2018年7月23日(月)、経済学部「グローバルビジネス論a」(三木担当)では、大東市にある明星金属工業株式会社 代表取締役社長の上田幸司様をお招きし、ご講演をいただきました。
 明星金属工業株式会社は昭和25年(1950年)設立、主な事業は自動車用プレス金型設計・製作、産業機器用金型設計・製作で、国内外の自動車メーカーと直接取引を行っています。いち早くNCシステム化に踏み切り、CAD/CAMなどを駆使した設計から加工、検査により、短納期、高品質の金型を顧客へ提供しています。平成20年(2008年)には近畿経済産業局と中小企業基盤整備機構近畿支部が実施している「KANSAIモノ作り元気企業100社」に選出されるなど、大阪を代表するものづくり企業です。

お話の内容(大項目のみ)

1.我々を取り巻く環境変化
2.激動の時代に必要な自己判断力

 以下に今回のご講演で得られた、学生たちの気付き(一部)を紹介します。

経済学部2年生 古川 れい さん

 私は今日の上田社長の講演を聞いて、自分のこれからの将来のためになる時間だと感じました。今、この私たちを取り巻く環境の変化の中で自分の夢や将来について考えることはすごく難しいことです。これから生きていく中で自己判断力を高めて、自分のやりたいことや目標としていることを一生懸命全うすることの大切さを感じました。上田社長の仕事の仕方や生き方はとても素晴らしいなと思いました。自分の信念があり、それを貫き通す、何があっても諦めないところにすごく感動しました。なかなか簡単にそんなことはできないしすぐにできるものではないので、話を聞いていてとても背中を押された気持ちになりました。
 自分と照らし合わせた時にすごく感じたことがあります。私にも夢があって、その夢に向かって進んでいくことはとても大事です。でもそれを継続することの難しさを知りました。やりたいことなのに、できないといけないことなのに、なかなか行動に移すことができない時があります。諦めたくはないけど諦めそうに時々なります。それは甘えだなと思いました。この講義を聞いて、とても自分のためになる講義だったと思いました。やりたいこと、やるべきこと、できること、「Will、Must、Can」を頭にしっかり入れて行動しようと思いました。

経済学部2年生 匿名希望 さん

 今日の講義で最も印象に残ったことは、中小企業の良いところは人間関係が良いというところです。
 どんなに給料が良くても人間関係が悪いと長続きしないと思うし、大人になってからの人生は仕事がほとんどを占めると思うので、楽しくないとやっていけないと思いました。アルバイトでも最低賃金でも、楽しければ続けようと思うし、人間関係が悪くてギスギスしているのであればすぐに辞めたいと思うはずだと感じました。自分たちの人生の中で仕事以外の時でも、周りとの関係は良好でいたいと思うし、良好であるからこそ楽しい人生を送れると思いました。生きて行く中でお金は最も必要なもので、稼がないといけないと思いますが、少なくとも生きていける分があれば良いと思いました。
 だから、講義を聞く前は、すごく大手企業にあこがれを持ち、キラキラしたようなイメージを持っていましたが、中小企業の方が自分には合っているのかなと感じました。就職活動の際も、大手や中小にこだわりを持たず、違った点も見て判断しようと思いました。
 ありがとうございました。

経済学部2年生 吉田 美来 さん

 中小企業という言葉は良く聞きますが、私は「大企業より小さい会社」という印象しかなく、大企業と比べてあまり違うところがないと思っていました。
 しかし今日、上田社長のお話を聞いて、大企業と中小企業の良いところ、悪いところが、自分の思っていた以上に違っていたのが一番印象に残りました。大企業は社会的に有名なので世間からの信用はあると思います。それに比べ、あまり有名ではない中小企業だからこそ人間関係を大切にしているから、中小企業の良いところとして一番に人間関係が挙げられているのかな、と思いました。
 今まで何となく大企業に将来就職したいなと思っていましたが、私は人間関係を大切にしたいとずっと思っているので、私には中小企業の方が合っているかもしれないと思いました。何も知らないのに「有名だから」とか「名前を聞いたことがあるから」で、就職する会社を決めるのではなくて、上田社長がおっしゃっていたようにしっかり会社のことを調べ、やりたいことができる会社、自分に合った会社を見つけたいなと思いました。

ご参考