御菓子司 吉乃屋 松原店 中西店主様よりご講演をいただきました(経済学部 大学入門演習Gクラス 三木担当)

  • (上の画像は吉乃屋HPより)

 2014年9月17日(水)、経済学部大学入門演習Gクラス(1年生対象、三木担当)は、夏休みの校外学習プログラム第2弾として、あべのハルカスキャンパスにて御菓子司(おんかしつかさ) 吉乃屋 松原店 中西店主様よりご講演をいただきました。
 御菓子司 吉乃屋は1966年に中西店主のお父様が藤井寺にて創業(現在創業48年)、中西店主は1999年11月に大手電機メーカーを退職し吉乃屋に入社、そのわずか8ヶ月後の2000年7月に松原店を開店されました。
 経済学部1年生の全員履修科目である「大学入門演習」では、後期に特定のテーマに関する研究を行い、12月にその研究成果の報告を行う「課題学習成果発表会」を実施します。Gクラス(三木担当)は研究テーマを「電動アシスト自転車」と「和菓子」の2つに設定し、夏休みに2回の校外学習を実施しました。今回はその2回目にあたります。

「御菓子司 吉乃屋」のご紹介 ※当日のレジュメより抜粋(一部加工)

・1966年藤井寺にて創業(創業48年)
・1999年11月 中西店主 御菓子司 吉乃屋 入社
・2000年7月 松原店開店
・2003年3月 現工場設立
・現在従業員 販売4名 製造3名 計.7名
◆経営理念
「和菓子文化の継承と発展に努め、和菓子で口福をもたらし、豊かな食生活を創造することで、社員・お客様・社会の幸福をもたらす」
◆キャッチコピー
 『一菓一笑』(いっかいちえ)"ひとつのお菓子でひとつの笑顔"
◆テーマ
 『笑顔』
☆お客様の笑顔と自らの笑顔を大切に、日々楽しく笑顔で頑張る。
 ☆自ら笑顔→周りも笑顔→お客様も笑顔
☆忙しい時程笑顔を大切に。

当日の様子

 当日は冒頭、担当教員の三木より今回の校外学習及び後期課題研究の目的等の説明を行い、引き続き中西店主より吉乃屋の経営理念や商売の心得、和菓子市場を取り巻く環境の変化や、和菓子業界の経営課題等についてのご説明をいただきました。
 一般的には和菓子よりも洋菓子の人気が高く、例えば製菓学校の学生の9割が洋菓子コースを選択(残り1割が和菓子とパン)という状況の中、お父様が和菓子屋を経営されていたことから中西店主にとっては和菓子屋になるのが子供の頃からの夢だったそうです。

 一般的な人気では洋菓子に負けている和菓子ですが、データを見ると和菓子需要は必ずしも洋菓子と比較しても大きくは減ってはおらず、根強い人気があることがわかります。一方で小規模の和菓子専門店の数は減少しており、例えば吉乃屋松原店開業の2000年には周辺に5件の和菓子専門店があったのが、現在では2件(共に吉乃屋松原店を含む数字)となっています。根強い需要があるにもかかわらず小規模和菓子専門店が減っている理由としては
1)コンビニやスーパーが和菓子を積極的に販売するようになった。これにより実質的に「ライバル店」が増えてしまった
2)百貨店に出店するような全国チェーン店が「勝ち組」となっている
3)後継者不足
というような要因があるとのことです。

 また、和菓子と洋菓子の融合が進んでおり、例えば洋菓子でも元来「和」の食材であった抹茶、あんこ、きなこ、餅等を洋菓子が取り入れています。一方吉乃屋松原店でも「キャラメルもなか」という「洋」のテイストを取り入れた商品を販売しています。
 中西店主からは、今後学生に検討してほしい内容として
・子どもが小さい頃から和菓子を口にするには。また触れ合うには(どうすれば良いか)
・大学生が和菓子を身近に感じるには(どうすれば良いか)
という2つのテーマをいただきました。今後12月の課題学習成果発表会に向け、これらの内容につき検討を進めていきます。
 また、吉乃屋松原店は11月8〜9日(土、日)に開催されるまつばらマルシェに出店しますが、それに学生が実習という形で参画させていただくことになりました。

学生の感想

以下に今回の校外学習についての、学生たちの感想(一部)を紹介します。

匿名希望 さん(経済学部1年)

 『御菓子司 吉乃屋』の中西さんの話を聞いて、私が1番印象に残っているのは、『人間力』というのはその人個人の『能力』、『努力』、『考え方』の3つから成り、その中でも『考え方』が1番大切であるという話でした。その話にちなんで話してくださった、『失敗したという事実をあえて残すことで今後の教訓にしていく』というのにもかなり考えさせられるものがありました。
 また、中西さんは、日々、笑顔でいる事を大切にしているそうで、今日の講義の際も常に笑顔で講話してくださっていました。また、その笑顔でい続ける事について中西さんは『お菓子を食べる時に笑顔でない人はいないから、和菓子を作っている時も常に笑顔を心がけている。笑顔で作ることでお菓子の品質もかなり上がる』とおっしゃっていたので、私はお菓子に携わるわけではないけれど、今後の生活やアルバイトにおいて、笑顔を心がけようと思いました。

澤口 朋弥 さん(経済学部1年)

 今回の中西さんの御講演を通して、仕事への姿勢が伝わりました。店のキャッチコピーを「一菓一笑」としていることもあり、笑い、笑顔を大切にしています。お客様の笑顔はもちろん、自らが笑顔でいることです。「忙しい時程笑顔を大切に」というお言葉が印象に残っています。私自身、アルバイトをしていて忙しい時は接客態度が二の次になってしまっていることがあるので共感しました。
 今回、中西さんから学んだことを仕事に生かそうと思いました。