2025年4月30日(水)、経済学部の三木ゼミ3年生は、富田林市にある昭和スプリング株式会社を訪問し、代表取締役の北村勝博さん、東京営業所長の田原聡さん他からお話をうかがいました。
昭和スプリング株式会社は昭和47(1972)年設立、板バネ(ステンレスバネ材)、金属プレス部品(特殊鋼等金属金型)の設計・製作を中心とした設計・開発型企業で、大手自動車メーカー、自動車部品メーカー、家電メーカー 等が主な取引先です。平成22年(2010年)には大阪中小企業顕彰事業実行委員会(注1)が実施する「大阪ものづくり優良企業賞」を受賞、大阪を代表するものづくり企業です。
経済学部三木ゼミは、グローバル人材を育成する「グローバルキャリアプロジェクトゼミ」であると同時に、民間企業出身の教員が指導するという特色を活かし、企業/行政/地域との接点をできるだけ多く持つようにしています。三木ゼミは今年度も昨年度に引き続き、大阪府商工労働部の連携協定に基づく事業の1つとして「ものづくり中小企業と大学生の求人求職ミスマッチ解消」という課題に取組んでいます。今回はその活動の一環として訪問しました。
(注1) 大阪中小企業顕彰事業実行委員会:
大阪府、大阪府商工会議所連合会、大阪府商工会連合会、公益財団法人大阪産業局、地方独立行政法人大阪産業技術研究所で構成
以下に今回の訪問見学で得られた、学生たちの気付き(一部)を紹介します。
昭和スプリング株式会社は昭和47(1972)年設立、板バネ(ステンレスバネ材)、金属プレス部品(特殊鋼等金属金型)の設計・製作を中心とした設計・開発型企業で、大手自動車メーカー、自動車部品メーカー、家電メーカー 等が主な取引先です。平成22年(2010年)には大阪中小企業顕彰事業実行委員会(注1)が実施する「大阪ものづくり優良企業賞」を受賞、大阪を代表するものづくり企業です。
経済学部三木ゼミは、グローバル人材を育成する「グローバルキャリアプロジェクトゼミ」であると同時に、民間企業出身の教員が指導するという特色を活かし、企業/行政/地域との接点をできるだけ多く持つようにしています。三木ゼミは今年度も昨年度に引き続き、大阪府商工労働部の連携協定に基づく事業の1つとして「ものづくり中小企業と大学生の求人求職ミスマッチ解消」という課題に取組んでいます。今回はその活動の一環として訪問しました。
(注1) 大阪中小企業顕彰事業実行委員会:
大阪府、大阪府商工会議所連合会、大阪府商工会連合会、公益財団法人大阪産業局、地方独立行政法人大阪産業技術研究所で構成
以下に今回の訪問見学で得られた、学生たちの気付き(一部)を紹介します。
経済学部3年生 高野 ちひろ さん
【はじめに】
今回、大阪府富田林市にある昭和スプリング株式会社を訪問しました。同社は板ばねの製造を中心に事業を展開する中小企業で、約50名の社員が在籍しています。建築金物を中心に、自動車、照明、医療機器、航空関連など、多様な業界と取引があることからも、その技術力と信頼性の高さがうかがえました。特に、フィリピンのセブ島に子会社を持ち、日本と同等の品質で安価に製品を生産している点は非常に印象的でした。
【企業の強み】
最も印象的だったのは、「提案型営業」を実践していることです。単なる受注生産ではなく、顧客の課題に対して自らがアイデアを出し、問題解決に取り組んでいる点が、他社にはない大きな強みだと感じました。営業という枠を超えて、ものづくりのパートナーとして顧客と共に歩む姿勢は、非常に信頼を得やすいと感じました。私自身も将来、営業に携わるならば、こうした提案型の姿勢を大切にしたいと強く思いました。
【製品・技術】
実用性の高いオリジナル製品にも感心しました。たとえば、パイプ連結用板ばねや直尺落下防止用の板ばねなど、身近な課題に着目した製品が多数あります。特に、MTG社の「フェイシャルフィットネスPAO」のゆらゆら動く部分に昭和スプリングの技術が活用されていると知り、大変驚きました。また、引き戸のソフトクローズ機構など、機能性とデザイン性の両立を追求している点も魅力的でした。
【社風・人材】
社員の平均年齢が33歳と若く、男女比もほぼ半々で多様性のある職場であることが分かりました。「社員の不平・不満を聞いてあげることが自分の役割」と語る部長の姿勢も印象に残り、社員一人ひとりを大切にする社風が根づいていることが伝わってきました。
