2014.7.17

大阪企業家ミュージアムを訪問しました

大阪企業家ミュージアムを訪問しました

 2014年6月18日(水)、経済学部の三木ゼミは、大阪市中央区にある大阪企業家ミュージアム(最寄り駅:堺筋本町)を訪問・見学しました。
 大阪企業家ミュージアムは、企業経営者や起業を目指す人はもとより、小学生から大学生に至るまで国内外から多数の来館者があり、大阪産業界の発展に大きな貢献をされた企業家たちの夢や、苦労や、成功の喜びなどをいきいきと伝え、後世の人々が気概をもって新たな事業に挑戦する“勇気と希望をはぐくむ場”となっています。
 三木ゼミは、グローバル人材を育成する「グローバルキャリアプロジェクトゼミ」であると同時に、民間企業出身の教員が指導するという特色を活かし、企業/行政/地域との接点をできるだけ多く持つようにしています。今回は2014年度第4回校外学習となります。

施設概要と、当日の様子

 私たちが今回訪問した大阪企業家ミュージアムは、大阪商工会議所創立120周年記念事業として2001年6月に開設されました。「企業家」とは、これまでにない新しい製品やサービスを作りだして社会に貢献した人たちのことです。設立目的は「企業家精神の高揚・伝承を通じて、次代を担う人材を育成すること」です。「社会・経済の発展、生活向上の原動力である企業家たちのチャレンジとイノベーション」をテーマとしており、事業内容は展示、人材開発事業等です。来館者数は年間約1.7万人で、海外114カ国の人々が利用しています。大阪企業家ミュージアムでは、明治以降大阪を舞台に活躍した100人を超える企業家の事績を通じて、高い志、チャレンジ精神、創意工夫など『企業家精神』が学ぶことができ、また先人たちの仕事に対する思いや情熱、英知に触れることができます。
 当日は最初に、セミナールームで有名な企業家たちの生い立ち、名言などを詳しくご説明いただきました。有名な企業家共通の精神である「志・変化・先見性・挑戦・創意・自助・意思」、これら7つのキーワードと、具体例として江崎グリコ創業者の江崎利一(えざき りいち)さん、松下電器産業(現・パナソニック)創業者の松下幸之助さんのケースを学びました。続いて、大阪の企業家精神のルーツや企業家を育む土壌の生成について、秀吉や江戸時代に遡って、約15分間の動画で解説いただきました。
 主展示エリアでは「近代産業都市大阪の誕生」「大衆社会形成の中で活躍した企業家」「豊かな現代社会の形成に貢献した企業家」という3つのブロックを回り、大阪の企業家たちが社会・経済の発展にいかに重要な役割を果たしてきたのかについて、ボランティアガイドさんに詳しくまた熱心にご解説いただきました。
(李章徳)

今回の訪問を通じての感想・気づき

 今回、私達は大阪企業家ミュージアムを訪問しました。数々の学生や社会人が訪れ,
自らの進むべき道の糧としているという情報を知ってからの訪問で、いつも以上に前向きに取組みました。
 まず、ここの「企業家」というのは「起業家」だけではなく、社員として事業に多大な貢献をした人も含めているため、総称して「企業家」としているとのことでした。
 ミュージアムの方に「企業家」の精神や生き様などを詳しく説明していただき、「企業家」の人たちは、ずば抜けた独創性と柔軟な発想力とその展開、そして自らが創意工夫を凝らすことに加え、現パナソニックを創業した松下幸之助さんの「成功するところまで続ければ、それは成功になる」という言葉から分かるように、絶対に諦めないという不屈の精神を持つことに重きを置いてきたのだと感じました。
 その、大阪企業家ミュージアムに展示されている「企業家」の中でも、江崎グリコの創業者でもある、江崎利一さんが印象的でした。元々の家業が薬種だったにも関わらず、おいしさと健康というスローガンを掲げてお菓子作りに事業展開、更に買った人が頭を使って楽しむことができる"おもちゃ"を付けたり、児童販売機に5話の連続ものの映画(購入すればその中の1話を見ることができる)を導入したり、と販売の仕方にも工夫を凝らしていて、感服させられました。
 また他にも"キンチョー"の蚊取り線香は左巻きで"アース"の蚊取り線香は右巻きといった風に自社の商品に独自性を取り入れ、それを売りにしているということを初めて知りました。
 そして何よりも驚いたのは、今日では誰もが知っているような、サントリーや積水ハウス、アサヒビールなどといった有名企業を大きくしていった企業家たちの出身地が大阪であるということ、また今日大企業として名を轟かせている企業が大阪にも多くあるということです。かつて豊臣秀吉が治めた戦国時代において、大阪は商業の町として数々の商売がなされていた場所でした。徳川幕府が世の中を収める江戸時代になっても商業の街「大坂」はそのままの形で残され発展していき現代に至っています。関東にある企業が大きな企業だと認識している人が多い中、大阪にも有名な「企業家」や企業があることに関西人として誇らしく思いました。
 私たちは二回生で、就職活動はまだまだ先であるという感覚がありますが、現時点で多くのことを学べていることは非常に喜ばしいことだと感じています。就職することが全てではないですが、自らの人間性と社会性の向上の糧となるよう、ますます勉学に励もうと決意させられる校外学習でした。
(松本光司)