2025年11月29日(水)、経済学部の三木ゼミ2年生は、八尾市にある株式会社デジックを訪問し、代表取締役の倉田慎介さん他従業員の皆さんからお話をうかがいました。
株式会社デジックは昭和63(1988)年創業、製造部門では発電所や航空機などに使用される、国内でも手がける企業が少ないバルブ・ポンプ用グラファイトパッキンを製作しています。またソフトウェア部門では中小企業向けの生産管理システムの開発販売を行っています。平成21年(2009年)には大阪中小企業顕彰事業実行委員会(注1)が実施する「大阪ものづくり優良企業賞」を受賞、令和7年(2025年)には「KANSAI DX AWARD 2025」金賞(中堅・中小企業部門)を受賞、大阪を代表するものづくりDX推進企業です。
経済学部三木ゼミは、グローバル人材を育成する「グローバルキャリアプロジェクトゼミ」であると同時に、民間企業出身の教員が指導するという特色を活かし、企業/行政/地域との接点をできるだけ多く持つようにしています。三木ゼミは今年度も昨年度に引き続き、大阪府商工労働部の連携協定に基づく事業の1つとして「ものづくり中小企業と大学生の求人求職ミスマッチ解消」という課題に取組んでいます。今回はその活動の一環として訪問しました。
(注1) 大阪中小企業顕彰事業実行委員会:大阪府、大阪府商工会議所連合会、大阪府商工会連合会、公益財団法人大阪産業局、地方独立行政法人大阪産業技術研究所で構成
株式会社デジックは昭和63(1988)年創業、製造部門では発電所や航空機などに使用される、国内でも手がける企業が少ないバルブ・ポンプ用グラファイトパッキンを製作しています。またソフトウェア部門では中小企業向けの生産管理システムの開発販売を行っています。平成21年(2009年)には大阪中小企業顕彰事業実行委員会(注1)が実施する「大阪ものづくり優良企業賞」を受賞、令和7年(2025年)には「KANSAI DX AWARD 2025」金賞(中堅・中小企業部門)を受賞、大阪を代表するものづくりDX推進企業です。
経済学部三木ゼミは、グローバル人材を育成する「グローバルキャリアプロジェクトゼミ」であると同時に、民間企業出身の教員が指導するという特色を活かし、企業/行政/地域との接点をできるだけ多く持つようにしています。三木ゼミは今年度も昨年度に引き続き、大阪府商工労働部の連携協定に基づく事業の1つとして「ものづくり中小企業と大学生の求人求職ミスマッチ解消」という課題に取組んでいます。今回はその活動の一環として訪問しました。
(注1) 大阪中小企業顕彰事業実行委員会:大阪府、大阪府商工会議所連合会、大阪府商工会連合会、公益財団法人大阪産業局、地方独立行政法人大阪産業技術研究所で構成
以下に今回の訪問見学で得られた、学生たちの気付き(一部)を紹介します。
【経済学部2年生 西田裕咲子 さん】
株式会社デジックは、製造部門とソフトウェア部門の二つの部門が融合している技術系中小企業です。
製造部門では、高温・高圧環境で使用されるグラファイトパッキンを主力製品としていて、ポンプやバルブなどの密封部位に使用される耐熱性や耐久性に優れた製品を製造しています。これら以外にも、航空機部品やロケット、自動車エンジンなどに使われるメタルパッキンや、バーミキュライト素材を使用した超高温に対応可能なサーミキュライトなど、幅広い種類のパッキンを製造しており、外径や材質などにも幅広く対応が可能となっています。
ソフトウェア部門では、中小企業の実態に合わせて開発された生産管理システム「アシストシリーズ」を提供しています。アシストシリーズとは、受注や発注などの初期管理から、工程管理や出荷、実績管理までをカバーし、図面などをデジタルデータとして保存することで効率よく作業が行いやすくなっています。また、必要に応じて追加や拡張も可能である点も特徴となっています。デジック自身も自社工場で同じシステムを活用しており、現場の課題をリアルに反映した操作性や改善が進んでいる点が強みになっています。
デジックでは、物のすべてに住所が定まっており作業環境の改善を行い、見た目だけの改善ではなく、「あるべき姿」と「現実」の差をなくす取り組みとして3S活動を行っています。3S活動とは、整理・整頓・清掃の頭文字Sから取った活動で、「守るべきルールを決め、決められたルールを守る」という言葉とともに、人材育成や組織づくりを大切にしています。具体的には、作業場でいるものといらないものを整理し、必要なものをきれいに保つための場所の配置を決め、その状態を維持するようにすることで、日常の業務でも同じように現実に近づけていき、生産性の向上にも貢献しています。さらに、毎日3回のラジオ体操を実施するなど、社員の健康管理にも配慮しています。
