2025年5月14日(水)、経済学部の三木ゼミ2年生は、八尾市にある株式会社中田製作所を訪問し、代表取締役の中田寛さん、及び若手社員の皆さんにお話をうかがいました。
株式会社中田製作所は昭和52年創業、アルミ専門の精密部品機械加工メーカーとして高品質で魅力ある製品をお客様にお届けしています。納品先は液晶製造装置・半導体製造装置・産業用ロボット・医療機器など多岐に渡り、特に近年はアルミを含む幅広い金属材料に対する超微細加工技術の開発に成功。平成19年(2007年)と平成25年(2013年)には内閣総理大臣表彰「ものづくり日本大賞」優秀賞に選ばれるなど、大阪を代表するものづくり企業です。
経済学部三木ゼミは、グローバル人材を育成する「グローバルキャリアプロジェクトゼミ」であると同時に、民間企業出身の教員が指導するという特色を活かし、企業/行政/地域との接点をできるだけ多く持つようにしています。三木ゼミ2年生は今年度も昨年度に引き続き、大阪府商工労働部の連携協定に基づく事業の1つとして「ものづくり中小企業と大学生の求人求職ミスマッチ解消」という課題に取組んでいます。今回はその活動の一環として訪問しました。なお、三木ゼミ2年生は毎年最初のものづくり企業訪問先として中田製作所の皆さんに大変お世話になっています。
以下に今回の訪問見学で得られた、学生たちの気付き(一部)を紹介します。
株式会社中田製作所は昭和52年創業、アルミ専門の精密部品機械加工メーカーとして高品質で魅力ある製品をお客様にお届けしています。納品先は液晶製造装置・半導体製造装置・産業用ロボット・医療機器など多岐に渡り、特に近年はアルミを含む幅広い金属材料に対する超微細加工技術の開発に成功。平成19年(2007年)と平成25年(2013年)には内閣総理大臣表彰「ものづくり日本大賞」優秀賞に選ばれるなど、大阪を代表するものづくり企業です。
経済学部三木ゼミは、グローバル人材を育成する「グローバルキャリアプロジェクトゼミ」であると同時に、民間企業出身の教員が指導するという特色を活かし、企業/行政/地域との接点をできるだけ多く持つようにしています。三木ゼミ2年生は今年度も昨年度に引き続き、大阪府商工労働部の連携協定に基づく事業の1つとして「ものづくり中小企業と大学生の求人求職ミスマッチ解消」という課題に取組んでいます。今回はその活動の一環として訪問しました。なお、三木ゼミ2年生は毎年最初のものづくり企業訪問先として中田製作所の皆さんに大変お世話になっています。
以下に今回の訪問見学で得られた、学生たちの気付き(一部)を紹介します。
経済学部2年生 小山 智輝 さん
先日、大阪府八尾市にある株式会社中田製作所を訪問する機会がありました。工場に一歩足を踏み入れると、まず感じたのは、清潔で整理整頓された作業環境と、そこに流れる緊張感と集中力でした。小規模な町工場というイメージとは裏腹に、最新の切削加工機が整然と並び、オペレーターの方々が真剣な眼差しで微細な部品を仕上げていく姿に、ものづくりにかける真摯な姿勢を強く感じました。
特に印象的だったのは、アルミをはじめとする難削材をミクロン単位の精度で加工する技術の高さです。製品サンプルを手に取ってみると、目に見えないほどの細かな溝や穴が精密に仕上げられており、「ここまでの加工が国内の町工場で可能ミクロンか」と驚かされました。また、1個からの注文にも対応しているという説明を受け、顧客の細かな要望に応える柔軟な対応力にも感銘を受けました。
工場見学のあとには技術開発部門の方ともお話をさせていただきましたが、「超精密・超微細加工への挑戦」という企業スローガンは決して飾り文句ではなく、日々新しい技術の習得と改善に取り組んでいる姿勢が伝わってきました。さらに、ベトナムにも製造拠点を持ち、グローバルな視点で品質とコストの両立を図っている点も、町工場の枠に収まらないスケールの大きさを感じさせました。
全体を通して、株式会社中田製作所は、ただ部品を「作る」会社ではなく、顧客の課題をともに考え、技術で応える「提案型のものづくり企業」であるという印象を受けました。これほどまでに高い技術力と柔軟性を持ち合わせた企業が地域に根ざして活動していることに、日本の製造業の底力を改めて感じさせられた訪問でした。
特に印象的だったのは、アルミをはじめとする難削材をミクロン単位の精度で加工する技術の高さです。製品サンプルを手に取ってみると、目に見えないほどの細かな溝や穴が精密に仕上げられており、「ここまでの加工が国内の町工場で可能ミクロンか」と驚かされました。また、1個からの注文にも対応しているという説明を受け、顧客の細かな要望に応える柔軟な対応力にも感銘を受けました。
工場見学のあとには技術開発部門の方ともお話をさせていただきましたが、「超精密・超微細加工への挑戦」という企業スローガンは決して飾り文句ではなく、日々新しい技術の習得と改善に取り組んでいる姿勢が伝わってきました。さらに、ベトナムにも製造拠点を持ち、グローバルな視点で品質とコストの両立を図っている点も、町工場の枠に収まらないスケールの大きさを感じさせました。