【まとめ】
昭和スプリング株式会社は、技術力と人間関係の信頼性の両面を大切にする、非常に魅力的な企業であると感じました。顧客に寄り添い、提案を通じて課題を解決するという姿勢は、これから社会人になる私たちにとって、強く学ぶべき姿勢だと思います。
今回、大阪府富田林市にある昭和スプリング株式会社を訪問しました。同社は板ばねの製造を中心に事業を展開する中小企業で、約50名の社員が在籍しています。建築金物を中心に、自動車、照明、医療機器、航空関連など、多様な業界と取引があることからも、その技術力と信頼性の高さがうかがえました。特に、フィリピンのセブ島に子会社を持ち、日本と同等の品質で安価に製品を生産している点は非常に印象的でした。
【企業の強み】
最も印象的だったのは、「提案型営業」を実践していることです。単なる受注生産ではなく、顧客の課題に対して自らがアイデアを出し、問題解決に取り組んでいる点が、他社にはない大きな強みだと感じました。営業という枠を超えて、ものづくりのパートナーとして顧客と共に歩む姿勢は、非常に信頼を得やすいと感じました。私自身も将来、営業に携わるならば、こうした提案型の姿勢を大切にしたいと強く思いました。
【製品・技術】
実用性の高いオリジナル製品にも感心しました。たとえば、パイプ連結用板ばねや直尺落下防止用の板ばねなど、身近な課題に着目した製品が多数あります。特に、MTG社の「フェイシャルフィットネスPAO」のゆらゆら動く部分に昭和スプリングの技術が活用されていると知り、大変驚きました。また、引き戸のソフトクローズ機構など、機能性とデザイン性の両立を追求している点も魅力的でした。
【社風・人材】
社員の平均年齢が33歳と若く、男女比もほぼ半々で多様性のある職場であることが分かりました。「社員の不平・不満を聞いてあげることが自分の役割」と語る部長の姿勢も印象に残り、社員一人ひとりを大切にする社風が根づいていることが伝わってきました。
【まとめ】
昭和スプリング株式会社は、技術力と人間関係の信頼性の両面を大切にする、非常に魅力的な企業であると感じました。顧客に寄り添い、提案を通じて課題を解決するという姿勢は、これから社会人になる私たちにとって、強く学ぶべき姿勢だと思います。
経済学部3年生 安田 瑠菜 さん
【はじめに】
今回のフィールドワークでは、大阪府富田林市にある昭和スプリング株式会社を訪問しました。昭和スプリング株式会社では、はじめに企業説明を受けた後、工場見学をさせていただきました。そこで学んだこと、感じたことを以下にまとめます。
【企業概要】
昭和スプリング株式会社は昭和47年4月に設立され、現在は約55名の従業員が在籍しています。同社は建築金物部品、自動車関連部品、さらには精密加工など多様な業界に部品を提供しています。特徴的な取り組みとして、「提案営業」が挙げられます。これは、単に製品を提供するだけでなく、顧客の課題に対して最適な解決策を提案するというスタイルであり、アイデア段階から企画・設計に関与しています。
また、フィリピンのセブ島に子会社を持ち、日本と同等の技術・品質管理体制を導入することで、コストを抑えつつ高品質な製品を海外生産する体制を確立しています。
【製品と技術】
同社は、自社技術を活かしたオリジナル製品の開発にも力を入れています。たとえば、扉が勢いよく閉まるのを防ぐ専用部品や、直尺の落下を防止する板バネなど、日常生活で役立つ製品を自社開発しています。設計から試作、量産までを社内で一貫して行える体制が整っており、スムーズな製品化が可能です。これらの製品はAmazonなどで販売され、一般ユーザーも購入できます。
【まとめ】
昭和スプリング株式会社の「提案営業」は、顧客の課題に向き合いながらアイデアを形にする点で非常に魅力的だと感じました。さらに、開発から量産まで自社内で完結できる体制や、海外子会社によるコスト管理も含め、柔軟で強い企業体制を持っていると感じました。
今回のフィールドワークでは、大阪府富田林市にある昭和スプリング株式会社を訪問しました。昭和スプリング株式会社では、はじめに企業説明を受けた後、工場見学をさせていただきました。そこで学んだこと、感じたことを以下にまとめます。
【企業概要】
