「三木ゼミ生が魅力ある就職先と考える大阪のものづくり中小企業」

 2024年5月29日(水)、経済学部の三木ゼミ2年生は、大阪市城東区にある大和鋼業株式会社を訪問し、代表取締役社長の大竹順さん他にお話をうかがいました。
 大和鋼業株式会社は昭和14年創業、化学や食品、医薬品、化粧品の工場などで使われるステンレス製タンク(圧力容器)を製造しています。平成29(2017)年には大阪中小企業顕彰事業実行委員会(注1)が実施する「大阪ものづくり優良企業賞」を受賞、大阪を代表するものづくり企業です。
 経済学部三木ゼミは、グローバル人材を育成する「グローバルキャリアプロジェクトゼミ」であると同時に、民間企業出身の教員が指導するという特色を活かし、企業/行政/地域との接点をできるだけ多く持つようにしています。三木ゼミ2年生は今年度も昨年度に引き続き、大阪府商工労働部の連携協定に基づく事業の1つとして「ものづくり中小企業と大学生の求人求職ミスマッチ解消」という課題に取組んでいます。今回はその活動の一環として訪問しました。
(注1) 大阪中小企業顕彰事業実行委員会:
大阪府、大阪府商工会議所連合会、大阪府商工会連合会、公益財団法人大阪産業局、地方独立行政法人大阪産業技術研究所で構成
 以下に今回の訪問見学で得られた、学生たちの気付き(一部)を紹介します。

経済学部2年生 日野 瑠士 さん

1. はじめに
 大和鋼業は1939年に創業され、従業員20名の会社です。主な仕事内容としては、社内にて「製缶」「機械加工」「バフ研磨」「非破壊検査」を一貫して行っています。また、業界では平均年齢が低く、36歳です。
 
2. 良かった点・印象に残った点
 私が大和鋼業を訪問して良かったと思う点は3つありました。1つ目は、従業員同士の仲が良いことです。大和鋼業では縁故採用が多く、弟や奥さん、友達などいろいろな関係で紹介されて入社しているので、もとから仲が良いところが働きやすさにつながると思うので、とても良いと思いました。
 2つ目は、資格を取るときの手厚いフォローです。最初はステンレスや鉄、アルミの違いが分からない若者が入りますが、資格を取れるように仕事終わりに会社に残り勉強を教えてもらえます。また、その勉強している時間は残業代が出ます。私は勉強が嫌いなので家に帰って一人で勉強するのも嫌だし、残業代が出ないのに会社に残りたくないので、残業代が出るならモチベーションアップにもつながるし、スキルアップにもつながるのでとてもすばらしいと思いました。
 3つ目は、社内が清潔に保たれていることです。大和鋼業では一作業一片付けをしており、朝礼後は15分掃除をしているので、社内をきれいに保てています。また、トイレ・食堂・ゴミ箱はきれいにするようにこころがけています。工場に見学に行った際にも、いろんなところをまわっている時どこを見てもきれいで、働くときにあまりストレスを感じずに働けるので良いと思いました。
 
3. まとめ
 大和鋼業では20名が働いており、「製缶」や「機械加工」などを行っており、業界では平均年齢が低く、展示会にも積極的に参加し、いろんな企業から、長いお付き合いができるということで、お取引をしている会社です。また、社内はきれいで、従業員同士の仲もよく、資格を取るための手厚いサポートがあるので、誰でも働きやすい会社だと感じました。
 

経済学部2年生 小松 佑実香 さん

1. はじめに
 今回は大和鋼業様に企業訪問させていただきました。大和鋼業は1939年に創業された会社で、創業当時は戦時中だったので軍需工場として仕事をしていましたが50年ほど前に圧力容器などを作るようになり、現在の事業内容は各種製缶及び加工、表面処理、鋼材販売になっています。今まで取引してきた会社の中にはチェリオやコカ・コーラ、サントリーなど誰もが知っているような大企業もあるそうです。また、大阪のものづくり優良企業賞「匠」や経済産業省の事業継続力強化計画認定など様々な認証を持っています。
 
