2018.1.25

韓国学会・東北亜観光学会 第7回大学生国際発表大会参加 —学会奨励賞を受賞!—

 永田ゼミは、8月27日に韓国・金泉で開催された東北亜観光学会 第7回大学生国際発表大会に参加し、「初めまして上海~中国への理解はここから始まる~」をテーマにした上海ツアーを発表しました。
 参加したのは、2班7名。発表したツアーは、
「初めまして上海-初心者のための過保護旅-」Overprotective trip for beginners☆
「初めまして上海—カメラ片手に上海New faceを巡ろう」

韓国学会・東北亜観光学会 第7回大学生国際発表大会参加 —学会奨励賞を受賞!—

 この上海ツアーは、中国に旅行に行ったことがない・中国に興味がない・中国に対するイメージが良くない大学生を対象に企画したものです。そして、このツアー対象者とは、ツアーを企画し、上海に行く前のゼミ生自身。中国に距離を置く大学生をどうやって中国に誘うか。そのサンプルとして自分たちを位置付け、ツアーを企画し、実際に上海を訪れたうえで、ツアー提供者となることを目指しました。

学会奨励賞を受賞

ツアー概要

「初めまして上海-初心者のための過保護旅-」Overprotective trip for beginners☆

 中国に旅行に行ったことがない・中国に興味がない・中国に対するイメージが良くない大学生を対象にこの旅行を企画した。そして、この対象者とは、ツアーを企画し、上海に行く前の私たちである。中国と距離を置く大学生をどうやって中国に誘うか。そのサンプルとして自分たちを位置付け、ツアーを企画し、実際に上海を訪れたうえで、ツアー提供者となることを目指す。
 本ツアーは、初めて中国へ行く大学生を対象にした、“THE上海”を不安なく楽しめる「過保護旅」である。現地で起こりうると想定される困難・ハプニングは、自分たち自身が上海を訪れ体験したこともとに、それを回避する情報を提供する。中国旅行ときいて不安に感じる大学生に、安心・快適なホテル、便利な交通手段で定番の観光スポット、おいしい料理を、何のトラブルもなく楽しんでもらう。それが「過保護旅」である。
「初めまして上海—カメラ片手に上海New faceを巡ろう」

 中国に行ったことがない・中国に興味がない・中国に対するイメージが良くない大学生を対象に、この旅行を企画した。そして、この対象者とはツアーを企画し上海に行く前の私たちである。中国と距離を置く大学生をどうやって中国にいざなうか。そのサンプルとして自分たちを位置付け、ツアーを企画し実際に上海を訪れたうえでツアー提供者となることを目指した。その際、注目したのがSNSなかでもInstagramだ。上海ディズニー・上海カフェをメインに観光することでインスタ映えする写真が撮れ、Instagramで配信することで上海の情報を得る手段が増える。この体験をベースに大学生が上海、ひいては中国に興味を持つきっかけにすることが狙いである。上海市街地から30分圏内にカフェがあることから、繁華街や上海の街並みとNEW FACEのカフェを同時に楽しむことができる。

参加者学生の声

須之内 桃
 今回韓国学会に参加し、私たちは中国に対するイメージを払拭させるツアーを発表しました。私の班は中でもインスタグラムを活用した内容にし、お洒落スポットを紹介し、そこから興味を持ってもらおうというプレゼンテーションを行いました。
 見やすさと分かりやすさを考えながら作ったプレゼンテーションは結果、写真を多く取り入れていることで見やすいと言ってもらえ、自信がつきました。
 また、聞き手側の立場の感想としては、文字を沢山ダラダラ喋ったり映し出したりするより、シンプルなほど分かりやすいプレゼンテーションになると感じました。言葉が通じなくても、身振り手振りや表情などからでも伝えられることがあることを学び、良い文章を考えるよりも、シンプルで端的に相手に伝えるほうが聞いてもらいやすい印象を持ちました。
 これらの貴重な体験を生かし、これから人前で話す時などは今回の事を思い出しながら聞き手の心を掴めるプレゼンテーションをしたいと思います。