全体を通して、株式会社中田製作所は、ただ部品を「作る」会社ではなく、顧客の課題をともに考え、技術で応える「提案型のものづくり企業」であるという印象を受けました。これほどまでに高い技術力と柔軟性を持ち合わせた企業が地域に根ざして活動していることに、日本の製造業の底力を改めて感じさせられた訪問でした。
経済学部2年生 藤川 愛子 さん
1, はじめに
私たちは大阪府八尾市にある株式会社中田製作所に訪問しました。中田製作所は1977年(昭和52年)に創業されています。ここでは主にアルミ精密部分の超精密切削加工や高精度微細加工機を使い、半導体製造装置業界や医療医薬機器業界、液晶製造装置業界、産業用ロボット業界、光学・電子部分業界などさまざまな業界で使用されています。さらに、今年の4月には新技術開発功労者賞が4名受賞されていました。
2,中田製作所の強み
中田製作所の強みだと感じたものは2つあります。1つ目はアルミ加工に特化したという点です。試作から量産まで対応しており、相手の要望に合わせた製品開発を作ることが出来ます。他にも中田製作所の製品は幅広い業界に使用されているため時代の変化に対応できることも強みです。このことにより中田製作所にしかできない技術力ができ、他社との差をつけることが出来ます。
2つ目は「守る納期と作った製品が次の営業を約束する」という品質方針です。工場見学をした中ですぐに出荷するために商品の保管場所や梱包する場所に工夫され、効率よく商品ができるように前段階の作業にも自動でしてくれる最新の機械がおかれていました。また、実現するために各部門のチームワークも持っている点もありました。難しいなかで取引先相手の要望に答えるために従業員全員の努力や工夫がみえ感動しました。
3,中田製作所の雰囲気や環境
中田製作所は平均年齢が31歳と若い社員が多く、ベトナム出身の方も多く働いています。他のものづくり中小企業よりも全体の3分の1と女性の割合が多く、女性が働きやすい環境でもあります。さらに社員全員に手帳が配られそこにはマニュアルが書かれており中には位が上がる=給料が上がることも書いています。そのため一人一人の自分の目標が立てやすくその目標に向かって仕事するため向上心の高い方が沢山いました。また、従業員同士の仲が良く上下関係がありながらも仲良く会話をしている姿も多く見られました。その中でも社長と直接交換ノートを通して相談にのってもらえる機会があるという点は他の企業にはない活動であり非常に印象を受けました。他にも皆でラジオ体操や記念日にはお休みと花束またはケーキのプレゼント、月1回のイベント等があり仕事以外でも他の従業員との関われる機会や嬉しい行事が沢山あります。従業員の仲だけではなく毎日の15分清掃をしており、社内がきれいで気持ちよく仕事の出来る環境でした。
4,まとめ
今回の企業訪問を通して技術力だけではなく取引先への信頼性の確保や従業員のチームワーク、目標を明確に立てやすい環境の大切さを学びました。また、どのような人を採用したいのか質問したときに笑顔で挨拶してくれる人、意見を述べてくれる人この2点の回答がでたためこれから意識して取り組もうと思いました。
私たちは大阪府八尾市にある株式会社中田製作所に訪問しました。中田製作所は1977年(昭和52年)に創業されています。ここでは主にアルミ精密部分の超精密切削加工や高精度微細加工機を使い、半導体製造装置業界や医療医薬機器業界、液晶製造装置業界、産業用ロボット業界、光学・電子部分業界などさまざまな業界で使用されています。さらに、今年の4月には新技術開発功労者賞が4名受賞されていました。
2,中田製作所の強み
中田製作所の強みだと感じたものは2つあります。1つ目はアルミ加工に特化したという点です。試作から量産まで対応しており、相手の要望に合わせた製品開発を作ることが出来ます。他にも中田製作所の製品は幅広い業界に使用されているため時代の変化に対応できることも強みです。このことにより中田製作所にしかできない技術力ができ、他社との差をつけることが出来ます。
2つ目は「守る納期と作った製品が次の営業を約束する」という品質方針です。工場見学をした中ですぐに出荷するために商品の保管場所や梱包する場所に工夫され、効率よく商品ができるように前段階の作業にも自動でしてくれる最新の機械がおかれていました。また、実現するために各部門のチームワークも持っている点もありました。難しいなかで取引先相手の要望に答えるために従業員全員の努力や工夫がみえ感動しました。
3,中田製作所の雰囲気や環境
中田製作所は平均年齢が31歳と若い社員が多く、ベトナム出身の方も多く働いています。他のものづくり中小企業よりも全体の3分の1と女性の割合が多く、女性が働きやすい環境でもあります。さらに社員全員に手帳が配られそこにはマニュアルが書かれており中には位が上がる=給料が上がることも書いています。そのため一人一人の自分の目標が立てやすくその目標に向かって仕事するため向上心の高い方が沢山いました。また、従業員同士の仲が良く上下関係がありながらも仲良く会話をしている姿も多く見られました。その中でも社長と直接交換ノートを通して相談にのってもらえる機会があるという点は他の企業にはない活動であり非常に印象を受けました。他にも皆でラジオ体操や記念日にはお休みと花束またはケーキのプレゼント、月1回のイベント等があり仕事以外でも他の従業員との関われる機会や嬉しい行事が沢山あります。従業員の仲だけではなく毎日の15分清掃をしており、社内がきれいで気持ちよく仕事の出来る環境でした。
