学生報告:松原市の小学生を対象とした体力測定に参加

小嶋 大輝(流通学部3年生)

 5月下旬に、大学が位置する松原市で開催された2つの行事にボランティアスタッフとして参加しました。まずは、5月22日(日)に松原市役所で開催された市民フェスティバルのわんぱく相撲を手伝い、その後、5月28日(土)に大学のすぐそばにある天美北小学校で開催されたスポーツ記録会に参加しました。

 このイベントにも約100名の小学生が集まりました。私は長座体前屈のブースを担当し、そこでもたくさんの子供たちと触れ合うことができました。種目のやり方の説明をしている時は、みんな真剣な眼差しでこちらを見てくれたのですごく嬉しかったです。さらに、測定する前には大きな声で名前と「お願いします」と言ってくれて、それにすごく感動しました。名前を言うことや挨拶は当たり前のことですが小学生の時はすごく恥ずかしいし、それに見知らぬ大学生がいたら余計に緊張すると思います。それなのに、みんなが大きな声で挨拶してくれたので、私たちも気持ちよく仕事をすることができました。測定後も「ありがとうございました」とお辞儀をしてくれたことも印象的でした。

 子供1人と接する時間は非常に短いですが、たくさんの子供たちと挨拶をかわしたことで、子供たちの性格のちょっとした違いに気づくことができ、1人1人合わせた接し方を学べました。中でも、最も嬉しかったのは小学生のご父兄に「子供好きなんやな」と言われて、「すごく好きです」と答えると「大学生でチャラチャラしてそうやのに感心したわ。接し方も上手やから先生になったら?」と言われたことです。こうやって、色々な人とコミュニケーションを取れることが現場で学べる1番重要なことだと思います。

 長座体前屈以外にもボール投げや50m走の測定を見学して、体が柔らかい子供やすごく硬い子供がいたり、まっすぐ走れない子供、ボールをうまく投げられない子供など、年齢が同じでも体力や運動能力が全く異なることがわかりました。授業やニュースなどを通して小学生の体力が低下していることは知っていましたが、実際に自分自身の目で見たことでより深くこの問題について理解できました。こういった子供たちに運動を楽しむ機会を提供することも私たちの役割の1つだと思います。

 このように、1週間で2つの地域イベントに参加しました。今回の経験を「ただ参加しただけ」で終わらせるのではなく、ここで得た情報をもとに今後の課題について考え、次の行動へとつなげることが最も重要だと考えています。今後も積極的に色々な行事に参加して、現場でしか見られないことや感じられないことを吸収して、自分がやりたい活動に繋げていきます。

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