【国際交流1】ワンワールド・フェスティバルに参加しました

 去る2月6日に、関西テレビ扇町スクエア内で行われた国際協力のイベントである「ワンワールド・フェスティバル」に参加してきました。その中でも、JICA関西×PREX共催の -日本企業の技術が世界を変える-「これで途上国の問題を解決!」の講演を聞きました。

*この報告は、阪南大学【実学志向型総合的キャリアシステムの構築】事業の2015年度キャリアゼミ支援事業「共に歩むための他者理解 (CHOゼミ)」活動の「韓国文化院と異文化交流」活動報告の一部です。

 JICA関西はご存知の方も多いかと思いますが、PREXは私たちのような学生には、あまり知られていないと思います。簡単に説明しますと、PREXは、関西と世界をつなぐ人材育成事業から国際交流の促進に努めている公益財団法人です。開発途上国の研修員を育成するために、支援してくださる日本の企業と連携しながら、日本のみならず開発途上国の現地での研修をも行っています。
PREXと私の出会いは、昨年の夏のインターンシップを受け入れてもらったことがきっかけでした。そこから、この「ワンワールド・フェスティバル」への参加に声をかけていただき、国際協力を行っている日本の企業を知り、就職活動に活かしていこうとゼミ内で考え、参加する運びとなりました。
 日本企業の技術が世界を変える-「これで途上国の問題を解決!」をテーマに、国際協力で活躍する中小企業2社の講演を聞きました。

 はじめに株式会社ジー・イー・エスによる「アフリカの子供たちに安全な水を届けたい!〜大阪の中小企業の挑戦〜」を聞きました。初めて訪問したケニアでの実体験から、水処理装置の寄贈、孤児院・小学校の設立まで25年以上にわたり様々な人とともにケニアへの国際協力をしている企業があることを知りました。
 次に、榛木金属工業株式会社による「世界に広がる!3S活動」を聞きました。講演者である榛木さん自身が行っている3S(整理・整頓・清掃)への具体的な取り組みを知りました。さらに、工場見学を通して世界の人に知ってもらう取り組みをしていることを理解することができました。(中村愛)

2つの講演を聞いた感想

 この講演を通して、中小企業が日本の企業の9割を占めていることに驚きました。そして、実際に行われている活動の話を聞いて、私たちの知らない沢山の取り組みが行われていることに気づきました。知っている大企業だけではなく、中小企業にも目を向けて就職活動をしていこうと考えるきっかけになりました。(貴志涼加)
 今回の講演を聞いて、大企業でなくても個々人が理想を持ち目標を目指すことで、様々なことに対して無限に活躍していける可能性があるということがわかりました。(亀川桂子)

 発展途上国に進出している多くの企業が、中小企業であるということを初めて知りました。現在就職活動中で、大企業を中心に見ていたのですが、中小企業が発展途上国に貢献していることが理解できたため、中小企業にも視野を広げようと考えるきっかけになりました。また、各企業の上手なプレゼンテーションの仕方をも学べたので、自分にもその仕方を真似できるように取り入れていきたいと感じました。(綿谷彩)
 今回の講演を聞いて、環境問題について考えるきっかけとなりました。今までは環境問題にはあまり意識していませんでしたが、きちんと考えてみようと思いました。そして、3Sについてもとても興味を持つことができ、こうした取り組みをしている企業を知ることができたので、今後就職活動などでも活かしていきたいと思いました。(橋山茉依)
 この場を借りて、このイベントへの参加をお誘いいただいたPREXさんに感謝申し上げます。企業の国際交流への取り組みについて深く知るきっかけとなりました。参加したゼミ生1人1人が今後の就職活動の中でより多角的視野をもつ契機になりました。