4,まとめ
今回の企業訪問を通して技術力だけではなく取引先への信頼性の確保や従業員のチームワーク、目標を明確に立てやすい環境の大切さを学びました。また、どのような人を採用したいのか質問したときに笑顔で挨拶してくれる人、意見を述べてくれる人この2点の回答がでたためこれから意識して取り組もうと思いました。
経済学部2年生 馬場 凰生 さん
今回の企業訪問を通じて、中田製作所は「社員第一」「変化に強い」「清潔感のある職場環境」を重視する企業であるという印象を受けました。社長の会社に対する思いの強さは特に印象的で、「休みの日でも会社のことを考えている」と話しており、その姿勢は日頃の行動にも現れているようでした。社員に対しては「恩返しの気持ちで接している」と語っており、実際に若手社員との距離も近く、社長との交換ノートなどユニークなコミュニケーションが行われているのが特徴的でした。
会社説明の際はクイズ形式を取り入れるなど、学生が理解しやすい工夫がされており、学生にも親しみやすい雰囲気がありました。将来についてのビジョンは明確ではない部分もありますが、「変化に強い会社を作る」という姿勢は感じられました。特に、半導体関連の製造は車社会がなくならないことから、将来性のある事業です。
職場環境については、社内清掃を毎日15分実施しており、非常に清潔に保たれていました。また、喫煙所の設置と禁煙活動の両立により、健康意識にも配慮しています。平均年齢は31歳と比較的若く、社員同士の仲も良いです。派閥が生まれないよう配慮されており、毎月の社内イベントなどを通じて人間関係が築かれています。マニュアルは存在しませんが、各部門の部長が責任をもって育成しており、個々の裁量を尊重している印象を受けました。
給与面では、新卒で22万100円からスタートし、役職に応じてリーダーで40~50万円、部長は100万円以上と、実力次第で昇給が見込めます。 若手社員の話では、「家が近かった」「ベトナム人社員がいて馴染みやすかった」「インターンの際に同じ目線で話してくれた」といった入社理由が挙げられ、入社してからは「イベントが多く、人と関われる」「社長から直接アドバイスをもらえる」といった点に魅力を感じていました。
さらに印象的だったのは、社員一人ひとりが目標を持って働いている点です。たとえば「新入社員を5人採用する」「案件を必ず確保する」といった具体的な目標を掲げており、それが仕事へのやりがいにつながっています。品質の高さを理由に取引先から感謝されることも多く、社員のモチベーション向上にもつながっていると感じました。今後も社員を大切にし、柔軟に成長していく企業であると期待できます。
全体を通じて、社員への思いや職場環境、柔軟性を大切にしている企業であると感じました。
会社説明の際はクイズ形式を取り入れるなど、学生が理解しやすい工夫がされており、学生にも親しみやすい雰囲気がありました。将来についてのビジョンは明確ではない部分もありますが、「変化に強い会社を作る」という姿勢は感じられました。特に、半導体関連の製造は車社会がなくならないことから、将来性のある事業です。
職場環境については、社内清掃を毎日15分実施しており、非常に清潔に保たれていました。また、喫煙所の設置と禁煙活動の両立により、健康意識にも配慮しています。平均年齢は31歳と比較的若く、社員同士の仲も良いです。派閥が生まれないよう配慮されており、毎月の社内イベントなどを通じて人間関係が築かれています。マニュアルは存在しませんが、各部門の部長が責任をもって育成しており、個々の裁量を尊重している印象を受けました。
給与面では、新卒で22万100円からスタートし、役職に応じてリーダーで40~50万円、部長は100万円以上と、実力次第で昇給が見込めます。 若手社員の話では、「家が近かった」「ベトナム人社員がいて馴染みやすかった」「インターンの際に同じ目線で話してくれた」といった入社理由が挙げられ、入社してからは「イベントが多く、人と関われる」「社長から直接アドバイスをもらえる」といった点に魅力を感じていました。
さらに印象的だったのは、社員一人ひとりが目標を持って働いている点です。たとえば「新入社員を5人採用する」「案件を必ず確保する」といった具体的な目標を掲げており、それが仕事へのやりがいにつながっています。品質の高さを理由に取引先から感謝されることも多く、社員のモチベーション向上にもつながっていると感じました。今後も社員を大切にし、柔軟に成長していく企業であると期待できます。
全体を通じて、社員への思いや職場環境、柔軟性を大切にしている企業であると感じました。