デジックでは、3S活動と自社開発の「アシストシリーズ」を組み合わせたDXの取り組みも推進しています。受発注管理や工程進捗の可視化をデジタル化する一方で、作業環境の整理・整頓・清掃を徹底することで、作業効率の向上、ミス削減、品質の安定化を同時に実現しています。また、社員の意識改革や生産性改善の文化醸成にも寄与しており、中小製造業における実践的なDXモデルとして注目されています。
訪問してみての感想
製造現場とIT技術の融合が非常に実践的に行われていることに驚きました。工場内では、高温・高圧対応のグラファイトパッキンが製造されたものを見させていただきました。高温対応パッキンを製造する専門的な技術と、自社開発の生産管理システムが現場で実際に活用されている様子から、ものづくりとITが自然に融合している企業だと強く感じました。これら以外にも現場では、整理・整頓・清掃の3Sが徹底されているため、作業環境が非常に整っており、必要な物がすぐに取り出せる配置になっていることにも驚きました。
また、社員の皆さんが自社開発の生産管理システム「アシストシリーズ」を使いこなしており、デジタル化と現場改善が自然に連動している印象を受けました。現場の声を反映したシステム改善や効率化の取り組みからは、中小企業でもDXを実践できる具体例を目の当たりにでき、学ぶことがとても多かったです。さらに、社員の健康や安全への配慮も感じられ、技術力だけでなく人材育成や組織文化も重視している企業であると実感しました。
製造部門では、高温・高圧環境で使用されるグラファイトパッキンを主力製品としていて、ポンプやバルブなどの密封部位に使用される耐熱性や耐久性に優れた製品を製造しています。これら以外にも、航空機部品やロケット、自動車エンジンなどに使われるメタルパッキンや、バーミキュライト素材を使用した超高温に対応可能なサーミキュライトなど、幅広い種類のパッキンを製造しており、外径や材質などにも幅広く対応が可能となっています。
ソフトウェア部門では、中小企業の実態に合わせて開発された生産管理システム「アシストシリーズ」を提供しています。アシストシリーズとは、受注や発注などの初期管理から、工程管理や出荷、実績管理までをカバーし、図面などをデジタルデータとして保存することで効率よく作業が行いやすくなっています。また、必要に応じて追加や拡張も可能である点も特徴となっています。デジック自身も自社工場で同じシステムを活用しており、現場の課題をリアルに反映した操作性や改善が進んでいる点が強みになっています。
デジックでは、物のすべてに住所が定まっており作業環境の改善を行い、見た目だけの改善ではなく、「あるべき姿」と「現実」の差をなくす取り組みとして3S活動を行っています。3S活動とは、整理・整頓・清掃の頭文字Sから取った活動で、「守るべきルールを決め、決められたルールを守る」という言葉とともに、人材育成や組織づくりを大切にしています。具体的には、作業場でいるものといらないものを整理し、必要なものをきれいに保つための場所の配置を決め、その状態を維持するようにすることで、日常の業務でも同じように現実に近づけていき、生産性の向上にも貢献しています。さらに、毎日3回のラジオ体操を実施するなど、社員の健康管理にも配慮しています。
デジックでは、3S活動と自社開発の「アシストシリーズ」を組み合わせたDXの取り組みも推進しています。受発注管理や工程進捗の可視化をデジタル化する一方で、作業環境の整理・整頓・清掃を徹底することで、作業効率の向上、ミス削減、品質の安定化を同時に実現しています。また、社員の意識改革や生産性改善の文化醸成にも寄与しており、中小製造業における実践的なDXモデルとして注目されています。
訪問してみての感想
製造現場とIT技術の融合が非常に実践的に行われていることに驚きました。工場内では、高温・高圧対応のグラファイトパッキンが製造されたものを見させていただきました。高温対応パッキンを製造する専門的な技術と、自社開発の生産管理システムが現場で実際に活用されている様子から、ものづくりとITが自然に融合している企業だと強く感じました。これら以外にも現場では、整理・整頓・清掃の3Sが徹底されているため、作業環境が非常に整っており、必要な物がすぐに取り出せる配置になっていることにも驚きました。
また、社員の皆さんが自社開発の生産管理システム「アシストシリーズ」を使いこなしており、デジタル化と現場改善が自然に連動している印象を受けました。現場の声を反映したシステム改善や効率化の取り組みからは、中小企業でもDXを実践できる具体例を目の当たりにでき、学ぶことがとても多かったです。さらに、社員の健康や安全への配慮も感じられ、技術力だけでなく人材育成や組織文化も重視している企業であると実感しました。
