2017.10.12

2017年度海外インターンシップ ベトナムクラス参加学生の感想・気付き⑤

2017年度海外インターンシップ ベトナムクラス参加学生の感想・気付き⑤

2017年度海外インターンシップ ベトナムクラスの参加学生の感想・気付きを紹介します。今回はその第5回となります。

経済学部3年 武村 勇汰 さん

 今回8月20日から9月17日まで約1か月間ベトナムインターンシップに参加させていただきました。ベトナムはチャイナプラス1として若い労働力人口が多く、人件費が安く世界から注目されている、今発展が著しい国です。参加に至る動機として、グローバル化が当たり前の中でいざ私自身グローバルで働くとはどういう事なのか考えた際、抽象的な考えでしかなく、具体的に知る事が出来るチャンスだと思い参加しました。
 私のお世話になった企業先は「IVS」(インディビジュアルシステムズ)という、オフショア開発を手掛けている会社で、代表の浅井さんは兵庫県のベトナム進出窓口(ひょうご国際ビジネスサポートデスク)を担当されているベトナムに精通された方です。また今回、フューチャースピリッツの新岡さんにもお世話になりました。フューチャースピリッツは、京都に本社を構え、日本では東京、大阪、海外拠点では、タイ、マレーシア、中国に構えており、レンタルサーバー、ホスティングサービスを行っている会社です。
 業務内容としては、フューチャースピリッツとIVSが合弁でベトナムにレンタルサーバー会社を設立するに当たりご挨拶として営業先同行、日系企業へのアポイント取りを行いました。初めてアポイントに挑戦しましたが、日本と違い、最初にローカルの方が出てくるので英語が必要で、どの様に対応すれば良いか分からず、新岡さんに教わった内容に沿って行いましたがそれでも相手方が何を言っているのかよく分からず終わることが多々あり、代表の方までに繋いでいただく事がこんなにも難しい事なのかと感じました。ひたすらがむしゃらに行い、回数をこなしていく内にようやく代表の方まで繋がりましたが、次は私の表情が硬く相手側が伝えたい内容があるのに対し、何も考えずこちらの要件をひたすら語ってしまい、失礼な対応を取ってしまう事もありました。営業訪問した際も専門用語が多く、理解する事に必死で、追いついて行くのがやっとでしたが、BtoBの現場を体感できた事が私の中で大きく、私のイメージとして、ビジネス以外の話し合いは行わないと思っていましたが、実際は話し合いを行う中で、会話が途切れないように、雑談だったり、共通の趣味だったりと相手と有効な関係を今後築く為にビジネスの話以外の会話も行うのだと知る事が出来新鮮でした。
 2週目に入り仕事にも慣れ始め、アポイントも1週目より多く獲得でき、前週の課題であったアポイントもある程度余裕と自分なりの伝え方が出来、英語も相手が何を伝えているか分かるようになり、私なりに成長したと感じました。訪問先の企業では自分から会話出来ずにいて毎回同行しているだけでしたが、一週目の振り返りを新岡さんと行い、同行する中で、私の出来る事はメモを取って次の商談に活かせる様企業情報を残す事に重点を置いてほしいと助言を頂き、次の日から実践しました。建設会社にアポイントを取り向かった先が一流の大手企業で、私は普通の企業だろうと思っていましたが、訪問前に新岡さんと現地集合した際その事を伝えられ、いかに世間知らずか身をもって痛感しました。その様な事もあり、前日に訪問先の情報を調べ、どの様な会社なのか最低限調べ上げました。今までゼミ内で中小企業に多く訪問しましたが、その際の調べ方が、今思えばだいぶ浅はかだったと感じ、もっと深い所まで調べないと訪問先に失礼に値すると感じました。また、訪問先でメモ取りを行っていく中で、知らない単語が多くどこに要点を絞れば良いか分からず仕舞いでしたが、知らない単語を調べるとある程度相手方がおっしゃっていた事が少しずつではありますが理解でき、それが楽しさに変わりました。この時からアポイントだけにフォーカスするのではなく、いかに営業先で自分から自発的に濃い時間に出来るか、話し合いの中に参加できるかを考えながら行動する事を意識しました。会社内容に関しての質問や、自分から話題を作るなど何でもいいのでとりあえず会話しようと試み、以前の私だと失敗を恐れてしまう部分があったのですが自発的に行動できるようになりました。
