2026年5月13日(水)、経済学部の三木ゼミ2年生は、八尾市にある株式会社中田製作所を訪問し、代表取締役の中田寛さん、及び若手社員の皆さんにお話をうかがいました。
株式会社中田製作所は昭和52年創業、アルミ専門の精密部品機械加工メーカーとして高品質で魅力ある製品をお客様にお届けしています。納品先は液晶製造装置・半導体製造装置・産業用ロボット・医療機器など多岐に渡り、特に近年はアルミを含む幅広い金属材料に対する超微細加工技術の開発に成功。平成19年(2007年)と平成25年(2013年)には内閣総理大臣表彰「ものづくり日本大賞」優秀賞に選ばれるなど、大阪を代表するものづくり企業です。
経済学部三木ゼミは、グローバル人材を育成する「グローバルキャリアプロジェクトゼミ」であると同時に、民間企業出身の教員が指導するという特色を活かし、企業/行政/地域との接点をできるだけ多く持つようにしています。三木ゼミ2年生は今年度も昨年度に引き続き、大阪府商工労働部の連携協定に基づく事業の1つとして「ものづくり中小企業と大学生の求人求職ミスマッチ解消」という課題に取組んでいます。今回はその活動の一環として訪問しました。なお、三木ゼミ2年生は毎年最初のものづくり企業訪問先として中田製作所の皆さんに大変お世話になっています。

以下に今回の訪問見学で得られた、学生たちの気付き(一部)を紹介します。

【経済学部2年生 井出 彩芭 さん】

今回、中田製作所を訪問し、企業説明、質疑応答、工場見学を体験しました。
まず企業説明では、会社で製作している製品についての説明や、社員の給料、福利厚生、社内イベント、会社理念などについて詳しく教えていただきました。特に印象に残ったのは、非常に小さな穴が無数に開けられているアルミの製品です。後ろからライトを当てることで、ドラえもんやアンパンマンなどの図柄が浮かび上がる製品です。実際に手に取って見ることができたため、高い技術力を身をもって感じることができました。同時に、企業で製作されている製品への理解も深めることができました。
次に質疑応答を行いました。社長や社員の方々がどのような質問にも丁寧に答えてくださいました。私たちは主に、事前に配布されていた評価シートの質問事項に沿って質問をしました。しかし、社長は質問への回答だけでなく、付随する情報や会社に対する熱意についても語ってくださったため、社長の人柄や社風についても理解を深めることができました。
企業説明と質疑応答を通して、月給やボーナス、福利厚生、社員同士の人間関係の良さや仕事へのやりがい、入社のきっかけなどの社員の生の声を聞くことができました。また、学生に対しても親身に接してくださり、自社への思いの強さを感じました。
特に印象に残ったことが二点あります。一点目は、社長の会社に対する思いの強さです。社長は会社に関する話になると感情がこみ上げ、すぐに涙を流してしまうと話していました。また、ミッション・ビジョン・バリューにも記載されていた「笑顔と強さ」を大切にしており、「今、笑顔と強さを守っていれば結果が後からついてくる」とおっしゃっていたことが印象に残りました。
二点目は、社員同士の人間関係の良さです。社長と社員の方々でゴルフや食事に行くことが多く、若手社員同士もプライベートで交流していると聞きました。また、社内イベントも多いらしく、そのようなエピソードから社員同士の人間関係の良さや、働きやすい環境であることが伝わってきました。
次に工場見学を行いました。工場見学では、先ほど実際に手に取って見た製品を製作している様子を見ることができました。その他にもアルミを削る大きな機械なども見学させていただき、製造現場の迫力や技術力の高さを感じました。
また、社内はとても清潔に保たれていたことも印象的でした。毎月担当場所を変えながら従業員全員で掃除を行っているらしく、広い社内であってもどこも綺麗に整えられていました。さらに、作業中にも関わらず、学生にもわかるよう丁寧に説明してくださり、社員の皆さんの対応の良さを感じました。
今回の企業訪問を通して、私が最も学んだことは「心構え」である。仕事において大切なのは知識や経験だけでなく、礼儀や真面目に取り組む姿勢、笑顔であることを学びました。今回の訪問で得た視点や学びを、今後の企業訪問や将来の進路選択にも活かしていきたいです。

