2018年12月3日(月)、経済学部「インターンシップ(ベトナムクラス)」(三木担当)は、ベトナムにある人材紹介会社「平衡舎」取締役の室井 匡人(むろい まさひと)様をお招きし、「新卒から海外という選択肢」というテーマでご講演をいただきました。なおこの講演には「グローバル・ビジネス論b」受講学生も参加させていただきました。

室井 匡人 様 ご略歴

関西学院大学卒業、海外在住6年目
学生時代からミャンマー、ベトナムへのインターンシップを行う。ベトナムでの人材紹介業を経て、独立し平衡舎を立ち上げる。法人営業、就職・転職コンサルティング、Webメディア制作・運営、WEBマーケティングを担当。

ご講演の内容(大項目のみ)

  1. ベトナムって?
  2. なぜベトナムなのか
  3. なぜ私がベトナムに行ったか
  4. ベトナムで働いてみて
 以下に今回のご講演で得られた、学生たちの気付き(一部)を紹介します。

山下 拓人 さん (経済学部2年)

 今日の室井さんのご講演で最も印象に残ったことは、経済成長を始めている新興国で0から1を作り上げることは楽しいということです。
 正直、日本に住んでいて、これ以上進歩するという実感がなく、ただただ衰退していくのみという感覚はぬぐえません。この授業にご講演に来ていただいた講師の方々が皆生き生きとしており、日本の社会人とは違うなと感じていたことの理由が、新興国は日本と違って経済成長しているからだということがわかりました。室井さんが「経済成長は大体終わっている」と評されたシンガポールですら、日本よりエネルギッシュに感じた自分の実体験を踏まえて、改めて納得することができました。
 私は、仕事がきつくないことより、仕事にやりがいがあることが好ましいと考えているので、0から1を作り上げることがしやすい環境の新興国は、私にとって良い選択肢ではないかということを再認識できる良い機会でした。

匿名希望 さん(経済学部2年)

 今日の室井さんのお話は、年齢が近いということもあり現実味があった。「情けは人の為ならず、巡り巡って己が為」という言葉が印象に残っている。前半部分しか耳にしたことがなかったので、本来の意味を知ることができて良かった。
 現実味があるといったが、私自身がふんわりと「海外で働きたいな」と頭で考えていたので、よりためになった。室井さんは、ご自身では「逃げてばかりだ」とおっしゃっていたが、自分から一歩を踏み出すことが出来たということは、それまでダメだった自分は全て清算されたのではないかと私は思った。ベトナムという、正直謎の多い国に足を踏み入れることがすごく勇気のいることだと伝わってきたし、私も海外に行く(働く)ことにためらっている時間がもったいないと思った。
 今日、室井さんの話を聞けて、自分が将来どうしたいか、というものがうっすらとだが浮かび上がってきたので、今日の話を心に留めて、あと少しの大学生活の中で考えていこうと思った。