2019年4月26日(水)、経済学部の三木ゼミ2年生は、八尾市にある株式会社中田製作所を訪問し、代表取締役の中田寛さん、及び若手社員の皆さんにお話をうかがいました。
 株式会社中田製作所は昭和52年創業、アルミ専門の精密部品機械加工メーカーとして高品質で魅力ある製品をお客様にお届けしています。納品先は液晶・半導体・産業用ロボット・医療機器など多岐に渡り、特に近年はアルミを含む幅広い金属材料に対する超微細加工技術の開発に成功。平成19年(2007年)と平成25年(2013年)には内閣総理大臣表彰「ものづくり日本大賞」優秀賞に選ばれるなど、大阪を代表するものづくり企業です。
 経済学部三木ゼミは、グローバル人材を育成する「グローバルキャリアプロジェクトゼミ」であると同時に、民間企業出身の教員が指導するという特色を活かし、企業/行政/地域との接点をできるだけ多く持つようにしています。三木ゼミ2年生は今年度も昨年度に引き続き、大阪府商工労働部の連携協定に基づく事業の1つとして「ものづくり中小企業と大学生の求人求職ミスマッチ解消」という課題に取組んでいます。今回はその活動の一環として訪問しました。なお、三木ゼミ2年生は毎年初めてものづくり企業訪問先として中田製作所の皆さんに大変お世話になっています。

 以下に今回の訪問見学で得られた、学生たちの気付き(一部)を紹介します。

経済学部2年生 土井 瑞奈 さん

 4月24日に八尾市にある株式会社中田製作所を訪問し、会社説明を聞き、工場見学をさせていただきました。中田製作所は、アルミ精密部分の超精密切削加工や企画提案型のアルミ精密部品関連の設計、超微小径穴加工、微細溝加工等の微細加工、三次元測定器、表面粗さ測定器の検査データ作成業務を行っている企業です。今回社員さんのお話を聞いて、工場を見学させていただき、中小企業に対して抱いていたイメージとかけ離れていてとても驚きました。
 まず初めに、平均年齢が30.5歳ということに驚きました。中小企業は経験が豊富なベテランの男性が多く、女性は非常に少ないイメージがあったので、女性が9人もいらっしゃるということを知り、とても驚きました。また現場で女性5人働いており、中には担当しているのが女性だけの職種があると知り、女性も活躍できる企業だなと思いました。
 次に、中田製作所の福利厚生に驚きました。従業員が少ない企業は産休・育休が取りづらいイメージがありましたが、中田製作所では取りやすく育休を終え、また産休取る方がいらっしゃると聞き、女性も安心して働けると思いました。また中田製作所では、結婚記念日や誕生日などに休暇できる記念日休暇や入社10年目以上は最低月に1度必ず休暇を取るおやじ休暇があると聞き、プライベートも充実することが出来る企業だなと思いました。中田製作所では健康を重視しており、勤務時間中に社内で健康診断やインフルエンザの予防接種を受けるなど働いていると忙しく病院に行けないと思うので、勤務中に社内で受けることが出来ると聞き、とても働きやすそうだなと思いました。
 最後に、親御さん向けの会社説明会があると知りとても良い制度だなと思いました。親にどんな会社で働いているのか、どんな仕事内容か知ってもらえる機会なので、今後仕事のことで悩んだとき、親に相談しやすくなると思いました。
 今回中田製作所を訪問して、女性も働きやすいということを知り中小企業に対するイメージが変わりました。今まで中小企業への就職は考えていませんでしたが、今回中田製作所の方のお話を聞き、中小企業も就職先の候補として考えてみたいと思いました。