【経済学部2年生 谷口 朱祐 さん】

今回、八尾市にある中田製作所を訪問し、日本のものづくり企業の高い技術力と、現場で働く人々の思いについて学ぶことができました。
中田製作所は1977年創業のアルミ精密部品加工メーカーであり、液晶製造装置や半導体製造装置、医療機器、産業用ロボットなど幅広い分野の部品加工を行っています。また、超微細加工技術やアルミ精密加工技術にも力を入れており、日本のものづくりを支える高い技術力を持つ企業です。
工場見学では、実際に機械が稼働している様子を見ることができました。特に印象に残ったのは、人の目では確認しにくいほど小さな穴や溝を高い精度で加工していることです。ミクロン単位の加工(超微細加工)を行うためには、機械の性能だけでなく、作業する技術者の経験や知識が必要であり、長年培われた技術力の高さを感じました。
また、製品の品質を維持するために、測定機器を用いて細かな確認を何度も行っていた点も印象的でした。製品を完成させるまでに多くの工程と確認作業があることを知り、普段何気なく使っている製品が多くの努力によって支えられていることを実感しました。また、自動化も目指しており、これからの時代に対応した生産体制づくりを進めていた。
さらに、社員の方のお話から、中小企業であっても世界に通用する技術を持つことの重要性を学びました。中田製作所では「アルミ加工」という分野に特化することで強みを築き、他社との差別化を図っているという点が印象的でした。また、新しい技術への挑戦を続ける姿勢が会社の成長につながっていることも理解できました。
特に、顧客から求められる細かな要望に柔軟に対応しながら、高品質な製品を短期間で提供することを大切にしているという説明が印象に残りました。大量生産ではなく、一つ一つの製品に対して丁寧に向き合う姿勢が、多くの企業から信頼される理由だと感じました。また、工場内では整理整頓や安全管理も徹底されており、良い製品を作るためには働く環境づくりも重要であることを学びました。社員同士が協力しながら作業を進めている様子からは、技術力だけでなく、チームワークもものづくりには欠かせないと感じました。今回の訪問を通して、ものづくりは単に製品を作るだけではなく、人々の生活や産業を支える重要な役割を持っていると感じました。そして、高品質な製品を生み出すためには、技術力だけでなく、働く人々の責任感や努力が必要であることを学びました。今回得た学びを、今後の学習や将来の進路選択にも活かしていきたいです。

【経済学部2年生 立花 慧吾 さん】

私は今回、中田製作所に訪問しました。まず会社に入ると、社員の方々が笑顔で挨拶してくださり、とても良い印象を受けました。
その後の説明では、日々変化する最先端の半導体分野や、これからの社会を支えるロボットの重要部品など、現代の産業に欠かせないものを数多く製造していることを知りました。さらに、誰もが名を知るような国内外の有名企業とも多数の取引を行っていると知り、貴社が市場から寄せられている信頼の厚さを強く実感しました。
続いて案内していただいた工場内では、最新のロボットが導入されており、効率よく製品が作られている点が印象的でした。さらに、ベテランの方々の仕事を拝見させていただき、手動で非常に細かい作業を行っていてすごいなと思いました。また、案内をしてくださった社員の方の説明も非常にわかりやすく、たくさんの知識を得ることができました。
今回の訪問で最も印象深かったのは、社長様と社員の方々への質疑応答の時間です。皆様が個人としても会社としても明確な目標を持って前進していることがわかりました。
中でも驚いたのは、社長様と社員の方々が個人チャットを使って、日々の反省点だけでなく、プライベートな話題まで日常的にコミュニケーションを取り合っているというお話です。人と人との繋がりを何よりも大切にしていると感じました。
社員の方々が口を揃えて、社員同士が仲良く、相談しやすい環境が整っているとおっしゃっていたことも印象的です。充実した福利厚生や社内イベントが、実際の良好な人間関係につながっていると感じました。こうした環境があるからこそ、安心して技術を磨き、高い目標に挑戦できるのだろうと思いました。
今回の中田製作所への訪問を通じて、私は単に製品を作る技術だけでなく、企業における人と人との繋がりの重要性を学ぶことができました。さらに、社長さんや社員さんも目標を持って生き生きと働かれており、私たちにもわかりやすく説明していただいたことが、多くの取引先から信頼されている理由だと感じました。自分の大学生活や就職活動でも活かしていきたいです。