2018.6.19

カンボジア クメール語(カンボジア語)留学

国際コミュニケーション学部 三年生 中田 成

 本校の海外語学研修助成金制度を利用して、春休みの間カンボジア首都プノンペンにある〈THE KHMER SCHOOL OF LANGUAGE〉という外国人向けのクメール語学校に短期留学しました。

留学に行こうと思ったきっかけ、留学を終えて

 英語圏・中国語圏・韓国へ留学に行く人がほとんどの中、カンボジアを留学先に選んだきっかけは、一年前の春休みにスタディツアーでカンボジアに訪れ、そこで出会った小学生と関わることで、たくさんのことを経験し、カンボジアのことが大好きになったからです。夏休みに再びカンボジアを訪れ小学生と再会することもでき、日本留学が夢である高校生に出会ったことで、私もカンボジアに留学しようという気持ちが大きくなりました。日本でクメール語の語学学校に通っていたということもあり、自分のクメール語力を試したいと思い、短期留学を決意しました。帰国後どういう道に進むのか、クメール語を習得して何がしたいのかとか、全然わかっておらず、ただ〈カンボジア=国際協力〉と勝手に自分の中で思っていてそういう道しかないのかと考えていました。
 しかし、この留学を終えて新しい道が見えてきました。それはカンボジアに限らず、ボランティアではなく世界中にいる日本語、日本の文化や生活を勉強している人、勉強したいと思っている人に対して、私が生まれ育った日本という国を伝え、教えるという日本語教師への道です。今春から日本語教師を養成する学校にも通い始め、日本でも大学の先生にクメール語も教えてもらいながら、私が大好きなカンボジアという国で日本語教師をすることを目標として頑張っています。

学校、授業、生活について

 学校はプノンペンの観光地でもあるロシアンマーケットの近くという好立地にあります。何よりよかったのは、アットホーム感、カンボジア独特ののんびり感や生活様式、生活文化、そのほかにも期待していたものがいろいろとすべて詰まった学校であったということです。学校というよりはい普通の家を利用し、語学学校としているといった感じで、これもカンボジアの生活を経験するうえではすごくよかったです。

授業

 授業はプライベートレッスンで1日5時間、朝は9時から12時、昼は14時から16時で受けていました。3人の先生にお世話になり、大学に通いながら先生をしている人もいて年齢も近く先生兼友達といった感じでした。授業は基本的にクメール語と英語を使っての授業で難しかったですが、授業時間外でもずっといろんな話をしたり、勉強を教えてくれたりと、とても濃厚な時間を過ごすことができました。

宿舎

 泊まっていた場所は学校の教室の隣の1室で3人だけ泊まれるつくりになっていました。水のシャワーで、1日1回は停電、多いときは1日2回も停電することもありましたが、日本では味わえないことだったので新鮮でした。

食事

 朝はご飯を部屋まで持ってきてくれて、昼は学校の先生と一緒に食べました。夜は先生と一緒に市場におかずを買いに行ったり、先生が食材を買ってきて料理を作ってくれたり、と常に誰かと一緒にいたので毎日がとても内容も濃く楽しかったです。

日常生活

 日本料理をふるまったり、一緒に日が変わるまでお酒を飲んだり、隣町まで1時間半も自転車をこいで扇風機を買いに行ったり、毎日のようにバイクの後ろに乗せてもらっていろんなところに連れて行ってもらいました。授業以外でもたくさんのことを教えてもらって、しょうもない話で盛り上がったり、日本のことを伝えて、カンボジアと比べたり、昔の戦争の話とか暗い話もしたり、「カンボジアにまた来てよかった。」と思うことがたくさんありました。カンボジアに帰る場所ができたことは貴重な財産となりました。

まとめ

 学校の先生の言った言葉で心に残っていることがあります。それは、「日本は本当に強い。欧米諸国と戦った。」です。これを聞いて私はこう言いました。「カンボジアも強い。私はそう思う。」と。これに対して先生は、「そんなことないよ」と言いながらも顔はすごく笑顔でした。
 私は、本当にカンボジアは強い国だと思います。まだまだ東南アジア最貧国、後開発途上国という現状はありますが、可能性を秘めた希望のある素敵な国だと思います。他国の協力を得ながら発展していくことも大事ですが、カンボジアの勉強熱心な学生を見ていると、この人たちでこのカンボジアという国を作っていってほしいな、と強く思います。そのサポートの一つとして、日本のことを知りたいカンボジアの人々に日本を伝えていきたい、と強く感じました。
 首都を少し離れるだけでそこには田畑が広がっており、田舎で貧しい暮らしをしている人もいますが、彼らは日本人より笑顔で、希望を持っていて、幸せに暮らしています。発展途上国に住んでいるという理由で、そこに住む人々が幸せな暮らしをしていないという考えは間違っていると感じました。私はカンボジアに行って夢を見つけました。彼らは自分の国内で夢を見つけることができます。本当に素晴らしいと思います。カンボジアを訪れるといつも次の目標が決まります。

 阪南大学にもカンボジアにクメール語を学びに行く人がいる、ということ知ってもらえるだけでうれしく思います。

留学を考えている人たちへ

 英語圏・中国語圏・韓国以外で留学を考えている人がいるのであれば、不安はあると思いますが、絶対にチャレンジしてほしいと思います。短期でいいと思います。短期だと帰ってからも自分のやりたいことに挑戦できる時間がとれます。留学に行って語学力を取得して終わりではなく、そこからどういう風に行動するかが大切です。阪南大学からもっといろいろな国に行く人が増えてほしいと思います。人それぞれいろんな考えがあって、いろんなことをする人がいていいと思います。そんな人が増えれば、いまよりもっと楽しい阪南大学になると思います。