2. 良かったところ
 今回大和鋼業様に企業訪問させていただき、お話を聞いたり工場見学をしたりして良かったと思った点が三つありました。
 1つ目は、事故防止のために工場内に他社の死亡事故の例などを紙に書いて貼っているところです。目に入るところにそういった例が書かれたものがあると気が引き締まり事故防止につながると思うのでいい取り組みだなと感じました。
 2つ目は、資格を取得する際のサポートがあることです。資格取得に必要な費用は会社から出たり、試験に落ちても会社に残って勉強させてもらえたり出来ます。また、資格手当もあるのでモチベーションの向上に繋がりいいのではないかと考えました。
 3つ目は、社員を大切にしている所です。当たり前のことではありますが、社長にこれから会社をどうしていきたいか伺ったとき、あと5年は売上3億、経常利益5%、自己資本比率30%を達成したいとおっしゃっていて、理由を伺ったとき、現在いる20人くらいの従業員に不足なくボーナスも出せるから。と話していたからです。この理由が会社のためではなくて従業員のためだったので社員さんのことが考えられているとてもいい会社だという風に感じました。
 
3. おわりに
 大和鋼業様は多数の大手企業と取引経験がある会社で、従業員のことも大切にしていることが今回の企業訪問でうかがえました。鉄鋼所としては若い従業員が多く、従業員のことも大切にしている大和鋼業はこれからさらに発展していくのではないかと感じました。

経済学部2年生 卯川 叶 さん

1.はじめに
 今回三木ゼミで、大阪府大阪市にある「大和鋼業株式会社」へ訪問させていただきました。大和鋼業では、主に製缶加工業務である取引先から預かった図面から、積算・納期・仕様確認等の打ち合わせを行い、見積もりをし、科学・塗料・化粧品・食品・医療・電池などの各仕様タンク加工製作、第二種圧力容器・消防法容器製作対応を行っています。また、製作加工だけでなく、既存製品の修理、出張工事業務も行っている会社です。今回の企業訪問での感想やまとめをレポートにしていきます。
 
2.企業説明
 最初に大和鋼業につくと工場見学をさせていただきました。工場内には大きな加工製品が沢山あったり、宙につるされているものもあったりで、とても迫力がありました。
 次に企業説明を受けました。紙の資料の説明だったけれど、社長が丁寧に分かるように説明してくださったので、満足な説明を受けることができました。また、工場見学の時に見た業務スケジュール表や取引先一覧表も手書きだったけれど、デジタルとはまた違った良さがあり私的にはこういった点も大和鋼業の良さだと思いました。
 
3.これからの人材
 学生からのインタビューの際に会社の将来性の質問があった時、社長はこれから外国人の採用を積極的にしていきたい、また外国人の採用を広めていきたい、とおっしゃっていました。外国人の人を採用するメリットとして、外国の現状を当事者から話を聞くことができるところ、世界のことをもっと知れるところ、日本人とは働く覚悟が違う、などがありました。私はこの話を聞いて「日本人とは働く覚悟が違う」という言葉がとても印象に残りました。大和鋼業で勤務している外国人が日本へ出稼ぎに来た理由は、母国で戦争が起こっている。母国での過酷な生活で家族への仕送りのため、など覚悟を決めて働きに来ているので日本人に比べて威力が違う、ともおっしゃっていました。私自身日本人なのでこの話を聞いて少し複雑な気持ちになったけれど本当にその通りだと思いました。私たちは、働き方改革も大切だけれどそれ以前に安心して働く場所があることに感謝をしないといけないと思いました。
 
4.まとめ・感想
 今回の企業訪問では工場見学はもちろんですが、実際に経営者側の外国人のニーズや求めている人材について話を聞くことができ、大学の授業では学べないことを学ぶことができ、とても貴重な企業訪問となりました。

ご参考