活動テーマ:IR(統合型リゾート)に関する若者目線での提言・「IR」聞いた見た知った
産学連携先:大阪府・市IR推進局


 IRについては、カジノ(ギャンブル)のイメージが強く、大阪府民の間でも反対意見が多いという報道がなされている(賛成30%、反対57%、読売新聞社2017年11月調査)。しかし実際に諸外国のIRを見たことのある人は極めて少数と考えられ、ギャンブルのイメージだけが先行している可能性が高い。
 この取り組みは、2019年度キャリアゼミの一環として、海外のIRを実際に見学し、また関連部局より説明を受けることにより、IRに対する正しい理解を深め、若者目線で大阪のIR誘致に対する提言を行う。

学生活動状況報告

 私達はIRにより大阪がどう変わるか、そのために必要なことは何かについて研究しています。
 まず、私達はIRに対する理解を深めるために5月に大阪府咲洲庁舎を訪問し、大阪府・大阪市IR推進局の職員さんにお話を伺いました。なぜ、大阪はIR誘致を目指すのか、大阪府のIRに対する取り組みについて学びました。
 次に、実際にIRを目で見て体験するため、9月にシンガポールに行き、マリーナ・ベイ・サンズとリゾート・ワールド・セントーサを視察しました。マリーナ・ベイ・サンズはカジノが1階から3階まであり規模が大きく、高級ホテルや主にハイブランドのお店や高級レストランが集まっているショッピングモールがあり、富裕層向けのIRだなと感じました。それに対し、リゾート・ワールド・セントーサはカジノ規模が小さく、水族館やユニバーサル・スタジオ・シンガポールなどがあり、子供や家族も楽しめるIRだなと感じました。シンガポール2つのIRを視察し、2つのIRのターゲットや目的が全く違うことがわかりました。
 IR推進局の方から伺ったお話やシンガポールでIRを実際に目で見て体験して感じたことを活かし、IRにより大阪がどう変わるか、そのために必要なことは何かという私達学生目線の研究結果を2月の成果発表会で発表したいと思います。
経済学部 2年生 藤田 大翼

ゼミ集合写真

参加学生一覧

藤田 大翼、今井 咲利佳、柳内 理沙、土井 瑞奈、本田 千尋、杉本 侑也、沢埜 柊太、下河原 旭洋、山本 航平、緒方 稜人