2022年11月21日(月)、経済学部「グローバルビジネス論b」(三木担当)では、公益財団法人 大阪観光局 理事長 溝畑 宏 様をお招きし「IRがもたらす大阪の未来」という演題でご講演をいただきました。
【溝畑 宏 様 ご略歴】
1985年 自治省入省
2002年 大分県企画文化部長
2004年 株式会社大分フットボールクラブ 代表取締役
2010年 観光庁長官
2015年 大阪観光局理事長
 以下に今回のご講演で得られた、学生たちの気付き(一部)を紹介します。

経済学部 2年 二宗 瑛 さん

 最も印象に残ったことは「忙しい」という言葉は自分に能力がないと言っていることと同じである、とおっしゃっていたことである。
 時間がないはただの言い訳にしかならないという言葉にとても共感した。自分の過去を考えても絶対に1度は「忙しい」というのを理由に物事から逃げてしまったこともあるからこそ納得した。だからこそ忙しいのが理由には出来ないと考えた。なぜなら1日は24時間、この時間は誰もが平等に持っているものでありこの限られた時間をどのように活用し、どのようにつかえば自分の成長につながるかを考え、有意義な時間の過ごし方をしようと考えた。そして、なにをするにも責任感のある行動を心がけて行こうと思えた。
 この講義を受けて新たな刺激を受けることが出来た。それは、人の出会いは一期一会だとよく思っていていつどこで誰と会うなんて予想もつかないし、出会いの場があっても自分がアクションを起こさない限り相手とのつながりを持てないと思っていて、何事にも思い立ったらすぐ行動するというのが自分の中で常に決めていることであり、自分がこの講義に出ていなかったら話も聞けないしせっかくきてくれているのであれば話してみたいし、自分の人脈では届かない方なので話しかけてみようと思い講義が終わった後、溝畑さんに自分の将来のことについての相談をすると私の話に対して否定的な意見を一言も言わず、なんならとても応援してくれたし、とても親身に相談に乗っていただけてとても自信に繋がったし、なによりうれしかった。そして良い刺激を貰えたと感じた。
 この講義を開いてくれた先生にも感謝です。ありがとうございます。

経済学部 2年 出口 青空 さん

 溝畑氏は、2015年から大阪観光局理事長を務めている。彼は、大阪を“世界最高水準、アジアナンバーワンの国際観光文化都市”にするという目標を掲げ、様々な事業を計画している。溝畑氏は講義冒頭で、物事に取り組む際は、やらずに諦めるのではなく、謙虚な姿勢で目の前のことをまずやってみることが大切であると話していた。この考え方が印象に残ったため自己の意見を以下に述べる。
 私は、溝畑氏の言う通り、謙虚であることは一番重要であると考える。仕事は、人に教えてもらわなければ何も始まらない。初対面から横柄な態度で来られると、教える側もやる気を失う。謙虚な態度で望むことは、仕事がはやくできるようになる近道であると考える。次に、目の前のことをまずやってみるということである。私は、二つの国家試験に受かってもその職業で働きたくない気持ちが大きかった。しかし、就職先に奨学金を借りており働くことが条件であったため、働かない選択肢はなかった。全くやる気がなかったにも関わらず、意に反して多忙な部署に配属された。毎日何で怒られているかも分からず、興味のないことを勉強しろと言われてもできないことが多かった。そのような日々を過ごす中で、上司に「今の職業じゃないことをしたいのか」と聞かれたことがある。私は、素直に「今の仕事は早く辞めたい」と伝えた。上司は、「辞めてもいいが、今一人前でもないのに、違う職業についても中途半端になるのではないか。嫌であっても、結局自分が決めて今があるのではないか。まず目の前のことを一生懸命してみたらどうか」と言われた。上司に言われたことが、図星で何も頑張っていない現状に反省したのを覚えている。その後私は、目の前のことを一つずつクリアしていき、できることが増え、いつの間にか周りに仕事を任せてもらい、信頼を得られるようになっていた。
 一方で、溝畑氏は陰で悪口を言うのではなく、相手に直接に言いたいことを言うことが良いことだと言っていた。私は学生であればこれは通用すると思うが、社会人となると通用しないと考える。上司や後輩に、自分の思いをすべて言ってしまっても受け入れられるわけではなく、間違った受け取られ方になると、相手が辞めるとまで追いつめられることもある。そのため、私は自分の伝えたいことをあえて、信頼する上司を通して伝えてもらうこともあった。また、ストレスを吐き出すことに関しては悪いことではない。相手に改善や和解を求めるために、自分の思っていることを伝える手法を考えることが重要だと考える。
 私は、物事に取り組む際の考え方として、改めて大切にするべきことを学んだ。こういった姿勢があれば、溝畑氏が言っていたように次の目標が見つかる、目標となる人に出会えるチャンスが降ってくるのだと考える。

