2026年1月14日(水)、経済学部の三木ゼミ2年生は、あべのハルカスキャンパスにて社会連携事業「タクシードライバーを選ばれる職業に!魅力を高める取り組み」「海外ライドシェア新勢力についての徹底調査」プロジェクトの最終報告会を実施しました。報告会には「海外ライドシェア新勢力についての徹底調査」連携先である株式会社交通論壇社の小北隆弘様、及び「タクシードライバーを選ばれる職業に!魅力を高める取り組み」連携先の東京・日本交通株式会社の業務提携先である、梅田交通グループ代表の古知愛一郎様にご参加いただき、ご講評いただきました。
学生による報告内容(要約)は以下の通りです。
学生による報告内容(要約)は以下の通りです。
【「タクシードライバーを選ばれる職業に!魅力を高める取り組み」について】
私たちは、タクシー運転手が若者に「選ばれる職業」として認識されにくい理由を明らかにし、その改善策を考えることを目的に本調査を行いました。私たちが注目した背景には、タクシー業界が人材不足に直面する一方で、若年層には「きつい・危険・稼げない」といった古いイメージが残り、実態が十分に伝わっていないという課題があります。大阪市内で実施した運転手へのヒアリングからは、近年はベースアップにより収入面が改善し、歩合制によるやりがいや働き方の自由度を評価する声が多く聞かれました。一方で、酔客対応の負担が大きな課題であることも分かりました。また、阪南大学生を対象としたアンケートでは、約4人に1人がタクシーに興味を示し、運転や人との交流に魅力を感じている学生が多いことが明らかになりました。しかし、収入や休暇、安全性に関する誤解が依然として強く、職業選択につながっていません。私たちはこれらの結果を踏まえ、①収入・働き方・安全性の見える化、②若手ドライバーの魅力を伝えるストーリーテリング、③大学や地域と連携した体験機会の創出が、誤解を解消し関心を高めるために重要であると考えました。
【「海外ライドシェア新勢力についての徹底調査」について】
私たちは、インドネシア・バリ島におけるライドシェアサービスとして、新興企業のGojekと最大手のGrabを比較し、それぞれの特徴と利用実態について調査しました。私たちが注目した背景には、観光地バリ島において移動手段の利便性が観光体験や生活の質に大きく影響している点があります。調査の結果、Grabは乗用車サービスを中心に高い市場シェアを持ち、車両の清潔さやドライバー対応の安定性から、観光客にも利用しやすいサービスであることが分かりました。一方、Gojekはバイク配車に強みを持ち、渋滞の多い都市部や短距離移動において利便性が高く、現地利用者を中心に支持されていました。また、Gojekは配車だけでなく決済やフードデリバリーを統合したスーパーアプリとしての特徴も見られました。料金水準は両社で大きな差はなく、支払い方法も多様に対応しています。私たちはこれらの結果から、Grabは安定性と分かりやすさを重視する利用者向け、Gojekは機動力と多機能性を求める利用者向けのサービスであり、利用目的や利用者層に応じて使い分けられていると考えました。