経済学部2年生 本田 千尋 さん

 4月24日、初めての企業訪問で中田製作所を訪問しました。中田製作所は毎年三木ゼミが企業訪問でお世話になっているため、緊張している私たちに対してとてもフランクに接してくださり、笑顔で挨拶をしてくださることから良い人たちが集まった良い会社だなというのが第一印象です。
 中田製作所は他の企業とは違い、取引先からの依頼を受けてオーダーメイドで製品を作るため、もし失敗してしまったら取引先の信用を一気に失います。そうならないように社員の方ひとりひとりが自分の仕事に取り組んでおられました。自分の仕事に責任を待つことは当たり前ですが、簡単なことではないので、みなさんの目標が一致しているのだろうと感じました。決して初任給が良いわけではなく、お給料目当てで入社する人はいないらしく、国籍関係なくやる気や人柄を評価しているからこそ実現出来ることだと思います。
 新入社員のみなさんは全く知識がない状態からスタートしますが、みなさんがやりがいを感じるまで技術を身に付けて、目標を持ちながら仕事に取り組めているところから会社の方針が素晴らしいのだなと感じました。福利厚生がとても充実していて、原則定時に帰れたり、結婚記念日または誕生日には休暇がもらえるだけでなくお花かケーキのプレゼントがあったり、インフルエンザの予防接種は病院に行くのではなくお医者さんに来てもらったり、社長の斬新なアイデアが社員のみなさんのモチベーションを高めていることが分かりました。他にも社員さん同士がとても仲良く、いい意味で先輩後輩の壁を感じさせない、笑いの絶えない明るい会社でした。それも、小規模な中小企業だからこそ部署などにとらわれず全員で一つの輪が出来上がって、仲良くできているのだろうと感じました。
 私は中田製作所に企業訪問するまで、就職するにあたってお給料のことばかり考えていました。しかしお金だけが目当てでは続かないこともあるし、お金よりも重視しなければならないことが存在することに気づかされました。

経済学部2年生 下河原 旭洋 さん

 中田製作所はアルミ精密部品の切削加工メーカーで「アルミ」に特化したモノづくり企業で、半導体・液晶製造装置業界・産業用ロボット・医療医薬機器関係などの幅広い業界と取引している。また、特殊な加工技術で「ものづくり日本大賞」を2度受賞したことや「なにわの名工」「ものづくり達人」など、府や市に認定された技術者が多く在籍している企業だ。社員の方の平均年齢は30.5歳と若手社員が多く、女性技術者も年々増えていることが分かった。仕事は「技術職」「営業職」「事務職」の3つに分けられており、技術職は機械加工、CAD /CAM、品質管理を行っている。CAD /CAMとは顧客から貰った図面やデータをもとに、加工のプログラムを作成することで、品質管理については全員が女性社員でしている。営業職は提案型営業で、顧客の悩みは何かなどと考え「顧客の視点」から発想して最適な提案を行っている。事務職は総務経理、採用、広報活動など様々な仕事に携わっている。また、基本給は18万5000円と決して高くはないが諸手当も充実しておりボーナスも2回で、年間の売上目標を達成するともう1回特別なボーナスがあることが分かった。
 私が中田製作所を訪問して感じたことは、まず社内がとても綺麗に保たれていて好印象だった。社員の皆さんはとても明るくて生き生きとしているイメージだった。先輩後輩、関係無く楽しそうにコミュニケーションを取っていた。また、社員の健康にも気を遣っていて毎朝のラジオ体操や、健康食、エアコンの適切な温度設定をするなどしていて社員の健康を保たせることもしており、健康経営優良法人2019を受賞することは必然だと感じた。社員の人数は少ないが、育休・産休をしっかり取らせてもらえるところや、残業時間を極力少なくすること、有給を取ってもらう「おやじ休暇」など企業独自のルールもあって働きやすい環境づくりができていてとても良い。また、私が一番面白いと思ったのが週に1回行われる社長との交換ノートだ。このノートは、1日仕事した感想や、様々な意見を言えるというものだが、入社1日目からできるというのが凄いと感じた。これは、社長だけの考えでは無く、若手社員の新しい意見などを参考にして企業をより良いものにする効率的な手段だと思った。直接話すのは難しいがノートだったら意見を言いやすいと思うのでこの交換ノートは社員と企業の相乗効果が期待されるものだと感じた。中田製作所はとても人柄が良い社員の方と働きやすい環境ですごく良い企業だった。。

ご参考