大野ゼミ 2015夏の研修旅行

 さる8/18火に、大野ゼミ第1期・2期生(3年と2年)の合同で、名古屋への日帰り社会見学を実施しました。当ゼミのメインテーマであるメディア&コンテンツについてはもちろん、近いけれども案外知らない街・名古屋の都市としての魅力を実地見聞することを目的としました。
 参加者19名は朝8時に難波を出発、近鉄特急にゆられて10時すぎに尾張名古屋に足を踏み入れたのであります。

チームラボアイランド@名鉄百貨店

 チームラボは、大河ドラマのCG制作などで知られるクリエイター・猪子寿之氏の率いる、いま最も注目される創作集団。最新のデジタル技術を駆使しながら、子供からお年寄りまで楽しめるエンタテイメントや教育コンテンツを次々と世に送り出しています。ちょうど名古屋で開かれている彼らの企画展を体験してみました。夏休み真っ盛りとあって、会場は子どもたちがいっぱい!おチビさん達にまじって阪南大生も、光と映像の戯れに参加します。とにかくゼミ生たちに強調したのは「子どもたちと同じ目線で、純粋な気持ちでイベントに参加せよ」「人は年齢に関係なく、何を面白いと感じるのか、自ら体験して発見せよ」ということでした。今のゼミ生たちも、生まれた時からネットが存在しているデジタル第一世代なわけですが、現在の幼児・小学生たちはもっと鋭いデジタルデバイスへのセンスを身につけています。ボヤボヤしていると彼らにスグ追い抜かれてしまいます。また、ここでエデュテイメント(教育と娯楽の融合)として提示されている技術には、すでにビジネスの世界に活用されているものもあります。それらを知ることも学びの一つです。
 そんなこんなで、子どもと並んでイラストに色塗りをしたり(この塗り絵をもとに仮想空間にアバターを作って楽しむ)、子どもと競って光の体感ゲーム(ついつい本気になってしまう)に興じたりしました。

メディア見学・ZIP−FM

 名古屋の人気No.1ラジオステーション、ZIP−FM(ジップ・エフエム)のスタジオに潜入。名古屋のヒットチャートはこのラジオ局から生まれると言われている音楽の流行発信基地です。実はこのZIP−FM1993年の開局キャンペーンを手がけたのが、当時は広告代理店に勤務していた指導教員の大野でした。かつてのビジネスパートナーは今や部長や役員に出世しており、今回の訪問にも特別の計らいをしてくださいました。大物ゲストが来局したときにしか通されない応接室(ミリオン記念のゴールドディスクや有名ミュージシャンのサイングッズだらけ)で、ステーション・コンセプトや放送局の組織についてていねいな説明を受けた後に、いざスタジオへ…
 見学したのは14時からの生放送『SMILE HEART BEAT』。番組中DJのMISATOさんは、曲をオンエアしている間にわざわざDJブースから出て来て、阪南大生と話をし、記念撮影までしてくれました。ゼミ生みんなが彼女の格好よさにシビれたのは言うまでもありません。また、空いているスタジオのDJブースにも入れていただきました。国内でも1,2を争うハイスペックなスタジオで妄想DJたちは写真を撮りまくり。
 ちなみに日本テレビ・よみうりテレビ系で放送されている朝の番組の「ZIP」よりも遥か前からこの名前を使っていたため、同番組がスタートする時にはわざわざ日本テレビがお伺いを立てて来て、テレビ番組内でこのラジオ局の紹介もあったそうです。

忘れちゃいけない名古屋の味めぐり

 大野ゼミ恒例、美味いもんリポート。昼は、鰻のひつまぶしの老舗「いば昇」へ。ここは予約を一切受け付けず、来た順に入店する仕組み。19名のハラペコ団体は近所のサラリーマンに混じって待つこと40分、鰻の名物料理を堪能しました。食後は中心街を歩きながら、テレビ塔や100メートル道路などを実地見聞し、名古屋の機能的な都市構造について学びました。
 また、名古屋の下町・大須観音にお参りしたあとは、コメダ珈琲で名物の山盛りかき氷。平らげた者から自由行動で、短い時間ながらも各自が名古屋の文化と触れあいました。
 夕食は「世界の山ちゃん:本店」にて手羽先にかじり付きました。また、電通・中部支社 営業局次長の成田さんをゲストに迎え、広告代理店のウラ話・ウワサ話(いま何かと世間を騒がせているオリンピック問題などについても…)に花が咲きました。

 早朝8時に難波を出て23時に再び戻るという強行軍でしたが、様々な体験(一部、大野の小言)を通じて本日もまたゼミ生の絆が強まった一日でした。
【指導教員:大野茂】