2019年10月7日(月)、経済学部「グローバル・ビジネス論b」「インターンシップ(ベトナムクラス)」(三木担当)は、ベトナムにある人材紹介会社「平衡舎」取締役の室井 匡人(むろい まさひと)様をお招きし、「新卒から海外という選択肢」というテーマでご講演をいただきました。

室井 匡人 様 ご略歴

関西学院大学卒業、海外在住7年目
学生時代からミャンマー、ベトナムへのインターンシップを行う。ベトナムでの人材紹介業を経て、独立し平衡舎を立ち上げる。法人営業、就職・転職コンサルティング、Webメディア制作・運営、WEBマーケティングを担当。

ご講演の内容(大項目のみ)

  1. ベトナムって?
  2. ベトナムでの僕の話
  3. ちょっとビジネスの話
  4. これからの話
 以下に今回のご講演で得られた、学生たちの気付き(一部)を紹介します。

森本 慶三 さん(経済学部2年)

 室井さんは大学2回生の時に半年さぼって学校には行かずだったと聞いて、今の自分も前期の授業などをさぼってしまったので共感できた。しかし室井さんは、大学の中で自分とは違い大きな行動や切り替えをしたことによって違う人生を歩むことができ、成功者になれたとおっしゃった。私は、今まで自分の中でこれを変えよう・新しいことをしようというのを考えず生きていて、室井さんの話を聞いて新しいことをしよう・自分の中でこれを変えようと考えた。それは、自分の実家であるフィリピンに行き語学を学び、そしておじさんの会社を継げるように勉強しおじさんの会社を大きくしていきたいと思った。だが、いろいろな問題が生じるだろうと考える。室井さんがおっしゃった通り、イバラの道であることは確かである。その問題が起きるから行動しないのではなく、先に行動してから問題が起きた時にどう解決するかが大切だと感じた。先義後利と室井さんはおっしゃったが、それは私も考えていて、昔から人助けなどが好きだったので、その見返りなどは求めていなくても、見返りは必ずではないがいつか来ると私は思った。外国は上昇志向な考えが増えているのは、自立したい・自分で何かをしたいという思いが強いからだと思う。それは日本人には足りていないことだと考えた。そして、今までの自分は自立していない部分しかないので、これから自立していけるように、迷ったら絶対にいろいろなことを実行に移していき、いろいろな人とつながれるようにしていきたい。

西田 葵 さん (経済学部2年)

 室井さんのお話を聞いて、チャレンジ精神・あきらめない思い・何事にも興味を持つことが大事だと思いました。海外に企業がどんどん展開していることは前回の授業でも聞きましたが、個人的にベトナムは、バイクがとても多くてそれは交通・道路の整備ができていないからだと勝手に思っており、このことから発展途上国だと思っていました。1年の大学入門演習のパワーポイントでユニクロのことについてまとめていたので、その時も生産地がベトナムの商品が多いのに驚いたのを思い出しました。
 私は1人でいるのが好きで、できれば人と関わることは最小限にしたいし、外国にも行きたいと思いませんが、一歩外の世界・自分の知らない環境に踏み出すことが大切だと思いました。日本より人件費が安く、給料が10分の1と聞いて、初めの方は大手企業ではなくても日本に就職すればよかったのに、と思っていましたが、海外で地元の人や日本人にも役立つ人材ビジネスの仕事を成し遂げたことはすごいと思いました。ベトナムを選んだのも他国の経済や環境のことなど他方面に勉強したと思うと、私もまずは日本のことからでもいろいろなことに興味を持って、そのことについて深く勉強する機会を自ら作っていこうと思いました。大学は自由な時間が多く、好きなことに熱中できるため、将来のために行動していこうと思います。