昭和スプリング株式会社は昭和47年4月に設立され、現在は約55名の従業員が在籍しています。同社は建築金物部品、自動車関連部品、さらには精密加工など多様な業界に部品を提供しています。特徴的な取り組みとして、「提案営業」が挙げられます。これは、単に製品を提供するだけでなく、顧客の課題に対して最適な解決策を提案するというスタイルであり、アイデア段階から企画・設計に関与しています。
また、フィリピンのセブ島に子会社を持ち、日本と同等の技術・品質管理体制を導入することで、コストを抑えつつ高品質な製品を海外生産する体制を確立しています。
【製品と技術】
同社は、自社技術を活かしたオリジナル製品の開発にも力を入れています。たとえば、扉が勢いよく閉まるのを防ぐ専用部品や、直尺の落下を防止する板バネなど、日常生活で役立つ製品を自社開発しています。設計から試作、量産までを社内で一貫して行える体制が整っており、スムーズな製品化が可能です。これらの製品はAmazonなどで販売され、一般ユーザーも購入できます。
【まとめ】
昭和スプリング株式会社の「提案営業」は、顧客の課題に向き合いながらアイデアを形にする点で非常に魅力的だと感じました。さらに、開発から量産まで自社内で完結できる体制や、海外子会社によるコスト管理も含め、柔軟で強い企業体制を持っていると感じました。
経済学部3年生 小松佑実香 さん
【はじめに】
今回の三木ゼミでは、昭和スプリング株式会社を訪問しました。昭和スプリングは、50年以上にわたり培ったノウハウを活かし、主に板バネの製造を行っている企業です。また、自動車部品や建築金物部品、照明器具部品、精密加工、医療・工具・航空関連部品など、多様な製品も手がけています。さらに、フィリピンのセブ島にも子会社を持ち、日本と同等の品質を保った製品を安価に生産する体制が整っています。
【印象に残った点】
特に印象に残った点を3つ紹介します。
1つ目は、OEM製品に加えてオリジナル製品の開発を行っている点です。他社ブランドの製品だけでなく、自社ブランドの製品を持つことで、競合との差別化が可能になると感じました。
2つ目は、身近で使っている製品とのつながりです。たとえば、ドアを静かに閉じるためのソフトクローズ装置を昭和スプリングが開発していると知り、驚きました。この装置は20年以上売れ続けており、品質の高さと実用性の証だと感じました。
3つ目は、営業スタイルです。昭和スプリングでは、顧客の課題をヒアリングし、解決策を提案する「提案営業」を実践しています。この営業スタイルは新商品の開発にもつながり、常に新しい価値を提供し続けられる点が優れていると感じました。
【まとめ】
今回の訪問を通じて、昭和スプリングは高い技術力と柔軟な提案力を兼ね備えた企業だと実感しました。長く愛される製品を開発・提案できる企業は、今後もさらに多くのヒット商品を生み出していくと感じました。
今回の三木ゼミでは、昭和スプリング株式会社を訪問しました。昭和スプリングは、50年以上にわたり培ったノウハウを活かし、主に板バネの製造を行っている企業です。また、自動車部品や建築金物部品、照明器具部品、精密加工、医療・工具・航空関連部品など、多様な製品も手がけています。さらに、フィリピンのセブ島にも子会社を持ち、日本と同等の品質を保った製品を安価に生産する体制が整っています。
【印象に残った点】
特に印象に残った点を3つ紹介します。
1つ目は、OEM製品に加えてオリジナル製品の開発を行っている点です。他社ブランドの製品だけでなく、自社ブランドの製品を持つことで、競合との差別化が可能になると感じました。
2つ目は、身近で使っている製品とのつながりです。たとえば、ドアを静かに閉じるためのソフトクローズ装置を昭和スプリングが開発していると知り、驚きました。この装置は20年以上売れ続けており、品質の高さと実用性の証だと感じました。
3つ目は、営業スタイルです。昭和スプリングでは、顧客の課題をヒアリングし、解決策を提案する「提案営業」を実践しています。この営業スタイルは新商品の開発にもつながり、常に新しい価値を提供し続けられる点が優れていると感じました。
【まとめ】
今回の訪問を通じて、昭和スプリングは高い技術力と柔軟な提案力を兼ね備えた企業だと実感しました。長く愛される製品を開発・提案できる企業は、今後もさらに多くのヒット商品を生み出していくと感じました。