【経済学部2年生 藤川 愛子 さん】
1,はじめに
私たちは今回大阪府八尾市にある株式会社デジックを訪問しました。株式会社デジックは1988年2月に設立されており、製造部門とソフトウェア部門をもつものづくり企業です。製造部門では、高温・高圧に耐えるグラファイトパッキンの製造販売を行っています。豊富な金型を保有しており、お客様のご要望にあった製品製造ができます。ソフトウェア部門では、製造業の現場目線から生まれた小規模製造業で使いやすい生産管理システムの開発販売を全国展開しています。
2,株式会社デジックの強み
株式会社デジックの強みだと感じたものは2つあります。
1つ目は、豊富な実績です。30年以上にわたり開発した耐熱・耐圧に優れたグラファイトパッキンを製造する上でのノウハウやバックデータがあるため、お客様のご要望条件にあった製品を製造することができます。また、豊富な金型を保有しているため金型製造の必要がなく、大幅なコストダウンを実現することができます。
2つ目は、製造部門とソフトウェア部門の2つが同じ会社にある点です。製造現場での課題や改善点をソフトウェア部門が直接把握することができ、すぐにシステムへ反映できるため実用性の高いソフトを作ることができます。また、製造部門がどんな工程で困っているのかを具体的に伝えられるため、ソフトウェア部門がどうすれば効率化できるのかを技術的に提案することができます。そのため、製造現場でのテストを即座に行え、フィードバックを受けて改良することで開発スピードが速く、外注に比べて仕様変更や追加機能にも柔軟に対応することが可能となります。
3,株式会社デジックの環境
株式会社デジックは、3S活動に力を入れています。週初めに1時間ほど時間をとり、社内が綺麗で仕事がしやすい環境づくりを行っています。
労働時間では1日7.75時間勤務であり、出勤と退勤をそれぞれ3つの時間帯から選択することができます。そのため、通勤ラッシュを避けたり早く帰ったりするなど、自分の都合や好きな時間から出勤することができ、ワークライフバランスがとれやすいものになっていました。
平均年齢が30歳後半でやや若い社員が多く、小規模でアットホームな雰囲気であり、一人で黙々と作業するのではなく、上下関係なくすぐに先輩社員に相談できる環境でした。
福利厚生では、資格取得支援があり専門知識やスキルを身につける機会の場があり、社員成長支援が充実していました。
4,まとめ
今回の企業訪問を通じて、製造部門とソフトウェア部門をもつことで現場の課題を迅速にシステムに反映できる強みを知ることができ感動しました。豊富な実績と金型で高品質・低コストを実現し、社内では3S活動や柔軟な勤務時間制度を導入し、働きやすい環境と資格取得支援などの社員成長支援も充実している点が印象的でした。
私たちは今回大阪府八尾市にある株式会社デジックを訪問しました。株式会社デジックは1988年2月に設立されており、製造部門とソフトウェア部門をもつものづくり企業です。製造部門では、高温・高圧に耐えるグラファイトパッキンの製造販売を行っています。豊富な金型を保有しており、お客様のご要望にあった製品製造ができます。ソフトウェア部門では、製造業の現場目線から生まれた小規模製造業で使いやすい生産管理システムの開発販売を全国展開しています。
2,株式会社デジックの強み
株式会社デジックの強みだと感じたものは2つあります。
1つ目は、豊富な実績です。30年以上にわたり開発した耐熱・耐圧に優れたグラファイトパッキンを製造する上でのノウハウやバックデータがあるため、お客様のご要望条件にあった製品を製造することができます。また、豊富な金型を保有しているため金型製造の必要がなく、大幅なコストダウンを実現することができます。
2つ目は、製造部門とソフトウェア部門の2つが同じ会社にある点です。製造現場での課題や改善点をソフトウェア部門が直接把握することができ、すぐにシステムへ反映できるため実用性の高いソフトを作ることができます。また、製造部門がどんな工程で困っているのかを具体的に伝えられるため、ソフトウェア部門がどうすれば効率化できるのかを技術的に提案することができます。そのため、製造現場でのテストを即座に行え、フィードバックを受けて改良することで開発スピードが速く、外注に比べて仕様変更や追加機能にも柔軟に対応することが可能となります。
3,株式会社デジックの環境
株式会社デジックは、3S活動に力を入れています。週初めに1時間ほど時間をとり、社内が綺麗で仕事がしやすい環境づくりを行っています。
労働時間では1日7.75時間勤務であり、出勤と退勤をそれぞれ3つの時間帯から選択することができます。そのため、通勤ラッシュを避けたり早く帰ったりするなど、自分の都合や好きな時間から出勤することができ、ワークライフバランスがとれやすいものになっていました。
