産学連携先:株式会社浜田
 SDGsについては、何となく知っている人は多いがきちんと理解できている人は少ない。この活動はSDGsカードゲーム「X」のトレードオフカード、リソースカードへの理解を通じ、学内においてSDGsに対する理解を深めることを目的とする。

学生活動状況報告

 2020年度、私たち経済学部の三木ゼミ3年生は、キャリアゼミ活動「SDGsカードゲーム「X」を活用しSDGsへの理解を深めよう」を推進しました。コロナ禍のため思うように活動できませんでしたが、中間報告以降の活動について報告します。
  1. 連携先による「SDGs」についてのご講演と「SDGsカードゲーム「X」ビジネスアイディアコンテスト」の実施
    三木先生が担当する「グローバル・ビジネス論b」の授業の中で、連携先である株式会社浜田よりSDGsについてのご講演をいただき(10月5日)、またその内容を踏まえてSDGsカードゲーム「X」を用いたビジネスアイディアコンテストを実施しました(10月12日)。これはSDGsの17個の目標に沿ったトレードオフの解消を目指すゲームで、私たちはゲームの内容や審査基準等を説明する動画を作成し、また実際に提出されたビジネスアイディアの審査を行いました。アンケートの結果によると、受講者の約76%がこれら活動を通じSDGsについて理解が深まったと回答し、多くの学生にSDGsについて知ってもらうことができました。
  2. はぴなんトートバッグの販売開始
    2020年7月よりコンビニ等でのレジ袋が有料になったことから「はぴなんトートバッグ」を作成、後期(9月25日)より阪南大学生協売店にて販売を開始しました。また、SDGsについて広く関心を持ってもらうために、トートバッグの中にはSDGs啓蒙チラシを入れています。
  3. 環境新聞社による取材受入れ
    この産学連携事業が、2020年12月2日付の「環境新聞」に取り上げられました。環境新聞は、東京に本社のある環境新聞社が発行している、環境・公害関係に特化した専門紙であり、取材は2020年11月11日にリモートにて実施されました。
経済学部 今井 咲利佳

参加学生一覧

杉本 侑也、藤田 大翼、沢埜 柊太、今井 咲利佳、柳内 理沙、土井 瑞奈、本田 千尋、下河原 旭洋、山本 航平、緒方 稜人

ゼミ集合写真

連携団体担当者からのコメント

株式会社浜田
飯尾 梨紗 様

 この度は『SDGs』についての連携授業という機会を頂き誠にありがとうございました。今回のテーマであるSDGsの考え方は今後、社会的な影響力が大きくなることを予想し、御校の学生に認知して頂くために提案したところ、三木教授から大歓迎を受け連携授業が始まりました。まずは三木ゼミ生にSDGsを知ってもらうところから始まり、比較的学びやすいSDGsカードゲームをしてもらいましたが予想以上に好評で楽しみながら学んでくれていたのがとても印象的でした。活動が広がり三木教授の授業内でSDGsゲームを実践していただき、参加された学生のアイデアも拝見させて頂きましたが柔軟なアイデアばかりでとても面白く、社会人で頭が硬くなってしまった私たちにとても良い刺激を与えてくださいました。こういう活動を通して少しずつですがSDGsが御校で広がっていっているところを目の当たりにし、とても嬉しく思います。
 コロナ禍の影響でオンラインでのコミュニケーションだったため、私たち社員や学生さんたちも最初は苦戦しましたが、オンラインでもこれだけ楽しく活動ができ、さらにSDGsの魅力を再確認でき、弊社としてもとてもいい経験値になりました。今後もさらに活動を大きくし今企んでいる金沢工業大学さんとの共同授業も一緒に進めて行ければと思っております。どうぞよろしくお願い致します。

教員のコメント

経済学部 三木 隆弘 教授

 1年間の活動お疲れ様でした。三木ゼミには珍しく海外が関連せず、フィールドワークも必須ではない活動だったため何とか1年間で成果を出すところにまでたどり着きましたが、前期は対面での打ち合わせが一切できないなど不便なことも多く大変だったと思います。春休み期間には実際にSDGsに積極的に取り組んでいる企業を訪問し更にSDGsについて深く学ぶ計画でしたが、1月以降再度の緊急事態宣言発令によりそれも叶わなかったことは大変残念です。SDGsは今後ますます注目されるテーマであり、今年度でこの取り組みは一旦終了しますが、今後もSDGsについて関心を持ち続けてもらえればと思います。