吉澤 舞
 『過保護旅』をコンセプトにした私たちの上海ツアー企画は、学会発表にしたことで大きく前進したと思います。以前、学内で日本人向けに作ったパワーポイントとは違い、外国人もいる中で学会に参加しました。言語が違う人たちに言葉で伝えることができないということは、とても大きな壁となりました。そこで、私たちが伝えたい企画をより理解してもらうために、写真を多めに取りいれました。PPTは英語で作成し、少しの韓国語をおりまぜ、ジェスチャーも使うという工夫を行いました。
 今回のプレゼンでは簡単な情報しか発表しなかったので「過保護」という点については不十分な点がありました。今後は、私たちはなぜ過保護旅を掲げたのか、どういうところが過保護なのかを重きをおいて、安心安全で楽しい内容を築き上げていきたいと考えています。
 何事も短所のほうが大きく見られがちです。中国に良い印象をもっていない日本人はまさにその状態だと思います。中国も良い面があることをこのツアーがきっかけになるよう、精進していきたいです。とても近いところに日本とは違う食文化、歴史、夢の国を楽しめるということをたくさんの人に知ってほしいです。

杉野 理紗子
 私たちの班では旅行客のターゲットを明確し、そこからパワーポイントを使ってどのようにして上海へ行ってみたいと感じさせるかを考えながら作業を行いました。ツアーに対する不安をできるかぎり消すことができるように、大きくて綺麗な写真や動画を使い期待を持てるツアーを作成しました。
 学会に参加し様々なプレゼンテーションを聞くことができ、とても良い経験となりました。実際に発表を行い、聞き手の表情を見ながら話すことができるようになる必要があると感じました。あまり話しすぎないことを意識しながら発表を行いましたが、実戦するとなるととても難しく、改善しなければならないと感じました。
 学会参加を一つの目標にすることで研究内容をそれぞれの視点で考えることができ、さらに共有する力が身につきます。また学会だけでなく、開催された国の地域について知ることができるという点も魅力的でした。

安村 華
 学会参加までの準備期間では、スタートするタイミングの遅れや、上海ツアー中の調査が出来ていなかったことなどから、企画内容が定まらず、班の中でも連携がうまく取れていなかったように感じました。また、ゼミ時間内以外に話し合いの時間が取れず、少ない時間で決めなければいけなかったことも問題の一つだと思います。
 学会に参加し韓国大学生の発表を見て、パワーポイントの使い方の中で特に図や色使いが、私たちとは全く違うことに驚きました。さらに開会式で、地元高校生が韓国語、日本語、英語の三ヶ国語で最後まで発表していたことに、準備期間の長さが想像でき感動したのと同時に、発表は相手に伝わり初めて成立するのだと改めて感じました。
 今回の学会参加で自分の苦手なことや甘さに気づきました。それらのことを改善するとともに、パワーポイントの使い方や発表の仕方など吸収したことを、これからの発表に生かしたいです。

北浦 奏
 韓国学会でプレゼンテーションをするため、班で何度も話し合い、資料を準備しパワーポイントを作成しました。そののち、発表の練習をしている際、個人での報告とは違い、さまざまな意見を持ち寄り、プレゼンテーションをすることの難しさにようやく気付きました。これをするために丸暗記ではなく、内容を理解し要点を抑えることが必要だと考え、練習を行いました。しかし韓国学会当日、実際に話すとき、多くの人の前での緊張でうまく話せなかったのが心残りです。今後は、もっと発表をする機会を増やして、緊張をしてもうまく話せる心を作らなければならないと強く感じました。班としては、クオリティの高いパワーポイントに加え、韓国語でもわかりやすく伝えることができ、聞いている人から質問も頂いたので、良い発表ができたと思います。今後は自分の発表の反省点と班のメンバーの良いところを吸収して、またプレゼンテーションをする機会があればもっと完成度の高いものを作りたいです。
 今回の韓国学会に参加したことにより、自分では行くことがなかった韓国の農村に宿泊でき、貴重な体験をし、さらに日常ではあまり出会うことのない韓国の学生たちにあって良い刺激をもらえました。

