2018年7月23日(月)、経済学部「グローバル・ビジネス論a」において、特別講義として高槻市にある「株式会社浜田」の村越まり様、武内季樹様よりご講演をいただきました。
 株式会社浜田は1969年創業、産業廃棄物の分別処理を中心に、ゼロエミッションリサイクル、解体工事、各種処理装置の販売などを行う環境ソリューション企業です。No.1環境ソリューション企業であることはもちろん、お客様にとって、環境で困ったら真っ先に相談しようと思える「環境ソリューションのファーストコールカンパニー」を目指しています。それを実現するために時代を先読みし、数多くの新商品・新サービス・新規事業を創出しています。
 この特別講義は、昨年度三木ゼミ3年生が社会連携事業(産官学連携事業)として推進した「リサイクル業の就職先としての魅力をどのように発信するか」の一環として、学生にとって決して印象が良いとはいえない「リサイクル業」に対する理解を深め、もっと身近なものとして関心を持ってもらうことを目的に実施されました。
 以下に今回のご講演で得られた、学生たちの気付き(一部)を紹介します。

国際コミュニケーション学部 3年 森田 典子 さん

 講義を受けて一番良いと思ったことが「困りごとを解決する」という働き方である。例えば、一般的に営業と聞いてイメージするのが、どうにか説得して売りつける、どうにか希望を聞いてもらって折り合いの良いところで成約する、等、どちらかが妥協をしているような感じである。しかし株式会社浜田の方針は「お困りごとを聞き出す」→「それを解決する方法を提案する」等、まさにwin-winn関係で素晴らしい業界だと思った。今までのリサイクル業界のイメージとかなり違って、本当に面白い内容だった。さらに、お二人の会社への愛情や、仕事に対してのやりがい、楽しんでいる感じがすごく伝わってきて、私もそんな仕事がしたいなあと強く思った。
 これから就活をする上でも、そのような気持ちを大切にして会社選びをしようと思う。
 知らないことをたくさん知ることができて、内容もすごく面白かったです。ありがとうございました。

経済学部 2年 岩根 仁志 さん

 株式会社浜田のお二人のお話を聞いて最も印象に残ったことは、ビジネス=困りごとを解決する、ということです。
 この言葉を聞いて今実際にビジネスとして成り立っているのは、誰かが必要としていることであり、困りごとであると感じた。また、社会に出でどんな職に就いたとしても、困りごとを解決するということが根底にあり、解決していくような業務をすることが大切だと感じた。
 困りごとを解決するという点では、リサイクル業界はとても重要だと感じた。どんな職業・業界でも、ゴミは出る。資源にも限りがあるので、3Rが大切になる。株式会社浜田のリサイクル提案などのお客様を思う姿勢などにもとても関心を持ち、リサイクル業界に興味を持った。

国際コミュニケーション学部 3年 伊吹 成美 さん

 “リサイクル業は資源を創る仕事だ”という言葉が印象に残りました。リサイクルはただ使われたものをもう一度使えるようにすることだという概念しかなかったので、考えさせられました。
 リサイクルの営業の話をされている村越さんの眼がキラキラしていたので、本当に今の仕事に誇りを持っていらっしゃるのだと感じることができました。何かをリサイクルするのは簡単なことだと思っていたけれど、リサイクルするためにまたお金がかかるし、需要のあるものにしなければならないというのは難しい問題だと思います。
 今日の講義でリサイクルに対する可能性が拡がりました。身の回りにあふれているものにもう少し目を向けて、環境のために今から動き出そうと思います。

ご参考