2019年5月25日(土)に本学のグラウンドで、松原市内在住の3歳から6歳の子どもと保護者を対象(約250名)に「まつばら阪南“運動あそび”フェスティバル」を開催しました。
 今回は、自由あそびコーナーやトランポリン、リズムあそびなどの気軽に運動を楽しめるプログラムを6つ用意して、イベント開催中は自由に好きなプログラムに参加できるようにしました(一部例外あり)。イベントに参加した学生から当日の様子を報告してもらいます。

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井上 幸涼(流通学部4年生)

 私たちのチームは、株式会社ビタミンⅰファクトリーが販売する「へんしんバイク」の試乗コーナーを運営しました。へんしんバイクとは、足で地面を蹴って進むバランスバイクとしても使えて、それにペダルとチェーンをつけることで自転車としても乗れる子ども向けのスポーツ用品です。
 今回は大阪市長居にある自転車屋、Cycle Village Come-Onの松田さんの協力のもと、子どもにバランスバイクや補助輪なしの自転車の乗り方を指導しました。まず、三角コーンとバーを使ってグラウンドにコースを2つ作りました。まだ自転車に乗れない子どもは練習用コース、ある程度自転車に乗れる子どもは上達用コースに分けて、へんしんバイクを楽しみながら上手く自転車に乗れるようサポートしました。学生スタッフがマンツーマンで子どもたちと練習した効果もあって、60名以上の参加者のうち約2割が30分程度で自転車に乗れるようになりました。
 参加した子どもたちは、初めは怖がっていましたが、徐々に自転車に乗れるようになるとどんどん笑顔になっていたのがとても印象的でした。その笑顔を見て学生同士で「子供たちが笑顔になって良かった」とか「今回の活動に参加してとても良い経験なった」と話していました。これからも定期的に試乗会を開催して、補助輪なしの自転車に乗れるようになりたいと思っている子どもの手伝いをしていきたいです。

口脇 十海(流通学部3年生)

 私たちは自由あそびの担当で、ソフトバレーボールやチャンバラ棒、大玉などの様々な用具を用いて、子供たちが自由に運動あそびを楽しめるコーナーを運営しました。参加者の中には上手くボールを投げる事が出来ない子どもや、用具の使い方がわからない子どもがいたので、私たち自身が実践してお手本を見せることを心がけました。他にも、ストラックアウトでは、子どもの運動レベルに合わせて的の位置を変えるなどの工夫をしました。
 課題としては、水鉄砲などの用具が壊れたまま放置されていたり、使いたくても自分から言いだせない子どもがいたので、もっと全体を見て臨機応変に対応することが大事だと感じました。
 今回の活動を通して、自分の専門である野球に必要な動きを身につけるための運動あそびを考えて、もっと子どもたちに野球に興味を持ってもらいたいという思いがより一層強くなりました。

半田 萌里(流通学部3年生)

 私たちトランポリン部は、グラウンドにトランポリンを設置して体験会を実施しました。対象は主に子どもでしたが、中には、お子さんと一緒に跳んでくれた大人の方もいました。初めは怖がっていた子どもたちも跳び終わると笑顔であふれていたので、トランポリンの楽しさを伝えることができたと感じています。そういった笑顔を見ると、部員一同嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
 トランポリンを跳んでもらう前に準備体操としてマット運動をしてもらっていましたが、何度も跳びに来てくれた子どもの保護者から「2回目だからマット運動をしなくても…」と言われてしまったのが反省点です。他にも、「選手の演技が見たい」という声も多かったので、次回は簡単な種目を実演しようと思います。ただ、屋外だと眩しくてトランポリンを見失う可能性もあるので、その点は十分、気を付ける必要があります。
 トランポリンはオリンピック種目ではありますが、まだまだマイナーで認知度が低く、競技人口も少ないのが現状です。だからこそ、今回のイベントように親子で参加できる体験会を実施し、トランポリンの魅力を知ってもらいたいです。さらには、子どもや保護者だけではなく阪南大生たちにも知ってもらい、将来お子さんができたときにトランポリンに1度でも触れてもらえるよう、今後は学内でも宣伝に力を入れていこうと思います。

南 優翔(流通学部2年生)

 5月25日に、主に3歳から6歳の子ども対象として阪南大学で開催された「まつばら阪南“運動あそび”フェスティバル」に、ミズノ流忍者学校のサポートスタッフとして参加させて頂きました。まず、子どもたちが忍者になりきるための衣装を色塗りすることから始まりました。そして「走る」「跳ぶ」「投げる」など幼少期に必要な動作を取り入れ、ミズノが考えたストーリに沿って忍者になりきり体を動かすというプログラムを子供たちと一緒に楽しみながら行いました。
 子供たちは次から次に出てくるお題を元気いっぱいに立ち向かい、最後に認定書をもらうと満足気な表情を見せてくれました。イベント終了後も忍者言葉の「ござる」などを使い遊んでいる姿を見て、子供たちにとって思い出に残ったイベントになったのかなと感じました。
 私自身もこのようなイベントに参加したのは初めてで、実際に運営や進行をするのは予想以上に難しく大変でした。今後はこのような経験を活かし主体的にイベントの企画や運営に取り組んでいこうと思います。