川口 奏
 ①この上海ツアーを企画している時、私は台湾へ留学に行っていたので準備にほとんど参加できませんでした。帰国してから学会発表までの期間には少し参加することができました。最初何から参加したらいいのか、企画のどの過程をしているのか、分からないことがあり戸惑いました。皆が一生懸命準備している中で私には何をできるかを考えました。そこで思いついたのは、韓国での発表だったので発表の内容を韓国語に訳すことでした。普段会話するときの言葉と発表時に話す言葉との違いに注意して訳しました。
 ②初めての学会参加ということで、学会とはどのように進行していくのか全く想像がつかなくて楽しみと緊張が入り混じっていました。いざ始まって私が想像していたのと違いがありました。発表時に指定された教室から出てはいけないものだと勝手に思っていたのですが出入りも自由で、自分が気になった発表を自由に聞きにいけるので、とてもよかったです。
 発表が終わって質問時間の時、他の学校の先生や生徒が質問していたのですが、どのような質問が来てもいいように準備しておくのがとても大切だと思いました。また、他校の発表を聞いている時に、いつも先生が言っている発表の時あまり話しすぎるのは良くないという言葉の意味に気づきました。話すことが多すぎると逆に内容が頭に入ってきませんでした。パワーポイントの写真の大きさもとても大事だと実感しました。せっかく綺麗な写真なのに小さすぎて見えにくかったのは改善すべき点であると感じました。
 ③学会に参加してみて、パワーポイントの重要性、発表するときの言葉とその量、自分の考えをきちんと分かりやすく伝えることなど、勉強になった部分がたくさんありました。発表一つが、どれほど重要なのか学会参加して分かりました。

中村 魁
International Conference by Tourism Institute of northeast Asia, Gimcheon.
 私自身韓国語は全く話すことができないので、とても興味深い学会でした。留学で日本を離れていた為プレゼーテンションを作る段階では何もできなかったのですが、私の班は画像を多く使う、文字を少なくする、英語表記にするなど工夫し、韓国の学生にも分かるようなプレゼーテンション作っていてとても感心しました。発表では、英語表記や韓国語表記を取り入れる、発表の練習を重ね発表の仕方の質を高めるなどこれからに向け改善すべき所があるように感じました。しかし、挨拶を韓国語にする、発表中に知っている韓国語を使うなどして興味を持たせることに成功しました。通じない日本語でも話し方に波をつける強調したいところは声を大きくするなど発表中にも工夫しました。発表後に韓国人学生から質問があり、興味を持ってくれたんだ、と感じ嬉しかったです。相手に私たちの言語が全く伝わらない中で発表するのは違和感がありましたが、伝えたいことが伝わる良いプレゼーテンションが出来たと感じます。
 韓国人学生のプレゼーテンションは日本人学生より文字を多用し、相手に考えさせるより全ての情報を話者から伝えると感じましたが、発表の仕方に両国の間にそれほど大きな違いはありませんでした。全学生が、この学会に向けて準備をしっかりしてということがアニメーション多用や写真や文字配置などで伝わり感心しました。その反面、韓国語のプレゼーテンションでは言葉の壁により理解することにとても苦労しました。これは日本の大学の発表中、同様なことを韓国人学生も感じたと思います。言語が全く通じない中で伝える、興味をもってもらうためになんらかのアクションを起こすなどが、全体のプレゼーテンションを見て欠落していると感じました。プレゼーテンションはどんなに質が良く、情報が細かに記されていたとしても伝わらなければただの自己満足で終わってしまう。伝え方の重要性に気づかされました。
 社会にでると求められるのは完璧な準備よりも結果だと考えます。準備段階からその先のことを強く意識すること、受け手側の立場で考えること、これらに重点を置きこれからの自分のレベルアップをはかりたいです。