2022年度キャリアゼミ活動を終えて

流通学部 西口 真也 教授

 2023年1月23日、阪南大学あべのハルカスキャンパスにて、藍染商品ブランド「Indigo Classic」を起業した西口ゼミ1期生小田大空代表にお越しいただき、今年度の西口ゼミ3年のキャリアゼミ活動の最終報告としてゼミ生からプレゼンテーションをさせていただきました。
 今回、小田代表からいただいたゼミ生たちへの課題は、藍染商品の付加価値アップというものでした。
それに対して西口ゼミ3年14名は3チームに分かれ、Indigo ClassicのZ世代向け新商品開発及びSNSプロモーション、海外進出、奈良駅周辺エリアのブランドショールームという3つのテーマで提案を行いました。今年度のキャリアゼミの提案先企業の代表は自分たちの先輩ということもあり、未来の自分の姿を想像しながら、自分たちもこんな風に活躍したいと思っているように見受けられました。
 また、小田代表から就職活動や社会に出てからのキャリア形成についての話も聞かせていただき、これから本格的に就職活動を迎える3年のゼミ生は大変刺激を受けているようでした。
 2022年度キャリアゼミ活動を終えての今後の課題としては、ビジネス上の効果とコストについてさらに学生の意識を高めていく指導を行っていこうと考えています。今回このような貴重な機会を与えていただきました「Indigo Classic」小田大空代表には心からお礼申し上げます。

今回の感想と提案に向けての意気込み

流通学部 西口ゼミ3年 矢野 颯人

 今回が初めての経営者の方への提案だったので、発表の本番はもっと緊張するかと思っていましたが、小田先輩の人柄からかそこまで緊張せず話すことができました。
 小田先輩からは藍染商品に付加価値をつけるというお題を出され、私たちのチームはそれに対して藍染をもっと多くの人に知ってもらい、藍染に対する理解、認知を広めることを目的とした藍染体験もできるブランドショールームの提案を行いました。提案して感じたことは、提案の際には様々な視点からの考えを持つ必要があるということです。私たちの提案はショールームに足を運んでもらった方への内容でしたが、足を運んでいただくまでの過程も考える必要があると感じました。私たちのプレゼンテーションに対して想像を超えてきたと言っていただき、長い時間をかけて取り組んだのでとても嬉しかったです。
 小田先輩が話されていた中で最も印象的だったのは、わくわくする仕事しかしないと仰っていたことです。私もいずれはわくわくするような仕事が出来るように就活を頑張りたいと感じました。

ゼミ集合写真

※撮影時のみ、マスクを外しています。

参加学生一覧

秦 海莉、石川 心、海野 琉果、倉矢 乙葉、佐野 笑美、澤田 弥矢、中永 絢香、福嶋 柚楽、坂井 弘樹、森 涼菜、矢野 達也、矢野 颯人、山中 明歩、加藤 夢姫

「Indigo Classic」代表の小田 大空様からのメッセージ

藍師/染師、西口ゼミ1期生

 阪南大学、西口ゼミ3回生の皆様。この度は素敵なプレゼンをしてくださり、本当にありがとうございました。昨年のワークショップからこの短い期間の中で藍染めについて詳しく調査し、またZ世代ならではの視点から新しい価値提案について、考察・思考の足跡を感じ、非常に感動しました。実際に取り入れたいと思える提案もあり、今後の事業成長の足掛かりにさせていただきます。
 皆さんが今回プレゼンした内容は机上の空論ではなく、リアルなビジネスの場でも検討出来るような内容になっていました。この成功体験を元に学生最後の年をより良い一年にしていただければなと思います。社会に出た後の皆様のご活躍をとても楽しみにしております。私も負けないように精一杯努力致します。