2018.4.23

大阪府商工労働部との連携事業「ものづくり中小企業と大学生の求人求職ミスマッチ解消」㉘大阪コートロープ株式会社を訪問しました(経済学部三木ゼミ3年生)

 2018年4月11日(水)、経済学部の三木ゼミ3年生は、和泉市にある大阪コートロープ株式会社を訪問し、代表取締役社長の筒井克哉さんからお話をうかがいました。
 大阪コートロープ株式会社は昭和56年10月創業、極細ステンレスワイヤの伸線から撚線、ナイロンコーティングに至るまでの一貫生産を行っています。髪の毛より細い9μmの世界最小ワイヤの開発に成功し、それを49本撚り合わせた0.08㎜のステンレスロープの製造も可能です。平成21年(2009年)には大阪中小企業顕彰事業実行委員会(注1)が実施する「大阪ものづくり優良企業賞」を受賞、大阪を代表するものづくり企業です。
 経済学部三木ゼミは、グローバル人材を育成する「グローバルキャリアプロジェクトゼミ」であると同時に、民間企業出身の教員が指導するという特色を活かし、企業/行政/地域との接点をできるだけ多く持つようにしています。三木ゼミは今年度も昨年度に引き続き、大阪府商工労働部の連携協定に基づく事業の1つとして「ものづくり中小企業と大学生の求人求職ミスマッチ解消」という課題に取組んでいます。今回はその活動の一環として訪問しました。
(注1) 大阪中小企業顕彰事業実行委員会:
大阪府、大阪府商工会議所連合会、大阪府商工会連合会、公益財団法人大阪産業振興機構、地方独立行政法人大阪府立産業技術総合研究所で構成
 以下に今回の訪問見学で得られた、学生たちの気付き(一部)を紹介します。

経済学部3年生 鈴木 麻友 さん

 今回私たちが訪問した企業はワイヤロープを製造している会社です。今までで訪問してきた企業と比較するとどのようなものを、どのようにして製造しているのかということがとても分かりやすかったです。また、顧客により良い製品を届けるために検品する時に人の手で触診するという徹底ぶりが高い信頼を築くことの成功に繋がったのだと思いました。
 私は大阪コートロープ株式会社の「信・行・解」という若い人の可能性を信じ、顧客に求められたニーズに満足してもらえる製品を迅速に低コストで提供できるように行動する、99回失敗したとしても1回成功すれば今まで挑戦してきたことはすべて正解への経験であるという考えが素敵だと感じました。私たち若い人の可能性を信じてもらえることでやってみたいことに挑戦していけることや、期待に応えようと仕事に対してのモチベーションも向上すると感じたし仕事へのやりがいも見出せると思いました。
 大阪コートロープ株式会社に感じた魅力は、幅広い顧客に需要があるので事業の将来性も高いという点です。近代では医療機関の技術進歩が目まぐるしく発達し、切って手術を行うというより内視鏡などの切らずに施術するという技法が主流になってきているので、今後世界最小のワイヤロープは高い需要が生まれるのではないかと思いまいた。また医療関係だけではなく照明を吊るためなどの建築関連資材やJRで使用されるグリップルなど様々なところでワイヤロープは活躍していることに驚きました。
 このように高い技術があると新しい取引先の開拓や海外に事業を拡大することが可能になると思いました。様々な企業を訪問する中でそれぞれの会社に感じたことはいろいろあるけれど、共通して言えることは、安定したニーズがあるということや会社の将来性を感じるようなところに就職し様々なことに挑戦していけたらいいなと思いました。

経済学部3年生 北内 捺未 さん

 私たち三木ゼミ生は、2018年4月11日に大阪府和泉市にある様々なワイヤロープを開発されている大阪コートロープ株式会社を訪問しました。9μから3㎜までのステンレス線の伸線を行っています。伸線とは、細く、硬く《程よい硬さにする》ことです。
 私はワイヤロープと聞いてもすぐに何に使われているのか分かりませんでしたが、私たちがよく使用しているコピー機のスキャナーを動かすのもワイヤロープだと聞いて驚きました。そしてアクセサリーに使うステンレスワイヤも製造されているということで、そのワイヤには合計30色のカラーバリエーションがあるとは思いませんでした。ワイヤロープの質だけでなく、色、見た目にもこだわっているということに驚きました。心臓の手術のカテーテルにも使われているということでワイヤロープは本当に様々な場面で使われているのだと感じました。そしてより良い製品を提供するため、製造した製品をひとつひとつ触診で検査していることも素晴らしいことだと感じました。
 大阪コートロープ株式会社は、9μの世界最小ワイヤの開発に成功しており、自分たちのできる「世界一」を常に目指しているからこそ、成功したのだと私は感じました。
 そして大阪コートロープ株式会社の事業の将来性としても、ワイヤロープはこれから先もずっと必要とされるので需要は大いにあるとお話を聞いて感じました。
 大阪コートロープ株式会社では社員に対して「99回失敗しても1回成功すればいい」ということで、同じことを何回も失敗するのはいけないことであるが、色々なことに挑戦できると思うので、私は大阪コートロープ株式会社のその様な考え方に感動しました。私も就職する会社は大阪コートロープ株式会社のような一度失敗してもまた新たなことに挑戦できる会社が良いと、改めて思いました。
 今回の大阪コートロープ株式会社への企業訪問を通じて、私たちの日常生活において身近なものにワイヤロープが使われているということなので、どのようなものに使われているのかこれから注目していきたいと思いました。

ご参考