平均年齢が30歳後半でやや若い社員が多く、小規模でアットホームな雰囲気であり、一人で黙々と作業するのではなく、上下関係なくすぐに先輩社員に相談できる環境でした。
福利厚生では、資格取得支援があり専門知識やスキルを身につける機会の場があり、社員成長支援が充実していました。
4,まとめ
今回の企業訪問を通じて、製造部門とソフトウェア部門をもつことで現場の課題を迅速にシステムに反映できる強みを知ることができ感動しました。豊富な実績と金型で高品質・低コストを実現し、社内では3S活動や柔軟な勤務時間制度を導入し、働きやすい環境と資格取得支援などの社員成長支援も充実している点が印象的でした。
【経済学部2年生 山脇 尚也 さん】
会社の概要
私が今回訪問した株式会社デジックは、大阪府八尾市に本社を持つ中小ものづくり企業で、1988年に設立された。資本金は1,000万円で、従業員数は19人と地域に根差した技術力のある企業である。株式会社デジックの事業は大きく2つで成り立っている。
ひとつはソフトウェア事業である。中小製造業向けの生産管理システム「アシストシリーズ」の開発・販売を行っており、受発注管理、工程管理、実績管理などを用い、導入しやすく使いやすい設計をしている。
もうひとつは製造事業で、高温・高圧環境に耐える「グラファイトパッキン(膨張黒鉛パッキン)」の成型・製造・販売を手がけている。特に株式会社デジックの強みは、ものづくりとITを融合させている点である。製造現場のノウハウを深く理解したうえで、現場目線のソフトを自社開発しているため、生産管理システムを導入する顧客に対して実用的な支援が可能である。
また、自社でもそのアシストを使って3S(整理・整頓・清掃)活動を徹底し、無駄を可視化して効率化を図り、常時良い職場環境を心がけている。
株式会社デジックは特にDX(デジタルトランスフォーメーション)を自社で実践し、それを顧客に提供できるという点は唯一無二の強みである。
実際に訪問して印象に残った点
工場内を見学したとき、作業場が非常に整理整頓されていて、3S活動が徹底されていると強く感じた。無駄なものがなく、必要な道具がすぐに使えて、すぐに元の位置に戻せるように、その物専用のくぼみを作って紛失したり、使用する部品が混合するのを完全に防いでいた。
社員同士のコミュニケーションが多くあり、フラットな関係性を伺うことができた。ソフト開発のオフィス内で話し合いながら業務をしている場面もあり、協力し合いながらプロジェクトを良いものにしているのだと見ることができた。
ソフト開発のオフィスの下の階に工場が設置されており、工場ならではの匂いなども特になく、両方とも洗練された室内だった印象である。
私が今回訪問した株式会社デジックは、大阪府八尾市に本社を持つ中小ものづくり企業で、1988年に設立された。資本金は1,000万円で、従業員数は19人と地域に根差した技術力のある企業である。株式会社デジックの事業は大きく2つで成り立っている。
ひとつはソフトウェア事業である。中小製造業向けの生産管理システム「アシストシリーズ」の開発・販売を行っており、受発注管理、工程管理、実績管理などを用い、導入しやすく使いやすい設計をしている。
もうひとつは製造事業で、高温・高圧環境に耐える「グラファイトパッキン(膨張黒鉛パッキン)」の成型・製造・販売を手がけている。特に株式会社デジックの強みは、ものづくりとITを融合させている点である。製造現場のノウハウを深く理解したうえで、現場目線のソフトを自社開発しているため、生産管理システムを導入する顧客に対して実用的な支援が可能である。
また、自社でもそのアシストを使って3S(整理・整頓・清掃)活動を徹底し、無駄を可視化して効率化を図り、常時良い職場環境を心がけている。
株式会社デジックは特にDX(デジタルトランスフォーメーション)を自社で実践し、それを顧客に提供できるという点は唯一無二の強みである。
実際に訪問して印象に残った点
工場内を見学したとき、作業場が非常に整理整頓されていて、3S活動が徹底されていると強く感じた。無駄なものがなく、必要な道具がすぐに使えて、すぐに元の位置に戻せるように、その物専用のくぼみを作って紛失したり、使用する部品が混合するのを完全に防いでいた。
社員同士のコミュニケーションが多くあり、フラットな関係性を伺うことができた。ソフト開発のオフィス内で話し合いながら業務をしている場面もあり、協力し合いながらプロジェクトを良いものにしているのだと見ることができた。
ソフト開発のオフィスの下の階に工場が設置されており、工場ならではの匂いなども特になく、両方とも洗練された室内だった印象である。