経済学部 2年 吉川 美優 さん

 グローバルビジネス論の授業で溝畑理事長にお越しいただきご講演いただき、私は3つの事を学んだ。
 1つ目は夢を持つことが大切だと学んだ。「20代30代である程度勝負しなかったらその先勝負しようとしても精神的にも肉体的にも衰えてくる」と聞き、早く夢に向かって行動しなければならないと気付いた。今出来ることは目の前の事に向き合って全力で結果を残すことだと学んだ。
 2つ目は人の悪口絶対言わない、嘘はつかないことを学んだ。人の悪口を言ったり、嘘を付いてしまうと信頼されない人間になってしまう。そうすると人と人との繋がりも無くなってしまうので素直な気持ちで頑張ることが大切だと感じた。
 3つ目に環境について危機感を持たなければならないことを学んだ。をここ30年間昆虫が8割減ったという事実だ。4分の1が絶滅危惧種である。昆虫は生態系のベースであり、 昆虫が減ると哺乳類、爬虫類に全てに影響が起き、やがて人間にも来るという恐ろしい現象だ。デンマークとオランダでは車で通勤をやめて自転車の取り組みを行っているので日本でも参考にしていっても良いと考えた。
 次に、私は溝畑理事長に質問の機会を頂いた。好奇心はあるが満足したら飽きてしまい就職時、離職しないか不安というお話を聞いて頂いた。そうすると「満足したら次の夢を見つけたらいい。様々な分野に挑戦し、分野分野で突きつめること。今は目の前のことを全力でやると新しい出会いがある」とご回答を頂いた。私は今までの時間を無駄だと思っていたが、無駄ではないと気づき、とても自信に繋がった。一流の人を目の前にすると夢が出てくることもあるのを教えていただいた。これを機に、今よりも前向きに将来に向き合っていきたい。
 最後に、溝畑理事長に名刺を頂いた。名刺には大阪観光局のマークがあった。私はその時このマークをどこかで見た事があると思った。それはつい最近まで行われていた「ゴールドステッカー飲食店応援事業」だ。これは1万円分で1万3千円分の食事券であり、大阪の加盟店で利用出来るGo To Eat 大阪キャンペーンである。この食事券を購入したので、見かけたことがあった。溝畑理事長の活動である事を実感して改めて大阪府の取り組みに興味を持った。今後IRのお話もあったように私も万博に携われるような人材になれるよう、今目の前にある課題を全力で取り組んでいきたい。

国際コミュニケーション学部 4年 雪山 隆二 さん

 今回の講演会の中で登場したIR(統合型リゾート)について印象に残ったこと、新たな気付きを2つに分けて述べる。
 まず一つ目は、IR(カジノを含む総合型リゾート)制度を日本に取り入れることはいいことであると考える。現在コロナでの規制が緩和されて外国人観光客が増える中、もしIRが誘致されていればさらに多くの人が訪れ、停滞している日本の経済を活性化させることができると考えるからである。また、フォーカスされがちなカジノ解禁についても、カジノ法案は外国人観光客を誘致することを目的としている。カジノが誘致されれば雇用促進による経済効果も期待される。
 二つ目はカジノを営業することでギャンブル依存者が増える可能性があるということ。これに関しては、カジノはパチンコや競馬などとは違って、敷居が高いゆえに誰もが遊べる場所ではないためそこまで増えないと考える。他にも夜中などの営業になるのでマネーロンダリングなどを行う反社会勢力や犯罪組織などが集まり治安悪化につながる可能性があるため、来客者の身分確認などを徹底するべきだと考える。
 今回の講演を聞いた上で日本の国力がかなり低迷しつつあること、そのために国力をあげるための政策を実行、実現させて行くことが大切であると感じた。その為に、現代の若者ができることはたくさんあり、協力していく必要がある。日本の経済を回していくにもIR構想を実現することを願う。