウス工業総合技術研究所では見ること以外にもさまざまな体験ができ、住宅の知識までも身につけることができた今回の訪問はとても充実していました。大和ハウスはこれからも変化し続けるでしょう。私も常に変化し続け更なる高みへといけるよう努力していきたいと思います。