 営業先訪問を通して日系企業が目の当たりにしている事を知る機会がありました。日系企業同士が契約寸前まで契約を詰めているにも関わらずローカル社員の方同士でやり取りをして契約が破棄になるなど安易に日系企業が成功できる訳でもない事、海外展開するに当たってこの様な悩みもあるのだと知り正直生々しいと感じました。訪問後新岡さんから、より濃いお話をして頂き、海外ではこの様な事が度々あるとお聞きした際、私の考えでは海外進出するに当たって華やかなイメージでしたが現状は厳しい現実もあると感じました。
 アポイントも慣れてきた頃にターゲットを銀行、監査法人に絞りました。狙いとしては、フューチャースピリッツの企業情報を提供し、日系のレンタルサーバー会社がベトナム内にある事を銀行側からセミナーなどを通して情報を他の日系企業へ提供して頂く為に交渉を進めました。一般企業と同様にお電話しましたが銀行系は一筋縄では行かず、口座開設の有無なのかどうかと問われた際、何も分からない身だったので何もできず、新岡さんに電話を代わって頂く事になり自分が何もできず悔しく思いをしました。また某メガバンクにお電話した際、私が伝えたい内容を伝えきれず、単なるレンタルサーバーの営業を掛けてきたと思われ交渉決裂になり、どの様に行えば交渉成功に繋がるか分からず迷いました。原点の情報を提供する事をどの様に伝えれば良いか考えながら切り替え、銀行側にもメリットがある事を伝えた所、企業情報を聞かれ今までの新岡さんが伝えて下さった内容を銀行側に伝えると、上手く繋がり交渉成立しました。その際思わずガッツポーズをしてしまうほど嬉しく、1つ仕事を成し遂げたと感じました。最終的には63件中35件不在11件失敗17件アポイントを取得しました。
 最終週になりアポイントリストも少なくなった時に、アポイントはもう良いと指示され、次どの様な仕事をしたいと聞かれた際、自ら会社説明を行いたいと頼みました。自分の口からこの様な仕事を行いたいと言う具体的な事が無かった分最後の週だったのでチャレンジして見ようと決意しました。会社説明を行う日時が最終日との事もあり私の中でも成功させようと考えていました。当日になるまで新岡さんが話している内容をメモに取り、分からない単語があれば調べ、頭の中でもイメージして、ホテルに帰った際もその事がいっぱいでどの様に事を進めようか、想定外の質問が飛んで来たらどう対応しようかなど考えていました。今回ばかりはいつもお世話になっている新岡さんの力を借りず自分の力でやってみようと決意し、当日がやってきました。当日はやってきた事をやろうと挑み、会社説明を終えた所、相手方の貴重な意見で私のプレゼンは全く心に響かない、時間の無駄、会社説明のパンフレットだけの内容を言われても何も響かないしどうしろと言うのだと言われ、何も答えることが出来ませんでした。私の考えてきた内容で少しは通用するだろうと考えていた自分が、ばからしく思え、浅はかすぎる内容で来てしまい、具体的な事を言えず、悔しく感じました。また5W1H が出来ておらず、相手に貴重な時間を頂いているのだからもう少し具体的な内容、相手方のメリットなども伝えてはどうかと貴重な意見を頂きました。営業を行う中で時間は大事で、相手方に時間を割いて頂いているにも関わらず、私はそれを軽視していた部分もありました。訪問先の意見を通して改めて自分の考えが浅はかで、具体的な内容で話せていないかが分かりました。時間もビジネスでは、お金に関わる事なので貴重な時間を無駄にできないと知れた良い機会になりました。
 今回のベトナムインターンシップで自発的な行動が垣間見え、自信に繋がりました。残りの学生生活での課題はいかにアンテナを張り、社会の事について調べるか、アウトプットする力を養い、表現の幅を広め相手に与える事を多くしていくか、自分の将来像を考え、それを逆算して行動する事を今後の課題として意識し残りの貴重な学生生活の時間を有効にします。インターンシップの経験を無駄にせず今後の就活や社会人になった際活かしていきます。今回お世話になった浅井さん、IVSの皆さま、フューチャースピリッツの新岡さんありがとうございました。

<参考>