留学便り12: ブロードウェイでアラジン鑑賞とRemembrance Dayの赤いポピー

国際コミュニケーション学部 鎌田吉美(2回生)

 カナダに来てあっという間に1タームが終わり、1週間の休みがありました。私はその休みを利用してニューヨークへ旅行に行きました。ニューヨークへはメガバスというバスにのり、13時間ほどで行けます。ゲルフは自然がたくさんあり、あまり外国に来た!という実感がなかったのですが、眠らない街ともいわれているニューヨーク、ネオンや高層ビルがたくさんあり驚くことばかりでした。信号はあるようでなく、車が来なければ自由に道路を渡る。車が来ていても道路を渡っている人がいて、そこら中でクラクションが鳴り響いていました。
 ニューヨークでの一番の思い出は、やはりブロードウェイでアラジンを見たことです。ジーニー役の人が大きい体格にもかかわらず軽快なステップを踏み、歌い、ジョークを言いとても感激しました。ステージの飾りも素晴らしく空を飛ぶ絨毯は本当に飛んでいるようでした。

学校生活

 2タームが始まり、クラスのレベルも一つ上がりました。クラスメイトはサウジアラビア人3人、中国人5人、コロンビア人1人、日本人2人になり、前のタームより人数が増えました。ゲルフにきてから4ヶ月が経ち、人と話す時や、テレビを見ているときにリスニング力が上がっていることが実感でき、嬉しいです。しかし、スピーキングはなかなか難しく、このタームではもっと人と話すことを目標に頑張りたいと思います。学校のアクティビティではアイスホッケー、水族館やビールツアーに行きました。毎月様々なアクティビティがあり、参加して楽しんでいます。

ホームステイ

 家のデコレーションは、気の早い人はハロウィンの次の日からしていました。私の家は家中の飾りがすっかり変わり、いつもとは全く違う家になりました。マザーのツリーの飾りは、一つ一つすべてに思い出があるそうでいつも嬉しそうに眺めていました。
 11月10日に私の誕生日があり、学校の友達や先生に祝ってもらい、ケーキを持って帰ったのでバスの運転手さんにもおめでとうと言われました。家に帰るとマザーがミニオンのバルーンやプレゼントをくれてとても幸せな誕生日でした。

 11月11日は、第一次世界大戦の休戦協定が結ばれた日で、カナダを含むイギリス連邦の国々では第一次世界大戦以降の戦争で亡くなったすべての兵士の人たちを追悼し敬意を払うRemembrance Dayがあります。
 人々は胸にRemembrance Dayのシンボルである赤いポピーの花を付けます。赤いポピーは激戦地であったフランドル地方にたくさん咲いていたそうです。戦死した友人に捧げた詩の中に登場したことからシンボルになったそうです。そしてこの詩を書いたJohn McCraeさんはゲルフ出身で、住んでいた家が記念館になっていてマザーが連れて行ってくれました。

 12月になりジンジャーブレッドハウスのデコレーションをしたり、イルミネーションを見に行ったりしました。マザーの息子の家でパーティー、娘の彼氏の家族とパーティー、友達の家でパーティー、と12月はパーティーパーティーでした。何週間も前からツリーの下に大量のプレゼントがありとても楽しいシーズンでした。クリスマスイブは二つの教会に行き、クリスマスソングを聞きました。一つ目は歴史が浅い教会でクリスマスソングもアップテンポな感じでした。二つ目は夜に行き12時が過ぎクリスマスになってから終わりました。ロウソクに火を灯したり、一緒に音読をしたり讃美歌を歌ったりしました。初めての経験でとても新鮮でした。
*この報告は、阪南大学【実学志向型総合的キャリアシステムの構築】事業の2015年度キャリアゼミ支援事業「共に歩むための他者理解 (CHOゼミ)」活動の活動報告の一部です。